2013年12月08日

忘年会シーズンという季節。

忘年会シーズンという、考えてみれば、可笑しなシーズンで、一年のあれやこれやを食べて飲んでお互いにコミュニケエーションをし、この1年を喜び合ったり、失礼を許しあったりしながら、エエコトも悪いコトも忘れ去ってリセットし、またこれから新たな関係でいきましょうよぉ!みたいな飲み会が、忘年会だとおもうのだけれど、そんな会が、あちらこちらで催されて、そんなのが4週間ほど続くわけで、確かにひとつの「シーズン」だなぁ。

「私」の忘年会シーズンの皮切りは、11月29日金曜日の夜で、某大手家電メーカーの照明会社の協力業者の会で、うちは、その照明会社の工場や社屋の新築や改修や営繕の建築工事に携わっていて、その会社に納材する協力会社の会を私の祖父が、何人かのひとたちと一緒に立ち上げたそうで、それが40年近く続いていて、そこで親子3代にわたって、幹事を務めていて、ところが、東大阪から伊賀に工場が移転し、そんなこんなで、ほとんど、建築工事の仕事はなくなってしまったのだけれど、いまは、仕事よりも祖父や父の「縁」を引き継いでいるのが実情で、その協力業者の会の幹事会の忘年会が、8人ほどで、しゃぶしゃぶを食べながら、しっとりと忘年をした・・・。

その次の土曜日の夜は、木村工務店の協力会社の会の忘年会で、建築を造るものづくりのチームとして、精親会という名称で、チームの士気を鼓舞していて、うちの会社の3階会議室に30数社が集まって、定例のミーティングをし、木村工務店の今年の成果とこれからの方向性を「私」が1時間30分ほどのレクチャーをした後、布施の料亭で、会席料理を食べて、飲んで、あーだこーだとワイワイ言いながら賑やかに、忘年をした。精親会のメンバーには親戚のような親しみがあって、祖父と父の「継続」に感謝したい。

振り返れば、某照明会社の協力会は、下請け業者の立場での忘年会で、木村工務店の精親会は、元請け業者の立場の忘年会で、こういうのが連続すると、丁重になったり、偉そうになったりと、「私」の心模様の変化が面白いのだけれど、連続したお陰で、人間的心のバランスが取れて、丁度良かったのかもしれない・・・。

12月に入って、1日の日曜日は、丹波遠足で、これは忘年会ではなかったものの、懇親会的な雰囲気が大いにあって、12月にひとが集まってコミュニケーションをするという意味では、ある種、忘年会に近いノリがあったのかもしれない。__そうそう、その11月の終わりの週中半に、神奈川県丹沢の山小屋:堀山の主人が、リースを届けに、突然の訪問があって、これも毎年の年末の恒例行事で、一緒にJAZZを聞きながら、この1年の出来事を語りあって、あれやこれやと夜中まで話し込むわけで、「私」とその山小屋の主人の2人にとっては、忘年会のようなもの。その時に、わたしの弟家族分のリースを持参してくれていて、それで、丹波遠足の次の日の月曜日の夜に、弟の家に、そのリースを届けに行くと、焼酎をすすめられるままに、久しぶりに話し込んで、気付いたら夜中になっていた。この1年の兄弟どおしのちょっとした失礼を忘年する会だったのか・・・・。

今週の水曜日の夜には、生野区の納税協会の青年部会の忘年会があって、これも親父から引き継いだような形なのだけれど、青年部会といっても、ほとんどが40代50代の経営者ばかりで、そういえば、今年の夏に、納税協会の婦人部会で、セミナーを依頼されて、10年ほど前に出演したビフォーアフターのエピソードを話して欲しいということで、1時間ほど、その当時を思い返しながら語ったのだけれど、そんなコトもあって、今年の忘年会には出席して、生野区の中小企業の社長さんと、その時のセミナーの話やお互いの趣味の話と共に、この消費税アップ前の資材不足や人材不足の情報交換などをしながら、懇親を深めつつ、忘年した・・・。

昨日の土曜日には、小中学校の忘年会があって、秋にあった同窓会に、私は仕事で、参加出来ず、それで、数人で、同級生が経営している「げんこつ」という、有名な創作料理店で、うまいもんでも食べながら、会おうよ。というお誘いがあり、それが、その輪がどんどん拡大して、男女25人ほどの忘年会になってしまった。ちなみに、私の通った公立の小学校は4クラスで、そのまま中学校の4クラスに持ち上がり、9年間、転校生以外は同じメンバーだったので、なんとなく全員がファミリーのようなもので、親しみ深い。午後6時頃からお互いの近況を語り合いながらの忘年会が延々と続き、何となくお互いに、失礼になっていた友人と、語り合う機会も巡ってきたりして、お互いの忘年ができたことが嬉しかったりした。それでも、流石に、私は、今日のワークショップがあるのを言い訳にして、またの再会を楽しみにしながら、深夜2時前に退散した・・・・。

それで、本日は料理ワークショップ&忘年会があって、その詳細は「まちのえんがわ」ブログに譲るとして、もともとは10月や11月に予定していた料理ワークショップが、こちらの都合で、なんだかんだと12月になってしまい、どうせ飲み食いをするのなら、いっそ、「まちのえんがわ」の忘年会を兼ねて、ワークショップをしようよ。というコトになった。流石に、忘年会気分になってしまうと、料理のレシピや料理方法などなど、大まじめな料理を造るための資料やパワーポイント作成が、エエ加減になってしまって、大いに反省をしているのだけれど、それでも、会場のセッティングには、それなりの拘りを持って、一夜限りの、キッチンスタジアムのようなセットを作った。

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↑ 歌う、料理ワークショップの講師、岩男さん。
← バーテンとなるシャチョウ。

そうそう、その昔、久米さんと黒柳さんがやっていたザ・ベストテンというテレビ番組で、私の興味は、歌手の歌より、どんな舞台装置が登場するのかが一番の楽しみだった。ワークショップごとに、それぞれの内容に相応しい、環境と舞台を造り、用意するのが、「私」の立場なのだとおもうのだけれど、「予算と時間」というハードルは高く、実現が厳しい局面に多々出くわすのだが、それでも、来年の「まちのえんがわ」ワークショップは、「材料とのコミュニケーション」と「人とのコミュニケーション」をテーマにして、それに相応しい環境と舞台を用意出来ればとおもう・・・

そんなこんなで、「忘年会シーズン」前半の2週間が、こんな感じで過ぎ、後半の2週間は、3つほどの予定はあるのだけれど、さてさて、どんな「シーズン」になるのやら・・・。

投稿者 木村貴一 : 2013年12月08日 23:00 « 心和む。 | メイン | 繋ぐ »


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