2015年11月08日

Fun to home

今週の金曜日、野池さんが主催する1985省エネミーティングが長野市であり、個人で設計事務所をしているウエノくんとナカノくんの3人で車に乗って向かい、中央道で長野県に入ると、ま、なんと、山々が紅葉で美しいことか…。

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中央道沿いのほとんどの山々が、赤や黄色やオレンジ色が混ざり合って、それを観ている私の「眼」が、鮮やかな色を観て、喜んでいるような感じがして、雲ひとつない青空と相まって、楽しいドライブで、ちょっと、野郎3人のドライブでは、もったいないと思えたほど、女子と分かち合いたい美しさだった。それにしても、杉や檜などの針葉樹の植林された山々がほとんどなく、広葉樹の雑木林ばかりだからこんなに美しいのだろう…。

DSC06445女性の長野県副知事がプレゼンテーションする、建物の省エネに関する長野県の取り組みが、とっても興味深く、長野県では、冬の死亡率が高くて、お風呂などで、ヒートショック亡くなる人が多いらしい。それで、家を高断熱高気密化することによって、家の中の温度むらを少なくし、ヒートショックの予防に役立て、暖房費の省エネにも貢献しようと、省エネ「設計」をする事を義務化しているそうで、省エネな工事をするかどうかは、金銭的問題を中心に、さまざまな都合やメンタリティーが関与するので、まずは、関心をもってもらうために、省エネ設計を義務化しているのだという…。

そういえば、道中の車の中で、例えば、プリウスに300万円をかけて、ガソリンの省エネに貢献して、Fun to Draive を楽しむのも確かに悪くないが、日本人の気持ちを再びドライブに誘うのではなく、省エネな家に300万円を費やして、室内の温度むらが少なく、省エネで快適な my home で暮らす、Fun to home に誘うのが、原子力問題を含めた、21世紀的有り様でないのかと…、5時間半に及ぶ道中で、話題が途切れる事なく、あーだこーだうだうだと、ドライブよりホームだぁ…と語り合いながらも、紅葉の中を快適に走り抜ける Fun to Draive を楽しんでいる、かなり矛盾したオトコ3人の車中だった。

投稿者 木村貴一 : 2015年11月08日 23:59 « モーダルコーダルなイス | メイン | シエアーホーム »


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