セミナーと懇親会

2017年11月20日

2017年11月19日日曜日
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「まちのえんがわ」で、不定期に催していた「縁側ミーティング」が、19日は「生野の日」という「生野区持続可能なまちづくり支援事業」のひとつの企画に乗っかる形で、毎月19日に「生野区空き家カフェ」として、定期的な空き家ミーティングを繰り返し催すようになって、そうこうしているうちに1年が経過し、様々な職業の参加者が集まるミーティングになってきて、それで、その都度その特徴的な参加者の方々に、ちょっとしたプレゼンやセミナーをやってもらうことにすると、それが、なかなか、ためになる内容で、是非、多くの人にシエアーしたい.....とおもうようになった。

丁度、この11月19日は、日曜日だったので、少し、大きいイベントとして、その代表的な人に講演をしてもらう『空き家管理・活用セミナー 』として、生野区役所主催で開催し、その後は木村工務店主催で、懇親会を開こうという企画になって、今日の冬の訪れを予感させる寒い日曜日に開催された。ちなみに、「まちのえんがわ」が「生野区持続可能なまちづくり支援事業」として認定されていて、補助金などは全くないが、行政と民間の私たちが、まちづくりを一緒に、考え、企画していこうという取り組みで、そのひとつの成果のような形で、『空き家管理・活用セミナー 』になった。

『空き家管理・活用セミナー 』
〜これだけは知って欲しい空き家のこと〜

1.「空き家の利活用事例紹介と解説」
講師:田中 晃代氏
(近畿大学総合社会学部 総合社会学科環境・まちづくり系選考 准教授)

2.「相続・遺言・遺産分割について」
講師:大西 弘喜氏
(NPO法人 FPファーム代表理事)

休憩

3.「空き家活用プロジェクトについて」
講師:空き家活用プロジェクトメンバー

4.「空き家の相談、引き取り支援について」
講師:米田 淳氏
(大阪府不動産コンサルティング協会 会長)

5.「融資制度について」
講師:山田 卓司氏
(日本政策金融公庫 大阪南支店国民生活事業 融資第二課長)

懇親会


「資源」としての空き家が、どのように活用されているのか、1.「空き家の利活用事例紹介と解説」として、近大の田中先生のレクチャーがあり、その事例紹介とともに、「空き家カフェ」の取り組みの紹介もあって、貸し手と借り手をマッチングするために、空き家に関わるさまざまな職種のプロフェッショナルな人たちが、一同に介してミーティングをすることで、「誰かに住んで欲しいのではなく、あなたに住んで欲しい」という関係性を生み出すのが、「空き家カフェ」の取り組みだという、印象的なコトバがあった。

空き家の貸し手と借り手がマッチングし、「住む」という状況に至るまでには、さまざまなハードルがあり、そのひとつに、相続の問題が、空き家を発生させ、貸す事ができない事態に陥っている空き家がよくある事例で、2.「相続・遺言・遺産分割について」として、NPO法人 FPファーム代表理事の大西さんによるレクチャーがあり、相続問題を取り組むためのきっかけを分かりやすく解説して頂いた。「相続に詳しい税理士さんが、意外に少ないのですよ」という話に、「へぇー、そうなのかぁー」という空気感が会場を満たしていたのが印象的だった。

空き家を「建築的」に解決することは、プランやデザインや建築手法を含めて、最も大事な課題のひとつで、この空き家プロジェクトを通じて、借地の空き家を、その家だけを買い取り、リノベーションし、まちのえんがわ橋爪事務所として住んでいる、橋爪邸の事例紹介があった。3.「空き家活用プロジェクトについて」というテーマのもと、空き家活用プロジェクトメンバーの、不動産業のアステルホームの洪さんと、設計のイトウチハル設計工房のイトウさんと、工務店のいたや木材の大塚さんと、私が、解説を担当したが、今回は、建築的な問題解決以上に、その建築に至るまでのプロセスが、大事なテーマだったとおもう。

4.「空き家の相談、引き取り支援について」として、大阪府不動産コンサルティング協会会長の米田さんによるレクチャーでは、空き家相談は、「物」の相談ではなく、「人と物」の相談。空き家とは、活かすも壊すも人次第。なんていうのが、印象的で、空き家相談 三つのkanjyo(かんじょう)として、「感情=心、気持ち、意欲」「勘定=お金、資金力損得」「環状=地縁、血縁、人的環境」というのが面白かったが、この「空き家カフェ」プロジェクトでは、地縁と人的環境を支援しながら、生活し始めてからのコミュニティーの継続を支援するところに、ちょっとした面白さがあるのかもしれない。

5日本政策金融公庫 大阪南支店国民生活事業 融資第二課長.山田さんによる「融資制度について」では、まちづくりの問題に取り組む市町村で、空き家の貸し手側の賃貸業としての融資制度や、空き家に住んで、起業をしようと考えているひとの借り手側の事業資金としての融資制度など。確かに、最終的には、借り手貸し手とも、お金の問題が解決されないと、空き家問題の解決は、現実化されないわけで、あらためて、公共的なまちづくりの取り組みと、それに参加しようとする貸し手と借り手と、金融面での公的な融資サポーターとの繋がりの大切さを実感した。

生野区長や副区長の挨拶などもあって、セミナーが終わり、懇親会では、トークイベントを催す予定だったが、参加者の方々が、飲んだり食べたりしながら、あちらこちらで、さまざまなコミュニケーションが誘発されて、舞台の一カ所から発せられる一方的なトークイベントより、この懇親会の、いまの賑やかなコミュニケーションの状況そのものが、トークイベント的に感じられて、トークイベントは中止し、このコミュニケーションの状況を中断せず継続することにした。

「集い繋がり広がる」という感覚からすると、懇親会と、その懇親会場でのコミュニケーションの活性状況が、「繋がりと広がる」の間に潜む、目に見えない大きなギャップを埋める役目を担ってくれるのではないのか。とおもえたセミナーと懇親会だった。

投稿者:木村貴一

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紅葉的。

2017年11月13日

2017年11月12日日曜日
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ようやく紅葉の季節がやってきたような、そんな気分になれた日曜日。うちの庭の木々も一斉に紅葉し、落ち葉掃除に追われる日々。2週間続けて中止になった、写真家多田ユウコさんによる日光写真ワークショップが、秋晴れの日光の元で、3度目の正直開催となって、参加者も12人にもなり、和気藹々で、ものづくり感に満ちた、素敵なワークショップになった。

液を調合し、用紙に塗って、印画紙を作製する作業から始まって、被写体としての素材づくりに移行すると、まず、うちの庭に行って、落ち葉を集めて、デザインを考え、印画紙の上に置き、日光の紫外線によって感光させることで、独特の青の日光写真が出来上がった。この「青」が、レトロ感があってエエ感じを演出しているのだろう。そうえいば、父でもある先代の社長は、青焼きコピー機で、図面を焼く時の、その青焼きの青が好きで、ある年の年賀状から、その「青焼き風の青」を使った、年賀状にすることになり、私もその青を引き継いで、毎年のデザインを考えている。

自分が撮った写真や、描いた絵を、Jpg化し、パソコン上で白黒反転して、それを印刷したあと、液を調合して塗ったトートバッグに直接感光させると、なかなか雰囲気のあるトートバッグになる。うちの長男の奥さんも、このワークショップに参加したが、子供の写真を青く感光させた親馬鹿的トートバッグが出来て、それを見て、私は、孫馬鹿的に、エエ感じやな。と褒め合う「構図」があった。是非、来年開催の折には、多くのママさんやパパさんたちが、我が子の日光写真入りトートバッグを造って、自分で持ち歩いたり、ジイジイとバァバァにプレゼントし、孫入りトートバッグを持ち歩く、おじいちゃんおばあちゃん.....。なんて姿を想ってみたりした、予想外に楽しい、日光写真ワークショップだった。

今日の日曜日は、住宅相談会とのダブルブッキングになったが、午後1時からの30代Aさんは、くずは方面で土地を探し、新築を計画予定で、うちの設計のタナカくんと日住サービスのナリタさんとのダブル対応での相談会になって、中古住宅のリフォームも提案し、土地探しが始まる事になった。午後3時からの30代Bさんは、Aさんと同じ方面で、男山団地付近での中古住宅探しで、以前にお越し頂いていたので、今回は、具体的な物件に対する、リフォームのたたき台案を提示しながら、予算のコトや、耐震の問題など、あれやこれやと、コミュニケーションが続いた。

土曜日にも、中古住宅の購入に関して、相談に来られた30代のお客さんがいて、ここ最近、ようやく、そういう、不動産的案件が、活性化されてきたのかな?とおもうようになったが、この一年を振り返ると、多くの30代家族が、住宅取得に関して「躊躇」していた一年であったようにおもう。

政治が首相の学校問題等でゴタゴタし、北朝鮮のミサイル発射など、イヤな気分になる昨今。年金が支給されるのかどうかも曖昧。将来的希望が持てない。憲法改正問題もあり、戦争に巻き込まれる世の中に再びなるのかもしれない。という不安感も入り交じっているのだろう。いまのこのご時世、家に、大きなお金を使って、予算をかけて良いだろうか.....。という、将来に対する妙な不安感が、30代家族に、住宅取得を「躊躇」させていたのではないのか。と感じる一年だった。

