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2017年04月 アーカイブ

2017年04月01日

板金ワークショップ2017

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ちょうど一ヶ月経ってしまいましたが、2月26日の板金ワークショップのことを書かせていただきたいと思います。

講師はおなじみ東成ブリキ職人のみなさん。せっかくのお休みを返上して、いやな顔ひとつしないで毎年参加して下さいます。本当に頭が下がります。どのワークショップもそうですが、開催までの道のりは長く、いろいろ苦しむこともあります。中でもこの板金ワークショップはまず”何を作るか”で職人さんたちを悩ませます。でも今年は違いました。新年会の席で「今年は行灯を作ろうと思うんです!」と東成ブリキ職人の松倉さんから力強い提案を頂いたのです。

 

 

 

 

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そして最初の試作品がこちらです。

銅板とアクリルでできた素敵な行灯でした。でも使う場所がちょっと限定されてしまうかなぁ・・ということで、キューブ型を作ってもらえなかと相談しました。

 

 

 

 

 

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そして2つめの試作品がこちらです。

画像では分からないですが、このときは白熱電球を使っていて、あっという間に熱々になってアクリルが曲がってしまいました。

 

 

 

 

 

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いつもお世話になっている電気屋の加谷さんにも協力いただき、この行灯に合うソケットと電球を予算内に収まるように探してもらいました。

画像は明かりが広がるように下に穴を開けてもらっているところです。そういえばこの日もみなさんお休みの日でしたね・・

 

 

 

 

 

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そしてこちらが3つめの試作品です。

 

 

 

 

 

 

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和室にもしっくり馴染んでいます。

 

 

 

 

 

 

実はここにたどり着くまでにもいろいろありまして、こんな試作品も作ってもらっていたのです。本当に本当にありがとうございました。

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そして無事に開催日を迎えることができました。

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すでにご存知の方もいらっしゃいますが、実は前日の深夜、まちのえんがわの窓ガラスが割られ空き巣被害に遭いました。金額的な被害は大きくなくても心のダメージはとても大きく、参加者のみなさんや東成ブリキ職人さんに感謝の気持ちがちゃんと伝えられなかったのが心残りです。一ヶ月も経ってしまいましたが、この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

2017年04月02日

コーヒーワークショップ

まちのえんがわのワークショップはものづくりだけではありません。ご縁があれば何でもさせていただきます笑

講師のルプラ珈琲さんは大阪上本町にある創業1974年の自家焙煎珈琲屋さんです。以前まちのえんがわに立ち寄ってくれた学生さんが紹介してくれて、瓦コースターやカホンなど、ものづくりのワークショップに参加してくださったのがきっかけです。

開催2週間前、わざわざ小型の焙煎器を持ち込んで本番さながらに珈琲を淹れてくださいました。実はこの日の晩に空き巣に入られたのですが、お預かりしていた大切な道具たちが無事だったことが唯一の救いです。。

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開催当日は写真のケトルくらい気持ちのよい青空が広がっていました。

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少人数ではありましたが、その分ゆったりぜいたくに、それぞれの珈琲時間を楽しんでいただけたのではないでしょうか。参加者のみなさま、ありがとうございました!

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今回、コーヒーの風味に合わせたスイーツも用意させていただきましたが、結局おいしければそれでいいのです。笑

ルプラさんオリジナルのパンナコッタはもちろん、近所の和菓子屋さんの桜餅やいちご大福も、つい笑みがこぼれるおいしさで、コーヒーを引き立ててくれました。

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参加者のみなさんはコーヒー好きな方たちばかりなので(当たり前ですが笑)、焙煎度合で微妙な味の違いが分かったり、同じ条件でも淹れる人が変わるだけで味も変わることに気づかれたり、みなさんソムリエのようでした。インスタントコーヒーに慣れ親しんだ私にとっては分かるわけもなく、奥の深さにただただ感心するばかりなのでした。

