2011年01月02日

継続

2011年なのだ。

赤倉温泉のスキー場のホテルの客室の机に向かって、このブログを書いている、私のいまとここ。それにしても、12月31日と1月1日は、あっという間に過ぎてしまうな。と、振り返ってみると、あらためておもう。

12月29日は、木村工務店の仕事納めで、社員と大工と手伝いさん総勢25名ほどで、大掃除をした。木村工務店の伝統のようなもので、若い時は、馬鹿馬鹿しい。と、おもった事もあったが、いまは、残しておきたい、「日本的方法」のひとつ。だとおもう。

IMG_1800午前7時30分頃から午後12時まで、皆で分担して掃除をする。こんなに、掃除に一生懸命になるのは、この時ぐらいだね。掃除の後は、3階にある会議室に集まって、納会。舟盛りのお寿司とか、唐揚げとか、コロッケとか、それにビールと日本酒、ちょっとだけワインも。いつも、誰かが、話題にまつりあげられて、酒のアテになり、ワイワイガヤガヤと盛り上がるのだけれど、今年の突っ込まれ役は、確か、トクちゃんだったけ。そうそう、入社2年目のM嬢は、一升瓶で、堂々と、お酒をつぎに廻るまでに、成長したのだった・・・・。

IMG_1803その29日の夕方から、矢部達也さん設計で、弊社で施工した、「コトバノイエ」が、大阪ガスのコンテストで、最優秀賞を受賞した、祝勝会と忘年会が、コトバノイエでおこなわれて、正式発表は2月らしいが、40名ほどが、出入りしながら、かなり盛り上がった。iphoneのカメラの記録によると、建築家のヤベさんが、施主のカトウさんから贈られた、お祝いのケーキを、廻りを取り囲でいる皆さんからの祝福のコトバを、全身全霊で浴びながら、まるで、子供の如く、勢いよく、その蝋燭の火を吹き消したのが、22時45分の出来事だった。

30日の午前0時をまわった深夜まで続いた、タカヤマ建築事務所House_Sその宴会の影響と、休みに入った、気楽さで、30日は午前9時頃まで、寝た。そんな時間まで寝るのは、年に1、2回ほどかね。だいたい、最近は5時30分頃に目が覚めて、それは、単に、老化現象なのだろう。

夕方の5時頃、タカヤマ建築事務所の高山さん設計、弊社施工で、今年のグットデザイン賞を受賞した、「House-s & no201」のカットハウスno201で、髪の毛をカットしてもらい、ついでに、一年間の穢れも一緒に切り落としてもらった。のかも。本年の最後から2番目のお客さんだった。

ScreenClip31日、朝から、ランニング納めをした。9月から始めて、今日までのランニング回数は15回、トータル距離は142km、トータルカロリーが10969caloriesだそうだ。年末の最後に、心身を祓う。そんな感覚のランニングだったのかもしれない。ルートは、いつものように、清原神社から暗峠街道を経由して大阪城へ、復路は、東成の商店街から布施の商店街、白夜行街道を抜けて、家に辿り着く、約10kmの道程だった。

31日の午前中は、ここ3年ほど、なぜか、住宅専門誌、新建ハウジングの住宅産業大予測を読む。年末のこの号は、毎年、出来映えが素晴らしく、年末の楽しみでもある。2011年度版も、なかなかの力作で、読み応えがあった。

お昼からは、なんだかんだ、家の用事で、バタバタしているうちに、時間はあっという間に過ぎ、気が付けば、夕方になり、年越し蕎麦を食べ、紅白歌合戦の後半を見て、ゆく年くる年で、新年を迎えるという、しごくオーソドックスな年末年始の過ごし方なのだ・・・と、こうやって振り返ってみると、そうおもう。

IMG_18111月1日は、毎年、朝から、家族で、「おとそ」をする。今年は、私たち家族4人と、父母の6人。祖母は入院している。「新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。」と、両親にしろ、奥方にしろ、子供にしろ、あらたまって、キッチリと礼節をする。というのは日本的方法なんだろう。大掃除と同じように、反抗的だった若い頃もあったが、いまは、その良さを理解できるようになった。

日本酒で、乾杯をして、お年玉を渡し、おせちを食べて、雑談で、暫し盛り上がり、その後、地元の清見原神社へ初詣。偶然、小、中学校の同級生の家族の初詣に出くわした。久しぶりの再会に、握手を交わしながら、家族写真の撮影をかってでる。「はい、撮しますよぉ、パチリ。」これが、本年最初の、撮影だった。

夕方頃、奥方の実家に行って、奥方の兄弟姉妹子供達14人で、鍋をする。子供達のお年玉の「集金と配付」も兼ねて、ここ数年続いている、お正月の行事でもある。そうそう、子供達がゲームで遊んでいる横で、BSテレビのイチロウと糸井重里の対談をチラチラと見たのだ。なかなか面白い対談で、対談の場所のデザインも面白かったな・・・・。

毎年、お正月の3日や4日や5日に、日帰りとか、1、2泊で、スキーに行くのだけれど、今年は、2日に行く事になった。2日に大阪にいないのも久しぶり。奥方によると、だいたい、旅館のキャンセルが発生し出すのは1週前で、その時をめがけて、めぼしい旅館に電話をして、キャンセルの状況を聞くのだと。その結果、とれたのが、赤倉観光ホテルで、2日からならOKで・・・。

という事で、今日、1月2日の朝の3時に起きて、車で、家を出た。北陸道から回ろうかとも思ったが、チェーン規制がひどかったので、中央道から行くことにしたら、朝の8時30頃には、ホテルに到着していた。そういえば、帰省で、東京から戻ってきた長男も行く事になって、半分以上の時間を運転してくれたので、楽ちん楽ちん。まぁ、こんな事が、長男とのコミュニケーションなのだ。とおもう。

高速道路のインターチェンジを降りてから、15分ほどで、スキー場のホテルに着くのって、昔と違って、赤倉って、意外と近いね。エエね。なんておもった。そういえば、初めて、スキーをしたのが中学2年の時で、夜行列車で、赤倉に行ったのが初体験だった。大学生の時に、友達3人で、夜行バスに揺られて、赤倉の春スキーに行ったのは、もう30年以上前のことで、それ以来の赤倉。

IMG_1832その赤倉は、朝から吹雪で、ホワイトアウト状態だったが、今、午後10時、雪は止んで、夜景が見える状態。なぜ、こんな所で、こんな日に、こんな時間に、こんなに足腰が悲鳴を上げている状況下で、こんな、ダラダラ書きのブログを書いているのか。ちょっと、馬鹿げているんじゃない・・・。とおもうのだけれど、まぁ、昨日の対談のイチロウには、遙かに及ばないものの、今年も、日曜日に書く「Voice of 木村工務店」は、「継続は力なり」として、続けていこうとおもう・・・・。

皆さん、あらためまして、「明けましておめでとうございます。」 本年も木村工務店共々、このブログも、ご愛顧下さいますよう、よろしくお願い致します。

投稿者 木村貴一 : 2011年01月02日 22:56 « 年頭所感 | メイン | 感謝 »


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