紅葉のように、冬が近づくと、赤く黄色く熟して、葉を落とし、冬をじっと過ごして、また春に、芽吹いて、新しい葉を付ける。こんな妙な不安感と躊躇も、紅葉のように色付いて落ち、新しい芽吹きに取って代わる、そんな循環の、ある曲面なのだろうか.....。

投稿者:木村貴一

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コラボレーションと共有体験

2017年11月06日

2017年11月5日日曜日
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コラボレーションというコトバとか、コラボとか、そんなコトバを使うと、必ずエエモノが出来そうな、そんな妙な錯覚に陥ってしまいそうになる、このご時世だが、そのコラボレーションというコトバの魔力を信じて、生野区に工房を構える、ランドセルの生田工房さんとコラボした「まちのえんがわ」ワークショップが、今日の日曜日に開催された。

生野ものづくり百景」に「まちのえんがわ」が、少々関わっていたこともあって、そこに掲載されている生田工房さんと縁が生まれて、ランドセル製作の工房の設計と施工をさせて頂いたのが、3年前のコト。その縁が引き続いて、今年の夏前から、スタッフの方々とのコミュニケーションのなかで、「ランドセルを置くための台」を造るコトが出来ないですかね.....。なんていう話が持ち上がっていた。小さな箱の上にランドセルを置く。その箱にキャスターでも付ける。そんなのがスタッフの方々のイメージの出発点だった。

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4月に建築家林敬一さんによるスツール製作のワークショップがあり、生田工房さんの要望されたランドセル置きが、ワークショップでの林敬一さんの、そのスツールのデザインに、影響を受けて、こんなランドセル置きのデザインに変化していった.....。ちなみに、6年前に林敬一さん設計で、木村工務店で施工した、「京都しるく」という店舗が、京都デザイン賞を受賞したらしく、こんなメールがハヤシさんからきた。

京都デザイン賞という賞があるのですが、京都しるくが京都商工会議所会頭賞を受賞しました。主催は公益社団法人京都デザイン協会というところで、わりと公的な賞です。賞は建築だけでなくて、ファッションやクラフトなどデザイン全般を対象にしています。

京都デザイン賞 website ↓
http://kyoto-design.net/award.html

表彰式・作品講評会
11/12(日)16:00-17:40
京都府庁旧本館1階旧議場(京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町)


交流会
11/12(日)18:30-21:00(受付 18:00~)
京都平安ホテル(京都市上京区烏丸上長者町上ル)


作品展
11/11(土)-12(日)10:00-17:00 入場無料
京都府庁旧本館2階正庁(京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町)


時として、建築家のデザインが、いろいろな人に刺激を与えて、ものづくりを触発させる時があって、まさしく、今回はそんな例で、もともとのハヤシさんのデザインのクォリティが高いが故に、そんな化学反応が起きたのだろう。

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↑ 林敬一さんのスツール

↓今回のランドセルワークショップは、製作時間と製作し易さを優先して、こんなデザインに落ち着いた。
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↑ 革細工が付けられることになった。

午前中に生田工房さんで、取っ手とポケットの革細工を製作した親子15組の方々が、お昼から木村工務店の加工場にお見えになって、ランドセルスツールを製作することになったのだけれど、今回は、生田工房さんで、ランドセルを予約した人だけに、ワークショップの案内が為されて、なんでも80組近い応募があり、抽選で15組になったそうで、この生田工房さんのランドセル人気に驚いたが、なによりもの驚きは、モノとしてのランドセルスツールのデザインの問題より、小学校入学前のお子さん達が、お母さんやお父さんやバアバアと一緒に、一生懸命ものづくりをする姿があって、それに応えて、ほとんど、経験したことがない、合板にビスを揉む作業を、慣れない手つきで、子供のためにと、頑張るご両親の姿で。

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さまざまなワークショップを経験してきたなかで、確かに、コラボという関係性を持たないと、現実化されないモノがあるのを経験できたのは、貴重な体験だったが、なによりもの体験は、小学校入学というひとつの節目を迎える子供さんのために、一生懸命頑張るご両親の姿を通じて、親子の記憶に残る、共有体験を持てたことが、最大のコトに思えてくるわけで、わざわざ神奈川県から新幹線に乗って、母と息子さんが2人で、大阪でもマイナーな下町の生野区にある、生田工房さんと木村工務店の加工場で、ものづくりを体験し、完成したそのランドセルスツールを、カートに梱包し、ゾロゾロ引きながら、嬉しそうに帰路に向かう、その親子の後ろ姿を見ると、尚一層、共有体験というものの大切さに感慨深くなってくるわけで。ワークショップに参加した親子の皆さんのお陰で、生田工房さんのスタッフの方々や、木村工務店のスタッフまでもが、記憶に残るようなワークショップを体験できたことに、感謝したいとおもう。

投稿者:木村貴一

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雨降りだから北斎展

2017年10月30日

2017年10月29日日曜日
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台風が、二週間続けて、日曜日にやってきて、先週の日曜日の開催を延期した写真家多田ユウコさんによる日光写真ワークショップが、今日の日曜日に開催する予定だったのに、またも延期になってしまったという、まるで、神様より、雨女の称号を与えられたのではないのかとおもうほどの、不運な巡り合わせの日曜日だった。リベンジ開催として、11月12日の日曜日を開催日に決定し、木村工務店の住宅相談会の日と重なるのだけれど、なによりも、「日光」あっての「日光写真」ワークショップとして、秋晴れの太陽のもとで開催されることを、心底、祈りたい気分になった、雨の日曜日の夕刻だった。

そんなこんなで、「雨降りだから」シリーズが、この日曜日も続くことになり、リフォームした寝室にあるウォークインクローゼットの衣替えと整理整頓と断捨離を「雨・だ・か・ら」やるように!という、奥方からのマンツーマンによる強制的指導が発令され、流石に二週も雨が連続すると、素直に「はい」というコトバが出てくるカワイらしい「私」も存在し、ズボンを履いたり、シャツを来たり、背広を着たりして、「はい!これは捨てるねぇ!」「まだ、置いててもエエのとちゃう」「なに、男らしないこと言うてんのぉ、捨てるよぉ!」「はい、わかりました」と、台風が私の精神に与える影響は絶大で、どんどん断捨離され、淘汰されていき、奥方の、「あ〜っ、スッキリした!」という、締めのコトバを頂戴して、ようやく解放されることに至ったという、台風の日曜日の昼下がりだった。

大阪市内では、夕方前に雨が止んできて、それで、私なりに、衣類の断捨離に頑張ったコトをわざとらしくアピールしながら、アベノハルカスの北斎展でも如何ですか!と丁重にお誘いしてみると、スッキリして機嫌良さげな奥方の姿を目撃し、気分転換も兼ねて、北斎展に行ってみることになったが、この悪天候にも関わらず、予想以上に沢山の人出で、チケットを買うのに20分ほど並んだ。

最近は、美術館で、音声案内がある時は、ちょっとお金がもったいないような気がするのだけれど、なるべく、音声案内を付けて、美術鑑賞をすることにしていて、お盆に訪れたベルリンのバウハウス資料館では、日本語の音声案内があって、その内容がとっても良く出来ていて、バウハウスのコト、デザインのコトを、あらためて学ぶ機会となって、とっても印象に残る美術鑑賞の時間を過ごした。そんなわけで、北斎展での音声案内を聴きながら、ベルリンのバウハウスでの想い出がフラッシュバックした。

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沢山の人が、列をなしながら途切れる事なく、北斎を鑑賞していて、なぜ、これだけ、北斎人気なのか、不思議に思えてきたが、音声案内を聴きながら、その北斎画の前で、対峙して、ゆっくり鑑賞する、ゆったりとした状況では、全くなかったので、多くの鑑賞者越しの人と人との隙間越しに見える北斎の作品を音声案内と共に楽しむコトになって、有名な神奈川沖浪裏では、もっとも人が渋滞していて、人と人の肩越しの隙間に垣間見る、独特の青と襲いかかるような大きな白波の、その波越しの、そのまだ遠くに見える、静かに人を見守るかのような富士山に、多くの鑑賞者と共に、見守られながら、音声案内に、なるほど、そうなのか.....なんて頷いたりしている「私」が、北斎美術を鑑賞をしているという構図だった。

ちなみに、2009年2010年のゴールデンウィークには、富嶽三十六景の描かれた場所に旅をするという家族旅行を楽しんだ経験があり、ちょっとした親しみを北斎に感じるのだけれど、音声案内で、「漫画」は、「気の向くままに描く」という意味の言葉で、北斎漫画の戯画風の描画によって「漫画」というコトバが広まっていった。という説明があり、そんなのが、北斎の人気のバックボーンになっているのだなぁ.....と考えてみたりした。

大阪弁で会話する若いカップルが、「それにしても、え・らい、おじーちゃんやな」と女性が呟く光景があって、この「えらい」は、「凄い」とか「えげつなく凄い」という意味で。絵画の横には、描いたときの年齢が書かれた札があり、60歳代、70歳代、80歳代、90歳代と、歳を重ねてからの描画が凄く。おそらく、多くの鑑賞者が、歳をいってから、極めていくコトや、頑張って生きていけるコトが、いっぱいあるのやなぁ.....私も歳いっても、まだまだ頑張らなあかんなぁ.....。という刺激をうけたのだとおもう。