2017年04月16日

いろいろな側面を持つ小さな家具をつくろう

先週の日曜日は建築家林敬一さんのワークショップでした。

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立方体の各面がそれぞれ異なる役割りを持つ小さな家具

通称 くるりん

小さいものを飾る「棚」
本をなおしたりできる「箱」
ものをぶら下げる「棒」
写真やメモをピンでとめる「板」
上にはマットをおいて「腰をかける」
下には車輪をつけて「動く」

というすぐれものです。

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今回応援に来てくれたのは、木村工務店大工の大ちゃんと元現場監督の大村くんです。大村くんははるばる和歌山から駆けつけてくれました。余談ですが…大村くんは本をたくさん読むので、口数は少ないですが文章がとてもおもしろいです。先日大村くんが企画した【 公民館*の食器屋 】というイベントの文言もとてもすばらしかったのでご紹介します(大村くん勝手にごめんなさい笑)

【 公民館*の食器屋 】

公民館*で使用していた中古食器の販売です。
名高い骨董品はありません。
百均の薄っぺらさもありません。
あるのは品格とそれを発見する機会です。
(公民館*=一般的な総称であり、一部の地域を表すものではありません。)

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公民館*の思い出。大きな畳の部屋。長く並べられた折りたたみ机。品数の多い、色とりどりの器に盛られた料理。近所のおばちゃんのエプロン姿。無意味に走り回る子供。ワイワイ、ガヤガヤと耳触りなくらい大きな笑い声と共に。
建物は改装され、建て替えられ、新しく生まれ変わっても、(もったいないから)(次使うから)(数揃ってるから)と生き残った食器達。それは時代の断面を残す地層の一部のように。
今おしゃれなカフェでは、白いマグカップにソーサー、白い皿が並べられ、世の中にはカラフルで気取った北欧雑貨や有名陶芸家の陶器、無印の有印やよーわからん民芸が流布しています。そんな(白の時代)や(生き方のリアリティを欠いたスタイルを垂れ流す時代)から隔離した、暮らしに根ざした食器を発見してみませんか。
有名な隠れた名盤ではなく、
メジャーやマイナーの肩書きは関係なく、
A面、B面なんて表裏にすぎないのだから、
自分の眼で、知識より感覚で、皿を掘りましょう。
疲れて帰ってきた夜、大きな葉っぱ柄の湯呑みが出てきたら安心しませんか?
いつもの料理なのに、歪な形の小鉢がいっぱい出てきたら、旅館気分になりませんか?
シンプルな皿の横に花柄の皿があったら、どちらも良く見えませんか?
今は編集の時代。
持っているモノを並べ変えるだけでも、生活が楽しくなります。そこに違うソースのモノが入れば楽しさが無限に広がるはず!
上手いDJがCHET BAKERの後に星野源をかけるように。

今後の活躍が楽しみです。

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脱線してすみません…本題に戻りますが、林さんのワークショップは今年で4回目となりました。

2014年 スズメの巣箱 ( 写真手前右 )

2015年 スズムシの虫かご( 写真奥左 )

2016年 数列カホン( 写真奥右 )

2017年 いろいろな側面を持つ小さな家具( 写真手前左 )

こうして歴代の作品を並べてみるとなかなかいい感じですね(ネタを考えるほうは大変でしょうけれど笑)

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機能的な家具である今回の作品は女性の方に特に人気がありました。参加者の中には1人1台ずつ製作されるご家族も。初心者の方も無事に完成させることができ、みなさん笑顔で終えることができました。よかったですね、林さん。そしてありがとう、大ちゃん大村くん。

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ワークショップ終了後は久しぶりのバーオープン!今年も【 フルーツパンチとサカナ音楽 】という林さんらしいナゾのテーマで、ゆるゆると楽しい時は流れていくのでした。

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後日、参加者の方がさっそく上手に活用されている写真を見つけたので掲載させていただきます。偶然なのか必然なのか、マットとのコーディネートもばっちりですね!

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こちらは当日お持ち帰りできなかった方にお届けしたときの写真です。こちらもしっくり馴染んでました。が、参加された方のご主人が建築家なので、壁紙や塗装で改造を計画中とのことです笑

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こんなふうに外でも遊べます。あなたのお家にくるりんが必要になったときは林さんに直接お問い合わせください笑

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