2008年01月13日

家守り・会社守り

今週の仕事始めは、挨拶まわりで始まり、挨拶回りで終わった。ほとんどがメンテや改修工事をさせていただいてる企業さんばかりだった。

その家のメンテを含め、維持管理し、その手助けをするのを「家守り」と呼ぶらしい。同じような事が、会社のメンテにもあって、それは 「会社守り」と呼ぶのかどうか知らないが、そういう、会社をゴソゴソと改修する仕事を長年やってきている。

中小企業がひしめく大阪では、家と会社は相関しながら動いているように見える。今話題の大阪府知事選なども「元気を取り戻す」 というのがテーマのようで、中小企業の事務所の改装や工場の機械の入れ替え等々、そういうゴソゴソとした改装工事が、 そのバロメーターのひとつだとすると、確かに元気がないか・・・・・。

「もう工場は廃業して、住居にリフォームしますわー」というのが、どれほど多いか・・・・。そういえば、以前に出演したテレビ、 ビフォーアフターの「220歳の家」も職住一体型で、鼻緒屋さんの仕事場と住居が一緒になっていた。昨年末にお邪魔すると、 ご主人がお亡くなりになり、高齢の職人さんも仕事が出来なくなって、仕事を止めておられた。ちょっと寂しかった。

鼻緒をトントンと叩く音と日常生活が同居し、その生活の中に少しばかり和める庭もあって、 そういう職住一体型で、少しばかり良質の家があれば・・・・と。そういう生活スタイルにもそれなりの良さがあるとおもえるのだ。 職住一体型でないと出来ないような「ものづくり」も、もう一度見直しても良いのかもしれない・・・・。

P110056320代の現場監督をしていた時から、 そのお宅のメンテナンス工事や所有しておられる賃貸マンションのメンテや改修工事をさせていただいているお得意さんのお宅に、 新年の挨拶にお伺いすると、ネズミの絵柄の羊羹が出てきた。

そうそう、今年はねずみ年なんだ。ネットで調べると「試行錯誤、葛藤などを経験しながら、成長をしていく年となる事がほとんどです。」 とあった。そんな年になる事を願って・・・・・。

 

投稿者 木村貴一 : 2008年01月13日 16:33 « 運命 | メイン | 量より質 »


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