そうそう、北斎が、孫の放蕩ぶりに、手を焼いていたという、音声案内があり、孫を持つ身になてみると、いったい、どんな孫やたんやろ。見てみたいわ!という、電車の中での奥方のコトバが、北斎おじいちゃんの妙な親しみの残像となって残った、台風の雨降りだからの北斎展だった。

投稿者 木村貴一 23:53分

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「雨降りだからミステリーでも勉強しよう」的

2017年10月22日

2017年10月22日日曜日
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雨が降り続く日々。こんな雨の10月って、今まであったのだろうか。昨日の土曜日は、社員リクリエーションの日で、ゴルフ組と釣り組と観光組に別れて、それぞれ楽しむコトになっていたが、生憎の雨。私は、6組のゴルフコンペに参加したが、スタートホールから最終ホールまで、雨合羽を着続けてゴルフをしたのは初体験。それも後半は、かなりの雨だった。グリーンでは、時折、ボールがシュルシュル水飛沫を上げながら転がって、カップのかなり手前でストップする状況で、前の組でスタートしていた別のコンペの人達は、午前中で中止したようだったが、私たちは、そのまま続行し、雨は雨なりのゴルフを楽しんだ。それはそれなりに、土砂降りの雨が、とっても印象に残るゴルフコンペとなった。

そうそう、一緒にラウンドしたメンバーが、防水工事の協立工業の辻家社長瓦工事の瓦虎工業の渡辺常務電気工事のMK電気の加谷社長で、昼食時の会話では、防水工事も瓦工事も雨が降ると出来ない工事なので、この半月間、全く現場で作業が出来ず、こんな年、今までありませんわ!と嘆く。職人さんも、雨が続くので、することないので、この時を利用して、「雨降りだから倉庫の片付けでも」やってもらいましたが、雨が続くので、何日も片付けになって、お陰様で、倉庫が綺麗になりましたわ!と苦笑する。うちの現場の外構工事も、まったく進捗しない現場があって、ここまで雨が連続すると、ケンチク工事はタイヘン困る。

今日の日曜日は、建築女性カメラマン多田ユウコさんによる日光写真のワークショップがあり、夜には、ステンドグラスワークショップを開催してくれている、田中共子さんの結婚祝賀も兼ねたBARを開催予定だったが、流石に、大型台風接近という状況で。土曜日の午前中は、雨のゴルフの真っ最中という、ま、どちらかといえば、もう諦めと開き直りをさせる気分のじゃやじゃぶりの雨で、雨を避けるため、カートの中で座る時間が増え、そのお陰で、カートで、何回もスマホを操作し、フェースブックのメッセンジャー上で、タダユウコさんとまちのえんがわのアオキさんと相談とやり取りを繰り返しながら中止を決定した。便利な世の中になったといえば、便利になったし、集中力のない、落ち着きのない世の中になったといえば、確かにそうで。メッセージ送って、ショットし、またメッセージを送り返して、ショットするコトを繰り返していると、集中力の無いショットと、時には力みの抜けたナイスショットが、頻繁に繰り返されて、こんなゴルフでエエのかどうか。木村工務店主催で、雨降りだから、許されているのだろうね。

ワークショップが中止となった雨の日曜日の朝。自転車に乗るには最高の季節だが連続する雨が阻む。「雨降りだから朝のスーパー銭湯にでも行こう」というのが、うちの夫婦の、あるあるで、その気分に、乗っかるように、長男夫婦家族が、一緒に行くことになった。雨で、ガラガラと思いきや、いつもは、日曜日の朝のお風呂にはいない、子供さんが、そこそこいて、「雨降りだから」気分で、スーパー銭湯に訪れたひとが多かったのだろう。

「雨降りだから普段より音量を大きくしてJAZZでも聴こう」という気分も、ワタクシ的あるあるで。1時間ほど聴いているうちに、玄関のインターホーンが鳴った。自転車メーカーのウィリエールのキタムラくんだった。「雨降りだから自転車のメンテナンスでもしよう!」とやって来て、一緒に自転車ショップに出向いたが、ガラガラだと思いきや、同じ気分のひとが、そこそこいたのには、驚いた。晴れなら自転車に乗るが、雨ならメンテナンス。なるほど、確かにそうで、いままで、そんな気分になったことはないが、「雨降り」の新しい選択肢が増えた雨の日曜日になった。

「雨降りだから選挙にでも行こう」という気分があるのかないのか。スーパー銭湯のあとに、そのまま、長男家族と一緒に選挙に出かけた。ワタクシ的には、雨のお陰様で、孫と一緒にお風呂に入り、孫と一緒に選挙に行って。妙に、嬉しい気分で、投票用紙を手に取ったが、さて、誰と、どの党に、投票するのかと、鉛筆を持った時、良いバランスの、良い緊張関係のある、良い国会になって欲しい。という気分になっている私を発見した。いま、このブログを書く、真っ最中に、台風の激しい雨風の音と、選挙の当落速報がバンバン流れていて、いつになく、雨の、印象に残る、衆議院選挙2017の日曜日になった。

投稿者 木村貴一 23:53分

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秋雨。

2017年10月16日

2017年10月15日日曜日
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しとしと小雨降る日曜日の朝。ぽたぽた落ちる雨音聴いて。葉っぱの滴眺めて。珈琲飲んで。雨の静かな日曜日の朝も悪くない。同級生が副社長と専務を務める、株式会社せいき、キタバ薬局の60周年の式典に招かれて、朝から難波のスイスホテルに出向く。ここ5年ほど、富田林や狭山にある、サービス付き介護住宅やメディカルセンターや薬局の基本設計と現場監理だけを依頼されていて、工務店なので、本来的には、施工するのががメインなのだけれど、高校時代の同級生の依頼ということもあって、富田林にあるミトハウジングさんが実施設計と施工を担当し、弊社木村工務店が、計画と基本設計と現場監理を担当するという、ちょっと変則的な組み合わせで仕事をしている。

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専務を務める高校時代の同級生のイコマくんが、勤めだした30年前は、社員5人だったドラッグストアーが、今は、調剤や介護までトータルなサービスを提供する社員400人の会社に成長し、60周年を迎えたという。とってもエエ雰囲気の祝賀会だったが、うちは、創業数年後から、社員15人ほどの、ほぼ同じぐらいの規模のまま、今年、80周年を迎えたわけで。「過去は過去、未来に向けて、今頑張ります」と語る、87歳になる元気なキタバ会長のオーラに触れながら、会社規模のコト、社員のコト、経営理念のコト、などなど。木村工務店の、「いまとこれから」を考えさせられた、昼の祝賀会だった。

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先週、まちのえんがわワークショップの打ち合わせに、建築家のイシイリョウヘイさんがお見えになって、あれやこれやとお話をする。先月、建築家仲間で、コルビュジエを見るフランス旅行をしたそうで、その新鮮な印象のあるうちに、ドミノハウスへのオマージュということになるのかどうか、「ドミノワゴン01」という、ランバーコアーによる、ワゴン製作のワークショップを開催するコトになった。

ちなみに、ドミノシステムというのは、コルビジェが提唱した、鉄筋コンクリート造の床(水平スラブ)を支える柱、そして上下階を結ぶ階段という最小限の要素で構成された部材によって、住宅を大量生産するために考案されたシステムのこと。
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串カツを食べながら、リョウヘイさんが、お父さんでもある建築家のイシイオサムさんのコトに関して、「土」というキーワードを話題にだして、それは、左官屋さんの素材として使う「土」という感覚より、「大地」の、「土地」の、「土」という感覚で。「緑」ではなく「土」なのだとい話題だったが、それが、とっても面白く、「土」のコトを、改めて考えさせられる夜となった。

そうそう、その時、なぜか、今月号の新建築に掲載されていた、「空間には外部と内部の差は存在しない」「空間が人間に喜びを与える」という、槇文彦さんのカッコエエ、コトバを想い出し。同じく今月号のモダンリビングに掲載されていた、「外観は精神に、内部は感覚に。建築はそれぞれ人間の別の面に働きかける」という、ほぉー、なるほど.....と、五感を呼び覚まされる、藤森照信さんのコトバを想い出した。

まちのえんがわワークショップも、今年も残り、2ヶ月半ほどになり、木村工務店の建築写真を撮影してくれている、建築カメラマンの多田ユウコさんによる、日光写真のワークショップが10月22日にある。11月5日は、ランドセルを製作している生田工房さんとのコラボレーションによる、ランドセルを掛けるランドセルスツールを製作するワークショップがあり、11月19日には、生野の日空き家プロジェクトの、ちょっと大きいめのイベント事があって、11月26日は、毎年恒例の建築家のヤベさんによるケンチクイスのワークショップがあり、12月10日も毎年開催している田中共子さんによるステンドグラスワークショップ。12月17日は、これまた恒例のあそび菜さんによるピザのワークショップがあって、今年が終わる。来年になると1月にお餅つきがあるので、建築家イシイリョウヘイさんによるドミノワゴンとレクチャーは、来年の2月開催予定となってしまった。

