2009年08月09日

ブログ上で、様々な事柄が絡み合う。

DSC00086(1)夏なのに、それに日曜日だというのに、梅雨のような雨。昨日は、汗を流しながらの地鎮祭があって、夏の気分だったのに・・・・・・・。やっぱり、夏は、夏らしく「暑い、暑い」と、言い合っている方が、良いようにおもう・・・・。

そうそう、先週、住宅設備メーカーのTさんの社員の方、3名が、東京と神奈川から、うちの会社にお見えになって、云うのには、お風呂と洗面所と便所が一体になったお便所に、抵抗感を持った人がまだまだ多く、なかなか普及しないのです・・・・・。

木村工務店|大阪府Tさんの一戸建て-玄関、LDK、洗面室、バス、トイレ、階段、洋室、車庫、外壁の施工実例|Goodリフォーム.jp の事例にある、お風呂と洗面所と便所がコンパクトで一体になった空間が、どういう経緯で、それに、とういう提案をされたから、現実に出来上がったのか、お話しを聞かせて頂きたいと・・・・・。

DSC09983設計を担当したK本くんと共に、Tさんの社員の方々と、会話を繰り返すのだが、さしたる提案をした記憶もなく、ただ、限られたスペースを有効に使うための、ひとつの選択であって、しっかりとした、成り行きとしてそうなった訳で、何よりも、施主のTさんが、便所と洗面所が一緒で、お風呂の中が見えていても、全然平気です・・・が、そう、させたのだと、おもう。

それで、そうしようと、決まると施主のTさんの「好き」を核として、コストパフォーマンスを重視しながら、出来上がった、ひとつの「バランス」が、これだった。在来工法のお風呂に、硝子張りの壁と扉では、コストがアップするので、1216のハーフユニットにタイル貼りの壁に、FIX窓。洗面所はタイル貼りの床に、ペンキ仕上げの壁、それに洗濯機を見えないように背面に隠して、部屋側に出っ張った洗濯機置き場は、タンス置き場として、壁の長さを調整する。と、一緒に対話を重ねながら、アイデアを出し合っているうちに、こんな、「部屋」に、成ってしまったのだ・・・というのが、正直なところかもしれない。

「数寄屋造り - Wikipedia」は敷居が高い話だけれど、関西で打ち合わせをしていて感じる事は、多くの人が、「自分好み」を家に反映して欲しいと、願っていて、対話を重ねながら、その「好み」を、「見える化」し、形と色と素材とコストに反映していくのは、なかなか、めんどくさくて、ゴールの見えない、難しい作業ではあるのだけれど、ある反面、楽しい作業でもあって、出来上がった時の独特の喜びもあり、建築的には、少々不格好なところがあっても、ライフスタイルを反映した、ちょっとした「好き家」で、充分かも・・・・・と、時としておもう。

 DSC09981そのTさんのお宅に、住宅器機メーカーのTさん3名と私と設計担当のK本くんとで、お伺いして、あれやこれや、お話しをお聴きする。「便所が部屋のようで、お風呂の戸も開けると、風がスーと、流れてきて、心地良いのです」っと。夏の暑い日に、狭い便所の中に閉じこもって、「暑い暑い」と言いながら、汗を流して、頑張っているよりは、確かに心地よさそう・・・。そんな訳で、どちらのTさんも、ありがとうございました。

「好み」を聞いている会話の中では、雑談も多く、脱線する事もしばしば・・・。施主のAさんの奥様が、以前、ウエディングコンサルタントの仕事をしていて、オーストラリアのゴールドコーストで、仕事をしていたと云う。

そうそう、私は、うちの奥方の妹さんの結婚式に、ゴールドコーストまで行って、あの教会で・・・、あのホテルで・・・、という話をすると、その時、勤めていた、その会社での挙式だった、担当は違うかったけれど、その時、ゴールドコーストに居たと云う・・・・・。その時、その会社をご利用頂き、有り難うございました。と、その時のお礼を言われると、確かに、「縁」というものの不思議を感じる。

そう言えば、昨日の地鎮祭では、施主は、設計のHさんの同級生であって、防災設備の会社を経営されていて、施主のご主人の両親がお見えになった。そのお父さんが、地鎮祭のテントに書いてある、うちの会社名を眺めながら、数十年前、何度も、一緒にお仕事をさせて頂いた、会社ですわ・・・。と言う。うちの会社が、マンションや工場を多く手がけていた頃の事だった。「縁」というものが、どこかに、巡り巡り、繫がっているのだろう・・・・。

ウエディングの話を、お聴きすると、確かに、面白い。一生に一度の挙式をコーディネートを担当する立場としてのプレッシャー。喜び。涙。新婦が新婦のお父様と一緒にバージンロードを歩く姿は、いつも、涙が出そうになると云う・・・・・。そうそう、リピーターとなって、もう一度、別の女性とゴールドコーストまで式を挙げにきた、男性もいたそうな・・・・・・・。

RIMG0288 そういえば、2週間ほど前に、社員のF川くんの結婚式があった。彼のお父様が、工務店を経営されているという事もあり、会社と会社という意味合いでは、複雑な部分もあったのかもしれないが、まぁ、そんな些細な事はさておいて、確かに、新婦が、お父様と一緒に手を取り合って歩く、その時の、お父様の姿と、その「顔」には、何とも言えないムードがあり、新郎に引き渡す、その時の、あの新婦の父の表情と、立居振舞には、涙がそそるものがあった・・・。

知りあいの建築家のMさんが、お見えになっていて、この式場が、建築家のT原さんが設計した事もあって、「建築談義」も交えながら、そんな話になると、「私も、娘二人やから、これは、この姿は、ちょっと、ダメやから、こういう、挙式は、よう、挙げられヘンなぁ・・・」と仰る。幸か不幸か、「私」の子供は男二人であって、確かに、あんな姿を見せられると、娘の親父の立場になると、複雑だろうなぁと、想像したり、ほっとしたり・・・・。

昨日の地鎮祭では、小さな娘さん二人が、カワイらしく玉串を奉納していた。そして、いつか、そういう日が、やってくるのかもしれない・・・と、施主のご主人の姿を想像しながら、唐突に、脳に入り乱れて、入ってくるのだった。昨日や、先々週の結婚式や、先週のTさんの事、などなどが、いま、ここのブログ上で、唐突に絡み合ったりして、・・・・・。

結婚式が終わり、暫くたって、F川くんが言うのには、結婚式の「前」は、大変で、イヤでしたけれど、式の当日だけは、もう一度やっても良いぐらい、良かったですわーと言う。いや、勿論、二度目も、同じ女性にして、下さいよ! と、思うものの、それだけ、ウェディングをコーディネートする人たちが、新郎新婦と対話を重ねながら、影で、努力をしていたのだろう。「自分好み」というものの、コーディネートの仕方を想像してみた・・・・・・。

PS
今週は、12日から16日までお盆休暇を頂戴致します。 では、良いお盆休暇を!!

投稿者 木村貴一 : 2009年08月09日 13:44 « ついている? | メイン | 無事を事とし »


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