2012年06月03日

300年後の金環日食。

そうそう、金環日食があった5月21日月曜日の朝のこと。毎週月曜日の朝は、午前7時20分から3分間の朝礼をしていて、それは、いわゆるシャチョウ訓辞というものをカッコヨク語るわけでもなく、「静かに考える3分間」という名目のもと、3階の会議室において、社員全員で3分間の時間を静かに共有するだけであって、それが木村工務店の一週間の幕開けというわけだった。

DSC02136その朝礼が終わって、すぐが、大阪での金環日食がはじまる時間で、偶然とはいえ絶妙のタイミングで、急いで、ほぼ全員で、屋上に駆け上がる。社員全員で屋上に上がるなんてことは、もちろん初体験でもう2度となさそう・・・。大阪の生野区小路の3階の屋上から東を望むと生駒さんが見えて、その空で、金環日食がはじまることになっていて、それは、ほんの数分間のある種のお祭り騒ぎのような雰囲気で、社員間に漂う、何か今まで経験したことのない独特のムード。

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そういえば、お正月に、この屋上で何度か凧揚げをしたことがあって、「私」が小学生だった頃は、弟や妹と一緒にしたし、結婚して子供が生まれてからは、長男や次男と2度か3度、凧を揚げた。こんな場所なのだが、冬は、大阪湾から生駒山に向けて、西風が安定して吹く日時があって、たこ糸を200mほど繋げて、2時間も3時間もひたすら凧を揚げていた・・・・。この屋上にあがると、そのたこ糸から手に伝わる、風の力の感覚を思い出す。それは、ちょっと、どきどきするぐらい、心地良い感覚で、それと共に、ある種の怖さも手の感覚として残る・・・・。

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次の金環日食は300年後だそうだ。300年先、木村工務店は持続可能な工務店として存続しているのだろうか。この屋上で、木村工務店のまだ見ぬ後輩達が、300年後の金環日食を楽しむ。そんな姿を想像してみた・・・・・。

PS
ryoko

第56回目となる、社員と大工と手伝いと協力業者による研修旅行、ただしくは慰安旅行なのですが、本日の6月3日(日)と6月4日(月)の二日間、実施いたしますので、臨時休業とさせて頂きます。

投稿者 木村貴一 : 2012年06月03日 01:21 « おとなのだんたい旅 | メイン | 住宅風呂巡礼がもつシュールとアフォーダンス »


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