梅雨のように降り続く秋雨。10月15日16日は、地元、清見原神社のお祭りだが、雨だな。年末に向かっている、微妙な気配が、なんとなく押し寄せてきて、来年の予定も、ちらほら入りだした。会社のコトを考えさせられた祝賀会。建築のコトを考えさせられた縁側噺。そんなこんなで、じょじょに秋が深まっていくのだなぁ.....。

投稿者 木村貴一 23:59分

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ベルリン混浴サウナ

2017年10月08日

2017年10月8日日曜日
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連休初日の朝。
土曜日の夜に、自転車のアルテグラのリヤーギヤーを11-34に変えてみた。「子供ギヤー」と呼ばれる14-28を使っていて、だいたい11など使って、早く走ることなど、ほとんどなく、自転車を新調した1年前、ウィリエールのキタムラくんの勧めもあり、14-28を使うことになったが、年齢を考慮すると、それはそれで、満足するギヤーだった。が、人間というものは、「欲」が、勃発してくるわけで、登りでは、やっぱりもうひとつ軽いギヤーの32ぐらいは欲しくなり、それに、下りでは、14は辛く、11や12があればエエのにと、それとなく、欲してくるのだった。

自転車の雑誌で、14-28と11-32を組み合わせて14-32にする記事があり、いかにも、「おっさんギアー」的で、私に合いそうだなぁ。とおもっていたが、先日、安曇野で一緒にライドした、やまめの学校のタカギさんは、スラムの34を使っていて、アウターで34を使って、クルクル回しながら、緩い登りを軽快にライドしていた。何度かコーチングしてもらいながら、回すコツを伝授してくれたが、そうそう、面白かったのは、手の指の使い方で、武道を参考にして、指の握りと、足の回転と呼吸の説明が、とっても面白かった。格好つけずに、大きいギヤーを使ったら良いのですよ。と勧めてくれていた。

34を使いそうな、劇坂をアタックするつもりもないので、11と34は、私には必要なさそうで、14-28と11-32を組み合わせて14-32にする方に魅力を感じていたが、キタムラくんやタカギさんの勧めに引っ張られて、11-34を試してみることになった。それで、今朝、早速、十三峠で、試乗をしてみることにしたが、なぜか、ショップではうまく入っていたギヤーが、入りにくい状態で、カシャカシャカシャカシャ騒がしい状態になっていた。それに登り始めると34には入らず30と27と25で登ることになり、ギヤーを変えたからといって、早く登れるはずがないことを、ひしひしと実感しながら、峠の駐車場に到着した。そんなこんなで、なんとなく、そのまま乗り続ける気分でもなく、ギヤーを調整するために、家に戻ったのは、午前8時すぎだった。

で。連休初日の朝だし、自転車に乗る気分が、そがれたこともあり、久しぶりに、夫婦で、スーパー銭湯の朝風呂に行くことにした。内風呂に入り、天然温泉の露天風呂に入り、サウナに入り、水風呂に入っている時に、ベルリンで入った混浴サウナの事を想い出した。

ベルリン在住のユウトが、ベルリンの vabali spa という混浴サウナが、とっても雰囲気が良く、頻繁に利用しているし、こんなのが、日本にもあれば、エエのに.....。という強い勧めもあって、日本人の50代30代20代男性4人が、ドイツの混浴サウナに紛れ込んでいるという、妙な絵面だったかもしれないが、貴重な体験として、またチャンスがあれば、訪れてみたい気分が、残像を伴いながら、旅の良き想い出として残った、ベルリンの混浴サウナだった。

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アジアンテイストな雰囲気のサウナだったが、日本のスーパー銭湯に、いろいろなタイプの、入浴できる温泉が、内風呂や露天風呂として造ってあるように、ベルリンの vabali spa は、いろいろな雰囲気のサウナが、何カ所もあり、中庭のプールを囲うように配置されていて、小屋風呂的サウナや2階の展望風呂的サウナなどなど、様々な嗜好で、何カ所もあった。リゾート的に寛げるベンチベットがあちらこちらにあり、暖炉のあるリラックスルームもあって、食事の出来るレストランは、プールサイドの屋外も含めて、リゾート感とリラックス感が充満していた。

サウナの中では、男女全員が、フルオープン状態で、なので、プールもフルオープン状態だが、プールサイドやリラックスルーム、食事では、白いガウンを着用して、皆が寛いでた。イヤラシい雰囲気は全く感じられず、ヌーディスト村的ヒッピー感も皆無だった。「私」は、すぐに馴染んだが、20歳の次男タカヒロは、どんな印象をもったのだろうか。最初はドキドキしたらしいが、暫くすると、どーってことなくなった。とは語っていたが.....。

サウナのロウリュウタイムを隣り合わせの男女が、フルオープン状態で、ギュウギュウ詰めになりながら、一大イベント的に、皆で一緒に楽しみ、何も身に付けていない開放感を味わいながらプールで泳ぎ、白いガウンを着て、プールサイドで、寛ぎ、ビールを飲み、オーガニックな食事を食べて、静かで、寛いだ、とっても良い時間を過ごした。男女混浴風呂が、フツウに存在する日本では、こんなベルリン混浴サウナのような、リラックス感のある施設は、受け入れられるのだろうか。建築的にも、日本で造ってみたい気分にさせられた、サウナと混浴の体験だった。

投稿者 木村貴一 23:05分

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授業。

2017年10月02日

2017年10月1日日曜日
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関西大学の木造設計製図という授業があり、それを手伝うようになって、9年ほどになる。ここ数年は、後期の前期という2ヶ月半ほどの短い期間だが、週一回の授業があり、その3回生の履修する生徒に対して、最初の授業で、建築家で構造家のシモヤマさんによる、構造的な考え方をレクチャーする授業がある。それが、うちの社員にも聞かせてあげたいような、面白い内容で、日常の生活のなかにある構造的センスを養うための「構造的な見立て」を教えてくれるレクチャーで、そのレクチャーが今週の火曜日にあった。

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以前にも、現場ブログにお書いたこともあるが、缶のスコアーといわれる、丸い部分が、左右非対称になっていて、もし左右対称なら、プルタブを引き上げた時に、左右均等に力が入って、スコアーといわれる、丸い部分の蓋が、そのまま缶の中に落ちてしまう。それを、左に対して右の円弧を大きくすることで、プルタブを引き上げた時に、左から順次に力がかかり、円に沿って右に力が移動していくので、丸い部分の右端にスコアーといわれる蓋がくっついて残ったままになり、蓋の落下をふせぐ。なんていう、日常にあるモノに、構造的な考え方が潜んでいることを学ぶ。

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ピザの食べ方では、左は構造的なセンスがある食べ方で、右は構造的センスがない食べ方だという解説があって、構造的な視点だけの問題で、どの食べ方が良いとか悪いとかではなく.....、という断りもありながらの解説だったが、紙の端を手で持って、そのまま人に渡そうとすると、ペラッと下に垂れ下がって、渡せないが、少し湾曲させることで、構造的に強度が出て、垂れ下がりが少なくなり、手渡し出来たりするわけで、ピザも、食べるときに、左の写真のように無意識的に湾曲させて食べていたりするのも、ペラッと下に垂れ下がらないようにするための知恵だったりする。

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折板屋根なんていうのは、金属の薄い板を、折り曲げるコトで、強度が増し、長いスパン、垂れるコトなく、施工できる、金属屋根のコトで、ピザを折り曲げて食べる、構造的な考えと基本的には同じだという、なるほどなぁっ.....という説明。

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シャープペンの芯を仕舞う時に、左の写真のように真っ直ぐ立てて、慎重に仕舞うのが通常で、右の写真のように仕舞おうとすると、いくら慎重にしても、すぐに芯が折れてしまう訳で、シャープペンの芯は細いので、長さが長くなると、すぐに、「座屈」といわれる現象を起こす。真上から小さな力で、ゆっくりと力がかかると、大丈夫だが、右の写真のように斜めから力がかかると、小さな力でも、あっという間に折れる。私の解釈だが、大地震の時に1階の柱が座屈したりするのは、地震力の横からの力で、1階の柱が傾いて、その時に、2階の重い加重が上からのし掛かると、右のシャープペンのような状態になって、ポキッと折れたりする。そんな現象をイメージしながら授業を聴いた。

日常の中で、なんとなく、無意識的に、構造的な感覚に、触れていたりするのを、シモヤマさんの、こんなシャープペンのレクチャーで、喚起されたりし、そんなネタが、まだまだ、あれやこれやとあって、学生と一緒に、真剣に聞き込んだ、レクチャーだった。それにしても、構造がほんとに好きなひとが語った話を聴いた、その数日は、日常に潜む構造好きになっているのだけれど、数日したら、忘れてるね....。自分のコトを、日常的に、想起するって、いつまでたっても、ムツカシイもんだなぁ。

そういえば、関西大学の木造設計製図で、最初の年に教えた男子生徒が、設計事務所に勤め、その後、独立し、木造住宅を自ら設計した建築を、木村工務店で施工することになって、この9月に上棟式があった。そのうえ、施主の奥さんは、同じく、最初の年に教えた、女生徒で、設計事務所に勤めたが、結婚し、専業主婦として子供も授かった。設計が教え子の男子生徒。施主が教え子の女生徒。その施工。とっても嬉しい、上棟式だった。thanks!

