小路 まちのえんがわ この町に暮らす人の縁を結びたい この町で働く人の縁を結びたい この町を日本に、世界に結びたい

« 2015年07月 | メイン | 2015年09月 »

2015年08月 アーカイブ

2015年08月08日

左官ワークショップ2015

泥だんごのイメージがすっかり定着している左官山本さんですが、今年は「左官山本塾」という兵庫県認定職業訓練校を開校するなど、左官への情熱はだれにも負けないお方です。そんな山本さんとのワークショップが今年も熱い夏の加工場で行われました。まずは準備のようすです。これまでのワークショップの名残を惜しみながら、塾生さんたちとともに新たな命が吹き込まれていきました。

IMG_0411IMG_0413IMG_0414IMG_0416IMG_0417IMG_0418

となりのガレージも。

IMG_0410IMG_0421IMG_0419

そしていよいよ開催です。今年は左官でモルタル時計を作りました。下地の木枠は大工の平星くんががんばって作ってくれたものです。

IMG_0395IMG_0442IMG_0451IMG_0458IMG_0476IMG_0467

参加者の中にはこんな方も...

IMG_0468IMG_050711215740_861238290595930_3959007758608781959_n[1]

近所に住む画家の高山正宜さんです。去年の春、左官山本組といっしょにお仕事をされたご縁もあって、えんがわには欠かせない方のお一人なんです。さらに、アクセサリーパーツのお仕事をされている奥さまからは今回のワークシップに使ってくださいと、すてきなパーツをたくさんいただいちゃいました!本当にありがとうございました!!

モルタル部分の厚さはわずか数mm。薄い下地にパーツを埋め込むのはなかなか難しいのですが、みなさん思い思いにパーツを組合わせて、自分だけの素敵なモルタル時計を完成させておられました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました☆

IMG_0499IMG_0500IMG_0501IMG_0502IMG_0503IMG_0504IMG_0505IMG_0506IMG_0508IMG_0498IMG_0509

そうそう、恒例の泥だんごと壁塗り体験も楽しんでいただけたようでよかったです!

IMG_0440IMG_0486IMG_0448

後日、関西テレビ【よーいドン!】の人気コーナー「となりの人間国宝さん」に山本さんが出演されました。泥だんご教室ですっかり話術にも磨きがかかる山本さんなのでした。笑

IMG_0614IMG_0627IMG_0630

2015年08月15日

スズムシの虫かごワークショップ2015

残暑お見舞い申し上げます。朝はいくぶん涼しく感じられるようになりましたね。先々週の日曜日、夏真っ盛りの加工場で建築家 林敬一さんによるワークショップを開催させていただきました。去年の「スズメの巣箱」に続く生きもののイエシリーズ第2弾です。林さんが子どもの頃になりたかった職業は獣医さんというだけあって、人と生きものがお互いに心地よく過ごせる空間作りを大切にされています。

そんな”建築家が考えるスズムシの虫かごとは?”参加者はいつものように家族連れや、林さんのデザインに興味をもつ方の姿も目立ちました。                    

                                                                                                                 林さんスライドショー資料より

01workshop02workshop03workshop04workshop05workshop06workshop

IMG_0779IMG_0785IMG_0802

陰の立役者ワダ大工(通称ワンダー)が作業のコツや注意点を細かくアドバイスしてくれたおかげで、初心者の方もきれいに仕上ることができました。みなさん暑い中本当にお疲れさまでした!

IMG_0788IMG_0796IMG_0799IMG_0820IMG_0821IMG_0822IMG_0823IMG_0824IMG_0825IMG_0826IMG_0827IMG_0829

そして今回は林さんの意向でスズムシもプレゼント!実は林さん自身が幼虫から大切に育てた子たちなんです。鳴くのは雄ですが雌がいると鳴きやすいのでバランスよく配らなければなりません。まだ雄雌の区別がつきにくい段階でしたが、まるでひよこを仕分ける職人のように林さんのお友だちが手際よく分けてくださいました。

IMG_0808IMG_0815IMG_0810

さらにもうひとつオプションが!自然塗料で有名なオスモ&エーデルさんから参加者全員にミニ缶をいただきました。人だけでなくスズムシにもやさしい塗料なので、これを塗れば虫かごはさらに長持ちします。オスモさん、ありがとうございました。

数日後、実はこんなことがありました。虫かごにウチワで風を送っている参加者の投稿写真を見た林さんから湿気対策の緊急連絡が入ったのです。

11857742_922464657841944_2051226616_n[1]この虫かごは湿気がたまりやすい構造になっていますので、もしケース内にカビが生えた場合は以下のように対処してください。

01 虫かご内の風通しをよくするために、図のようにアクリル箱を引き出して換気スリットをつくってください。このとき、スリットはスズムシが逃げ出さない程度の大きさとしてください。

02 土は霧吹きせず、乾燥させてください。特にエサやスズムシの糞に霧吹きの水がかかってしまうと即座にカビが生えてしまします。スズムシへの水分補給はミズゴケの一部を湿らせるだけで十分ですので、高温多湿の夏の間は乾燥気味に育ててください。

03 エサは少量ずつ、毎日取り替えるようにしてください。カビが生えているのに気付かずにいると、スズムシがエサを食べれなくて共食いを始めてしまいます。                                                  「湿気対策」より一部抜粋

あわてて参加者のみなさんに連絡しましたが、自分でいろいろと工夫をされていて、みんな生きものを大切にされてるなぁとうれしくなりました。中にはすでに鳴き始めたお家もあるそうです。

湿気対策2湿気対策3湿気対策1

調べてみるとこんなことが書いてありました。

虫の声を楽しむ習俗を持つ人種は世界でもほとんど日本人と中国人だけのようです。日本のある脳生理学者の研究によると、 日本人の場合は虫の声を、言葉や音楽と同様に左脳で聞いているのに対し、欧米人は雑音を聞くのと同様に右脳で聞いているのだそうです。欧米にもたくさんの鳴く虫がいるのですが、 このため、欧米人はその声にまったく関心を示しません。(昆虫科学館/JATAFFより)

ある文献では中国人も欧米人と同じであると記載がありました。日本人特有の自然観なのかもしれませんね。

木村工務店トップページへ

小路スタイル

木村家本舗

住宅風呂巡礼

ovest design

カテゴリー