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投稿者 木村貴一 23:59分

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台風と成り行き任せ

2017年09月25日

2017年9月24日日曜日
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先週の日曜日の朝、日本列島に台風が接近するという、その情報が、日本列島中を駆け巡り、丁度その日曜日と月曜日の連休を利用して、以前から、長野県安曇野に、自転車を乗りに行こうと、ウィリエールのキタムラくんに、誘われていた。それも私たち夫婦との3人で、行こう!という計画だったが、折しも、一週間前から、台風接近の予報が、ガンガン報道されているので、キャンセルするのか、決行するのか、計画を練ってくれているキタムラくんは、やきもきしながら、時折、メッセージを送ってきて、私たちの意向を聞いてくれていた。

台風情報は、誠に有り難い情報で、特に、工務店を生業とする私たちにとっては、現場の足場養生を、台風接近に合わせて、業界で、「台風養生」という、シートを足場に巻き付けて、風の勢いを逃がす方法をとるのが、一般的で、そんな意味では、その台風が、直撃するかしないかに関わらず、現場がある地域に影響を受ける可能性の報道がなされると、有無を言わず、台風養生をするのが、当たり前のコトなのだろう。

ところが、プライベートな旅となると、これが、微妙で。宿泊予定の旅館では、1週間前からキャンセルフィーが、発生しますよと、云われていて、台風接近という事情があるのなら、別の日程に変更して頂いてもよろしいですよ。という、親切な提案もあったが、生憎、お互いの予定が合う日が全くなかった。なので、選択肢は、台風接近で、自転車も乗ることが出来ないので、キャンセルフィーを支払うか、台風などお構いなしに、決行する!と決断するのか、どちらかに迫られていた。わをかけて、テレビは、連休中のレジャーは控えて下さい。とまで、警告している状況だったので、世の中全体が、中止等の控え目なムードが充満していた。

「成り行き任せ」というのが、旅を楽しむ、ひとつのスタイルとしてあるわけで、キャンセルフィーがおもいのほか、高額だったので、それが、もったいない、と思えてくると、可能な選択肢は、十二分に安全に配慮して、台風は台風なりに、雨は雨なりに、その状況を楽しみながら、旅をすることしかなく、また、そんな経験は、いままでに、何度もあったので、そんなに躊躇することもなく、成り行き任せと状況判断という旅として、予定通りの時間、午前5時に、家を出発することに決定したのは、前日の夕方の出来事だった。

台風接近の日曜日の朝5時の大阪は、ほんのちょっとした、いわゆるパラッとした雨が降っているか、降っていないかの曇天の空模様で、台風の風も穏やかだった。そんな状況だったので、フツウに、車をドライブすることになったのだけれど、事前の台風情報というのが、人間の心理に与える影響は絶大で、名神も東名も中央道もガラガラで、それゆえに、皮肉なことに、とっても快適なドライブとなっているのが、不思議な気分でもあった。

流石に、安曇野に到着すると、しっかりと雨が降っていた。もちろん、自転車に乗ろうとする気分など、まったくなく、なので、安曇野インター手前の、サービスエリアで休憩をしながら、スマホを見て、計画を考え、わさび農園に見学に行こう!と提案した。黒澤明の夢という映画があり、世間的な評価は、芳しくないのかもしれないが、「私」は、好きな映画のひとつで、以前より、そのラストシーンに出てくる、清らかな川と、水車と、山々と、緑豊かな日本的な景色の、その場所に、機会があれば、訪れてみたかったので、丁度良い、「ご縁」となった。

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しっかりと雨が降っていて、傘をささないといけない状況なのに、開園すぐにも関わらず、おもいのほか、観光客が沢山いるのには、それなりに驚いたが、多くのひとが、傘をさしてまで、見学している姿と、その勢いに、素直に便乗することにし、私たちも、傘をさして、園内を見学し、お土産として、わさびの入った、さまざまな食べ物をゲットするコトになった。

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それでも、まだ、午前11時前で、お昼までには、まだ、時間があり、雨は止みそうになかったので、ちひろ美術館に行くことを、成り行き的提案としてみた。内藤廣設計で、建築として、一度は、行ったみたい美術館だった。岩崎ちひろのコトは、ほとんど知識がなかったが、皆の、この雨だし、そうしよう!という、成り行き的共感のもと、小雨のなか、訪問してみると、想像以上に、沢山の人で、賑わっていた。そんな賑わいによって、気分も盛り上がったのだろう、建築も庭も展示も見学者の寛いでいる雰囲気も、どれもがエエ感じに見えた美術館だった。孫イッケイの絵本をゲットし、キタムラくんが、事前に計画してくれていた、坂本屋さんという古民家を改修した鰻屋さんで、食事をすることになった。こんな状況下では、雨のエエ美術館と、雨の美味しい食事と、エエお土産というのが、気分を盛り上げてくれる、大切な要素なんだろうな.....。

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鰻で満腹になった昼下がり、キタムラくんが、マウンテンバイクのプロとして、アメリカで、転戦していた時の知り合いだという、カイジョウさんが、代表をつとめる、クロマグジャパンの、蔵を改修したショールームが、安曇野インター近くにオープンしたばかりだということで、訪問することになった。これも、雨のお陰なんだろう。マウンテンバイクのコトは、全く無知で、初めて、クロマグというカナダの自転車メーカーとその製品を知ることになったが、製品もカッコ良かったが、なによりも、サドルやフレームの展示の仕方が、カッコ良く、珈琲を頂きつつ、カイジョウさんを含めて、皆で、あれやこれえやと、コミュニケーションをし、超太いタイヤのマウンテンバイクにも、試乗させてもらえて、なんか、エエもん、見たなぁ.....。なんて気分になった。

時間つぶしだったのか、成り行きだったのか、それはともかく、雨故の安曇野になり、なんだかんだで、午後4時になっていた。なごみ野というお宿に到着し、早速、温泉に入って、湯上がり気分で、ロビーを通過すると、キタムラくんの、アメリカ転戦時代の、友人だという、現在もプロライダーの、やまめの学校のタカギさんが、キタムラくんを尋ねて、宿まできてくれていて、四方山話をしている、真っ最中だった。なんでも、台風で、スクールの予定が中止になって、明日も、時間が空いているらしく、明日が、天気なら、安曇野の裏道を案内しながら、うちの奥方のために、スクールをしますよ!という、コトだった。

翌日は、台風一過の秋晴れになり、前日の夕食が、とっても美味しく、まったく、期待していなかっただけに、とっても、特した気分の、朝になった。安曇野の、収穫前の稲穂が揺れる秋晴れの景色と、地元の裏道案内と、ロードバイクの乗り方スクール付きという、予定外の幸運に恵まれた奥方は、坂道では、プロライダー2人に、交互に背中を押してもらうという、オマケまで頂戴しながら、一年ぶりのライドにも関わらず、なんとか60kmを走破した。成り行き任せの連休が、さまざまな印象をもたらす旅となり、妙に記憶に残る台風となってしまった、なんだか不思議な連休になった.....。

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投稿者 木村貴一 23:59分

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高野山と。

2017年09月17日

2017年9月17日日曜日
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台風が接近し、週末の連休の予定が、ガタガタしている、日曜日。

今週、京都で、ご夫婦で設計事務所をしている、アルファヴィルのヤマモトさんから連絡があり.....。

一昨日、きのくに建築賞の第二次公開審査が行われまして
おかげさまで最優秀県知事賞をいただくことができました。
この賞は「きのくに」らしさがテーマでしたが
木造の繊細な骨組みが実現されている上で
宿泊客の方、オーナーの高井さんに現在も大変大事にされており
高野山という秘境を世界に紹介する一助となったことを
評価頂けたようです。
また会場に来られた方の一般投票部門でも一位の
「きのくに県民賞」をいただくことができ、ダブルの受賞となりました。
施工者の方宛ての表彰状を預かっておりますので
おって郵送で送らせていただきます。

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それが、先日、録画をしていた、「ブラタモリ」を視ると、高野山の特集で、高野山は空海が造ったテーマパークである。というお題が面白く、なるほどなぁ〜、そうか、テーマパークなのかっ。とおもいながら、視た。確か、小学校5年生だったとおもうが、林間学校があり、それが高野山で、宿坊に泊まった想い出と共に、その時に、肌で感じた、独特の空気感のようなものが、体の記憶に残っていて。大学生になると、ある時、曼荼羅の絵図を見て、密教や空海を知るようになって、再び、あの小学生の時に宿坊に宿泊して感じた高野山の空気感を想い出したりしたものだ。

結婚をし、長男が生まれ、まだ、次男が誕生するまでの、ある日、うちの奥方と子供連れのドライブで、高野山に行き、奥の院などを散策し、和歌山方面に向かって、湯ノ峰温泉に入って、あ〜エエ湯だなぁ〜。という旅の想い出もあるが、その時は、空海のコトも、あの時感じた高野山の空気感のコトも、すっかり忘れて、ドライブと散策と温泉を楽しむ家族旅行の通過点となっていた。

それが、何年か前に、次男と奥方と3人で、室戸にある、星野リゾートのウトコ オーベルジュ&スパに宿泊することになり、その時、部屋に置いてあった、空海の本と、その近くの、御厨人窟に訪れて、暫くぶりに、空海に遭遇した気分になった。ホテルの部屋から、ソファーにゴロッとして、海の景色と空の景色を眺めながら、本やウィキペディアに書いてある.....

室戸岬の御厨人窟で修行をしているとき、口に明星(虚空蔵菩薩の化身)が飛び込んできたと記されている。このとき空海は悟りを開いたといわれ、当時の御厨人窟は海岸線が今よりも上にあり、洞窟の中で空海が目にしていたのはだけであったため、空海と名乗ったと伝わっている。

なるほど、「空」と「海」か.....空海か.....。と、なんとなく、その心情を垣間見た気分になれたのが、新鮮な記憶として、残っていて、ブラタモリを見ながら、ウトコの宿泊施設と御厨人窟を想い出し、空と海のコトを、再び想い出させてくれた。

高野山ゲストハウス kokuu」を、大阪市内に拠点を持つ木村工務店が、高野山で施工することが出来たのは、施主のタカイさんのご厚意で、ご実家のお寺の宿泊施設をお借り出来たことや、当時、うちに在籍していた、和歌山県出身の現場監督のツジモトくんの、頑張りと才能によるところが、大きかったが、大工のセンさんも、遠いところにも関わらず、嫌がらずに仕事をしてくれたのも、大いに助けられた。もちろん、木村工務店の精親会の協力会社の方々が、大阪から、わざわざ足を運んでくれたお陰であって、竣工して5年ほど経つが、あらためて、この場をかりて、皆さんに感謝したいとおもう。

そういえば、大阪からロードバイクで、高野山のゲストハウスまで、泊まりに行く。という計画は、暫く、忘れていたが、これを機会に、いつか実現したいものだなぁ.....。

投稿者 木村貴一 0:15分

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良い時間をワークショップする

2017年09月10日

2017年9月10日日曜日
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タイルワークショップがある、ちょっと暑い、日曜日。

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ワークショップを続けて、6年目になるが、杉板のトレイに、タイルを貼るワークショップは、最近のワークショップでは、もっとも人気があるワークショップで、その20名ほどの参加申し込み者の全員が、女性で、もちろん、家族連れで参加されるので、ご主人と一緒の方も二組ほどいらっしゃったが、ものづくり大好き女子の、穏やかで、でも集中力のあるムードが、加工場に充満し、この雰囲気の中に、一緒に居るのが、楽しく感じる、そんなワークショップだった。

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最近のワークショップの特徴のひとつに、孫さんを連れて、一緒に、ものづくりをされる、「ちゃーちゃん」の姿があり、「私」も孫を持つ身分になってみると、その気持ち、わかる、わかるわ〜的、共感度があり、それに、ものづくりをしながら、孫さんとコミュニケーションする姿が、とってもエエ感じで、そのうえ、女性参加者の多くが、隣の参加者と、手を動かしながら、ちょっとした会話を、穏やかにする姿が、あちらこちらにあって、なんとなく、むかしむかしの映画で、共同の水場で、洗濯物をしながら会話をする母達の姿であるとか、皆で、協働作業をしながら、会話をかわす、笑顔の女性達の姿など、そんなのが、映像として、脳裏をかすめていき、そういう、ものを、造る、その時間が、楽しく感じるコトに、その時出来上がった「もの」以上の価値を、ワークショップのひと時に、見いだせたりできるのが、ワークショップの最大の魅力なのかもしれない。

そんなふうに、考えたりするのは、コペンハーゲン郊外の、ルイジアナ美術館での、4時間ほどの印象が、「私」の一部に深く刻まれて、残っていて、それは、素敵な美術作品が見られる素敵な美術館という、印象ではなく、美術作品を見て、その時間を楽しく感じて、良いひと時を過ごした、そんな「私」を実感できる、そんな美術館の建築であったことが、印象深く刻まれた原因なのだとおもう。

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それは、とってもエエ感じのミュージアムカフェで、美術館に訪れた多くのひとが、足を止め、海を眺められる景色を見ながら休憩し、オーガニックな食事をし、珈琲を飲み、ビールを飲み、談笑する姿を、皆で共有する雰囲気があって、そのミュージアムカフェの印象度が、美術館で良い時間を過ごした、印象深さへの、貢献度を、かなり大きくしているのだけれど、勿論、美術作品を、集中を途切れさせず、飽きさせず、魅せる、建築空間と、その移動空間の建築的作法が魅力的でもあったが、美術館の建築に、建築家的ヒロイズムが少なかったのが、美術館で過ごす心地良さに、繋がっていたのかも知れない。

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「良い時間を過ごす」コトの大切さを感じたり、良い時間を過ごすための建築空間としての在り方を考えさせられた、ルイジアナ美術館でのひと時であり、ワークショップを楽しむ女性の姿によって、ワークショップの在り方を、考えさせられた、日曜日のタイルワークショップでもあった。

投稿者 木村貴一 23:42分

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テラスハウス と 編集

2017年09月03日

2017年9月3日日曜日
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風に、秋の気配を感じる日曜日。

住宅相談会のある日曜日で、午前中のAさんご夫妻は、生野区で新築予定だが、大手ハウスメーカーと弊社で、迷っておられて、平面計画は、うちのプランが基本になっているものの、でも、奥さんは、ハウスメーカーの外観デザインが好きだそうで、それで、うちの計画案の外観を、ハウスメーカに似せたデザインにするために、あらためて、最近のハウスメーカーのデザインを勉強し、外観をリメイクして、提案した。

午後からのBさんご家族は、住吉区でリフォーム予定で、4軒長屋の真ん中の1軒に住んでおられたが、最近、隣の家を購入し、それで、その2軒をリフォームして住みたいというご相談。1歳ちょっとのお子さんと犬と猫がいる住まいで、いまの住まいの、古い床のフローリングの上に、自分たちで、コーナンで買ったツーバイフォー材を釘打ちして貼って、住んでいるという。そういうDIY好きなひとが増えているのは、確かで、そういう方々と家づくりを考えるのは、それはそれで、とっても楽しい打ち合わせでもある。

午後からのCさんは、茨木市で、現在お母さまが住む、コンクリート造3階建ての一戸建て住宅に、ご夫妻で引っ越してきて、2世帯住宅として、住もうとする計画で、木の家を設計と施工が出来る工務店をお探しとのコト。よく考えて練られた手書きの、平面計画を持参されて、ご自宅をグーグルのストリートビューで見ながら、打ち合わせを始めてみると、あれやこれやと気付く事があって、それで、その場で、修正液とペンを使って、設計のタナカくんと一緒に、そのお客さんの平面計画を「編集作業」し、キッチンの位置関係とか、収納の寸法とか、開口部とかの、微調整を繰り返しつつ、お客さんの意見を聞きながら、即興で、プランを作成した。そんな「セッション」のような打ち合わせが楽しかったりする。

ところで、ここ最近、夜の時間に、Netflixのドラマを見ていて、お恥ずかしながら、テラスハウスのハワイ編を見始めると、それはそれで、年甲斐もなく、面白いとおもう「私」がいて、スポンサーがなく、視聴率がないのが、製作者や出演者に、良い環境を与えているのだろうか.....?。筋書きがないドラマを、視聴してもらえるドラマとして成立させるために、「ものづくり」する人たちは、さまざまなコトを考えているのだろうね。

まず、良い環境を提供するコトの大切さがあるのだろう。海とダイヤモンドヘッドが眺められる場所の選定が重要なのだろうし、なによりも、この家は、このドラマのために、少々のリフォームは、しているのだろう.....?。居心地の良いダイニングとキッチンがあり、リビングやプレールームやお洒落な2段ベットの男女寝室、それにプールまであって、それとエエ車。そんな、さまざまな、「居心地の良い場所」が、ドラマを産む土壌になるのだろうな.....。

リングに放り込まれた格闘家のごとく、もしくは、JAZZのセッションのごとく、選び抜かれたメンバーが、アドリブで、ドラマを生み出してるのを視ていると、製作者は、その人選と、その組み合わせに、あれやこれや、悩みながら、決定するのだろうし、なによりも、好意をもって視られるドラマとして、成立させるために、映像の撮り方とともに、ストーリー性を持たせる、編集作業が、何よりも大切なんだろうなぁ....と考えてみたりして。今となっては、むかしむかし、マイルスが、イン・ア・サイレントウエイで、アドリブのセッションを繰り返し、それを、プロデューサーのテオマセロが、音を繋ぎ合わせて、編集し、レコードアルバムとして発表した、当時としては画期的な、レコード製作の話を、おもいだしたりした。

観客のようでもあり、解説者のようでもある、芸能人のトークが、このドラマの中に組み込まれているのが、感じ方や考え方の、共感や反感を助長させて、面白く、音楽のライブ版の観客の声援のようなものだろうし、かつて、出演した、ビフォーアフターの製作現場や、その撮影過程から、編集作業を経て、出来上がった映像と、その映像を視て観客のごとくトークする所さんがいて、それらが、ひとつになって、番組として成立していたことを想いだし、その恋愛版のごとき、製作手法なのかと、おもいながら、そんな「ものづくり」の立ち位置としても、楽しんだ。

建築の計画も、機能性やデザイン性や居心地などなどを、パッションと共感と違和感を、アドリブとして、コミュニケートしながら、その場で、その編集作業をアドリブとして、繰り返し、計画していく時代なのかもしれず.....。なんてことを、きっと、この微妙に、秋を感じる風が、脳に刺激をあたえて、考えさせたのかも。

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コペンハーゲンで観た、公園の地下にある、かつての貯水池を、建築家の三分一さんが、インスターレションした場所があって、それが、素晴らしく。すでに、価値を失った、デンマークのモノに、日本的な建築手法を駆使して、あらたな価値を与え、表現された、闇と光が、とっても美しく、少し誇らしく感じた時間であり、価値を失った古いモノに、さまざまな編集作業を通じて、新しい価値を与えるコトの大切さと、その時代性を感じた時間でもあった。

投稿者 木村貴一 :23:26

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ソーメン と ラーメン

2017年08月28日

2017年8月27日日曜日
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ワークショップとして、流しソーメンを催す日曜日で、ここ5年ほど、毎年やっているので、何〜となく、今年もか.....的マンネリ感もあったが、いざ、始まって、ソーメンを、竹で流して、食べ始めると、やっぱり不思議に上手いし、楽しい。何でなんだろうかね.....。ソーメンが、ばらけて、さらさらになって、流れることで、ソーメン一本一本の味が引き立ってくるのだろうかね。やる前より、やって良かった、食べて良かったともうのが、流しソーメンだったりする。


ソーメンを食べながら、ベルリンで食べたラーメンをなんとなく想い出した。ベルリンの3日目の夜の食事をどうしようかということになった。メンバーは、長男タカノリと次男タカヒロとベルリン在住ユウト。この二日間、ドイツ料理を食べたが、ソーセージの印象だけが強く、それ以外で、取り立てて、記憶に残るほどの料理を想い出せないし、そういえば、オオサカで、ドイツ料理の店をチョイスした経験がないほど、ドイツ人は、案外料理に、無頓着なのかもしれない。やっぱり、ビールが上手かったなぁ。が、ドイツでの食事の第一印象なんだろう。そんな理由もあって、ユウトが、イタリアンでもフレンチでもなく、ラーメン屋さんに、案内してくれた。

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お店が点在する道を散策しながら歩いて、右折れした、左角に小さな公園があり、その公園の前の右角のビルの1階に、ラーメン屋さんがあって、行列が出来ていたのには、少々、驚いた。日本でも、私は、ラーメンを並んで、食べたことが、あまりないが、30分は並ぶ気配だったので、一瞬、別の店の選択肢も考えたが、ドイツ料理のイメージが脳裏をよぎり、満場一致で、ラーメン。と決定し、並ぶコトになった。日本人な雰囲気のひとも数名いたが、西洋人ばかりが並んでいた。ほんとうに、ヨーロッパでも、ラーメンが、人気なのだと、実感する瞬間だったが、その時、タカノリの携帯に電話がかかり、それは、タカノリの奥さんからで、第二子が、産気づいて、大急ぎで、うちの奥方に送ってもらって、病院に向かう!!!という、一報だった。

IMG_487415分ほど店の外で並び、15分ほど店の中で並んで、中の席に通された。カウンターがあり、日本人の男性2名がカウンターの中で、日本語で、会話しながら、ラーメンを茹で、日本人の女性スタッフ2名が、テキパキと、そのコトバに反応しながら、給仕していた。日本のラーメン屋さんそのもので、奥に4人掛けの席が4つほどあったが、そのさらなる奥が、中庭になっていて、そこには、かなりの席に、かなりの、ウエスタンなお客さんがいた。中庭の席が、いかにも、ヨーロッパなラーメン屋さんのようにおもえて、なんとなく笑みがこぼれてきた。

 

沢山のお客さんがいて、ラーメンが出てくるのに、時間がかかりそうだったので、ビールと餃子を頼んで、時間を待つことにした。日本人の女性のカワイイ店員さんに、どのラーメンがお勧めかを尋ねてみたくなったのは、英語もドイツ語も、まともに話せないので、レストランで、お勧め料理は何かを聞けないフラストレーションが溜まっていたからだとおもう。それに、醤油も豚骨も味噌も、あらゆる種類のラーメンがあるのが、なんでもありね的ラーメン屋さんで、そんな店を開こうとしたことが、ベルリンで、ビジネスとしての成功を目指す、意気込みだと、解釈したい気分だった。ワタシは、トンコツがお勧めですね。と、日本人女性の柔らかい日本語で喋ってくれたので、二言三言の会話をはさんで、ほんだらぁ、それにするわぁ!と、柔らかめのベタなオオサカ弁で、応えることにした。

ラーメン屋さんの店前に到着してから、ほとんど1時間後に豚骨ラーメンと対面したが、丁度、その瞬間、タカノリの携帯電話が、バイブし、フェースタイムで応答しながら、産まれたわ!とタカノリが、喜びの声を発した。IMG_3629第二子男児誕生の瞬間で、フェースタイムの写真が送られてきて、それを4人で一緒に見て、ベルリンのラーメンを食べながら、「おめでとう!乾杯!」と、喜びのラーメンをすするという、とんでもなく、貴重なラーメン体験になった。

もちろん、タカノリも笑顔。「私」も笑顔。だが、でも、出産に立ち会わなかった、こんな、お父さんで、エエのだろうか。こんな、お祖父さんで、エエのだろうか。と、少々、後ろめたいキモチが、瞬間風速のように、襲ってきたが、それは、それはそれで、奥方が、勧めたからで.....、と、曖昧なコトバを駆使して、その風速を打ち消しながら、ラーメンを食べる、親子の姿が、ベルリンのラーメン屋さんだったというのが、ちょっと笑える光景だったのかもしれない。それにしても、タカノリ奥方と、うちの奥方には、感謝しておこうとおもう。

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流しソーメンそのもの以上に、流しソーメンを通じた、いろいろなひととの、コミュニケーションが、楽しかったりするわけで、ベルリンラーメンも、フツウに美味しかったが、それ以上に、その時、交わした、あれやこれやのコミュニケーションが、とっても印象深い出来事となった。


投稿者 木村貴一 :23:59

2017年08月28日  個別表示へ ⇒
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ベルリン と コペンハーゲン と オオサカ

2017年08月21日

2017年8月20日日曜日
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お盆休暇が17日で終わり、流石に、18日金曜日と19日土曜日は、打ち合わせでバタバタlし、それで、土曜日、唐突に、「日曜日日帰りしまなみ自転車」のお誘いがあったが、流石の流石に、体が気怠く、早朝に目が覚めることもなく、ぐっすり寝入ってしまった。旅行中の食事と、飛行機は、エミレーツのドバイ経由での、食べて、寝て、ビデオ見ての飛行で、帰ると、2kgほど、体重が増えていた。なので、自転車で消費したい気持ち、満々だったが、体と心と考えは、相反し合いながら、三方向に引っ張り合って、ベットの上で、ピタリと静止した状態の、今日の日曜日の早朝だった。

朝、久しぶりに、孫のイッケイの顔を見ると、いきなり、リックを背負い、帽子を被り、手を繋いで、外に行こう!とアクションを起こしだすので、そのカワイさにちょっとクラクラし、そうそう、自転車に乗りたかったこともあったので、イッケイママの電動ママチャリを借りて、2人で、大阪城と難波宮まで、サイクリング散歩に出かけた。ベルリンでも、コペンハーゲンでも、自転車を借りて、街を移動した印象が、体の一部に、記憶として、残っていたので、きっと、オオサカの下町とベルリンとコペンハーゲンの街を、自転車で移動した感覚の違いを、記憶に留めておきたかったのに違いない。

ベルリンに3日間滞在したあと、デンマークのコペンハーゲンに移動し、2日間滞在した。コペンハーゲンは、とっても美しい街並で、観光客も多く、古い街並みの歩行者天国の繁華街ストロイエ通りは、大阪的に云えば、心斎橋や道頓堀のようなもので、その感覚で例えると、ベルリンは、アメリカ村初期のような、街のありようなのかもしれない。女性と一緒に観光するのなら、圧倒的にコペンハーゲンだが、暫く住むとしたら、ベルリンで、いろいろな、面白そうなひとたちと、会って、何かを創造してみたいとおもう。

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コペンハーゲンの伝統的でカラフルな運河と港町のニューハウンにあるホテルで宿泊したが、今回の私たちの旅の大きな目的のひとつは、ヨーロッパの近代建築や現代建築で、人魚姫造やチボリ公園や城や宮殿や教会は、放棄した。ブラックダイアモンドと云われる王立図書館とその周辺にある現代建築やクリスチャニアと呼ばれるコミューンを自転車で廻ったが、新しい建築と、古い街並みが、うまく共存しているのが、エエ感じなわけで、そういう周辺環境に配慮した現代建築に、より魅力を感じた、コペンハーゲンでもあった。

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そうそう、コペンハーゲンから1時間ほど電車に乗り、海洋博物館とルイジアナ美術館を見るのが、楽しみのひとつだった。どちらのカフェレストランでも、素敵な時間を過ごしたが、特に、ルイジアナ美術館のレストランが、素晴らしく、あんなに大勢のひとが、美術館で、笑顔を交えて、エエ雰囲気で、食事をしている光景をみたことがなく、環境と建築と美術の融合による力を感じたひと時だった。

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小路から暗峠街道を大阪城に向かって、イッケイを前に載せた電動ママチャリで移動すると、ベルリンやコペンハーゲンの街との美しさの違いに、数分間、違和感を感じるが、そんなの、すぐに、慣れ親しんだ、街に、戻る。そんな感覚で良いのかどうか、どんな街になるのが、良いのどうか、まったく、わからないが、取り敢えず、誰もが、「街を気遣う」キモチを持つことが、必要コトかな。と、そんなふうにおもえた、日曜の朝の、オオサカの街の、自転車散策だった。

投稿者 木村貴一 :23:59

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ベルリン と 自由

2017年08月14日

2017年8月13日日曜日
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一ヶ月ほど前に、突然、ベルリンに、行こう!ということになった。そもそも、ベルリンに、さほどの興味を持っていたわけでもないが、長男タカノリの友人のユウトが、政府関係の仕事を、ベルリンでしていて、大阪に一時帰国した時に、ベルリンの話を聴いて、興味が湧いてきたのは確かだが、現実感がないまま、それはそれで、通りすぎていった。

それが、このお盆休暇の一ヶ月ほど前に、奥方が、唐突に、ベルリンに行けば!という。それも、長男タカノリ、次男タカヒロ、「私」の親子3人で行っておいでぇ!!!、と強く進めるのだった。そもそも、長男タカノリの第二子の出産予定日が8月10日で、私にとっては、二人目の孫になるわけで、おそらく、その日より早く出産するのだろうし、お盆に、子供の出産と二歳にならない孫の第一子イッケイと、それに、あんたたち、3人の面倒まで、見るのは、辛いわ!という。なので、「その3人」が旅に出てくれれば、わたしの負担は少なくなるのよねぇ! それに、ユウトがベルリンに暫く居てる、この時が、チャンスだし、その3人で、建築のお勉強でもしておいでぇ!と男前なことを言うわけだった。

それにしても、飛行機は?、お金は?、どうするのぉ!という問いには、それは、自分で、段取りしたらエエのよぉ!と、そこは、素早く、女性に戻る奥方だった。タカノリが、関空から、ドイツ、ハンブルク行きの便を、満席になる、なんとか、ぎりぎり前に、手配し、ベルリンまでは、電車で行くことになったのが、1ヶ月前の、ちょっと慌ただしい、出来事だった。ただ、出発時の、大きな誤算は、出発日までには、誕生しているはずの、第二子が、予定日になっても誕生していない。という、予想外の展開のまま、10日の夜に、その3人で、関空を出発することになった。

ベルリンの面白さは、ヨーロッパの古い街並みが、繰り返し続く、伝統的な街の良さ。ではなく、第二次世界大戦による建物の破壊と、ベルリンの壁による経済的発展の遅れで、1989年11月9日の、ベルリンの壁崩壊後に、新しい建築が、どんどん作られ始めた、ちょっと新しい街並で、現代的な建築としての、集合住宅や、オフィスビルや、ショッピングセンターや美術館が、世界の有名な建築家の設計で、建てられている街で.....。なんていうことを、「私」も、ほんの数日前に、知るようになった程度で、そんな知識と興味で、ベルリンの街に到着した。

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ブランデンブルク門やイーストサイドギャラリーでの観光的記念写真は定番としても、「建築」として、楽しかったのは、「バウハウスアーカイブ」で、日本語の解説付きイヤホンで、作品を見ながら、バウハウスによるデザインの勉強が出来たこと。それに、なんと言っても、ダニエル・リベスキンドによるユダヤ博物館が、建築として素晴らしかったコト。


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なんていう、そんな建築のコトよりも、一番のベルリンの面白さは、さまざまな建築を通じて、「自由」というコトバとカンカクに、あらためて気付かされるコトで、「自由」って、大切だなぁ.....と。ベルリンのホテルにておもう。

投稿者 木村貴一 :23:59


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花火 と 火花

2017年08月06日

2017年8月6日日曜日
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猛暑!!!。地元の清見原神社の夏祭りが、毎年、7月31日と8月1日にあり、地車4台が、地域をぐるぐる巡る。まちに活気を振る舞うかのように、太鼓と鐘のリズムが鳴り響き、そのリズムに、子供の頃からワクワクしたものだが、この歳になっても、やっぱりワクワクする。御祝儀を渡し、地車が停車し、大阪締めのリズムで、皆で一緒に柏手をたたき、心を通わす。そんなのが、嬉し楽し、真夏の行事。奥方の実家が富田林にあり、8月1日のPLの花火を見るか、地元のお祭りに行くのか、子供が小さい頃は、迷いながら、毎年、選択したものだが、夫婦2人の生活になると、地元の祭り一択になって、懐かしいような寂しいような。

会社の前にある、実家の母屋のリフォーム工事を進めているが、おもうように進捗しない。うちの大工が空いてきた時をめがけて、施工が進むものの、1ヶ月ほどで、他のお客さまの現場に行くことが、多発し、そんなこんなで、もう、終盤にさしかかってきたものの、最後の一歩で、またも停滞状況になっていて、さてどうなることやら.....。それでも、寝室と寝室に付属する洗面洗濯浴室便所は完成していて、2週間前に、そちらに移り住んで、生活を開始した。

祖父母が住み、私たち兄弟の勉強部屋があった、木造2階建て住宅を、私が小学生だった45年ほど前に、曳家をし、移動させた記憶は、鮮明で、その住宅を、耐震補強し、断熱気密改修を施して、「住み継ぐ」というのが、最大のテーマで、もうひとつのテーマに、その当時の古い木製建具を活かしながら、断熱性と気密性の高い住宅になるのかどうか?で、古い蔵に入った時に、感じた、夏の「ひんやりした感じ」や、北海道で学んだ、冬の「心地良い暖かさ」を、現代住宅として、リフォームで再現したい。という想いがあった。

それには、断熱の強化、特に、大阪の暑い夏を考慮すると、屋根の断熱材を強化することが必須なのだろうし、隙間風を少なくする努力も必要で、その気密性の向上に伴って、第三種の24時間換気で、風速を感じないような、緩やかな風が、部屋中を循環していることが、大事だ。と言われていることが、ほんとうなのかどうか、住みながら体験してみようというのも、テーマだった。

それに、「ひんやり感」や「心地良い暖かさ」をだすには、壁を左官で仕上げ、冷感や暖感を、壁で感じることができる、左官壁が、必要なのだろうと、そんな、寝室とウオークインクローゼットのリフォームで、そうそう、服を着替える時に、暑かったり寒かったりするのもイヤで、寝室とクローゼットが、一体になっている部屋が、温熱環境的にも、良さそうにおもえた。そんな寝室で、この夏の大阪市内の猛暑のなか、暮らし始めてみると、2階の10畳用クーラー一台で、1階まで、ヒンヤリ感があり、第三種換気によって、部屋に、ひんやりした空気が、そよぐように循環して、部屋の温度ムラを少なくしているのだろう。それなりに居心地が良い夏の温熱環境になった。

それはさておき、ついでに、寝室に、液晶テレビを付けたので、「Netflix」のオリジナルドラマを見てみた。「火花」をなんとなく、クリックし、その気もないまま、鑑賞しだす。今まで、ちょっと、斜に構えて、漫才師の、直木賞作家の、火花ね。みたいに、微妙な興味だったが、本は読んでいないものの、意外に引き込まれていく「私」。これが、あの又吉の、火花。ほー。なかなか、エエドラマね。撮影も編集もエエ感じなのだ。俳優と演技だって、好演なのだ。画面の観客と一緒になって、見ている私も涙がこぼれるシーンだってあるのだ。1話から10話まで、4日ほどで見てしまった。

この、「Netflixオリジナルドラマ」というのは、新しい感じする。映画でもなく。スポンサーの宣伝が入り込むテレビドラマでもなく。なんとなく自由度を感じたりする。まだまだ、世の中には、いろいろな可能性があるものだなぁ.....と。

木村工務店では、8月11日祝日から8月17日木曜日まで、夏休み休暇を頂戴いたします。皆さん、素敵な夏休み休暇を!

投稿者 木村貴一 :23:59

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過去ブログ(Voice of 木村工務店 機砲

2017年08月02日

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ホームページをアップしている、サーバーが、8月2日にバージョンアップされ、それに伴う不具合で、「Voice of 木村工務店」が、アップ出来ない問題に直面し、それで、しばらくの間、このブログに、「Voice of 木村工務店 供廚箸靴董▲▲奪廚垢襪海箸砲靴泙靴拭
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過去の社長ブログの記事はこちら →  voiceof


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