まちのえんがわ は「生野区持続可能なまちづくり活動支援事業」に認定されました。

造園家とつくる植木鉢棚

今年で6回目となる造園家 家谷さん(通称ミドリのおじさん)のワークショップ。ちょっと昔を写真で振り返ってみたいと思います。

2012年4月15日(日)快晴

「廃材プランターと多肉植物」

のこぎりと電動ドライバーを使った本格的なワークショップはこれが初めてでした。そうそう、準備をしていたら通りがかりの方からお孫さんと参加したいと飛び込みの申し込みがあったり(しかも3人兄弟!笑)、応援に来てくれた現場監督も廃材の廃材でプランターを作ったり、いい意味でゆるくて楽しい時間だったのを思い出しました。

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2013年5月19日(日)晴れのち一時雨?

「植物の居場所をつくろう!-植物の空間をつくるのではなく、植物と暮らす時間をつくる-」

入り口にはユニックで運ばれてきた大きな植木鉢が会場の雰囲気をさらに盛り上げてくれました。この年は参加者のみなさんに思い思いのプランターを作ってもらって、好きな植物を選んで植えてもらいました。植物担当はグリーンガーデンタマンサリのお二人です(確かこの年が初登場)!このころはバーカウンターが常設ではなかったので、川田珈琲店の川田さんが自作(結婚して最初に買ったという座卓持参)でがんばってくれてたことを思い出しました!笑

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2014年5月21日(日)快晴

「土でつくる版築風プランター」

この年は家谷さんの無茶ぶりでタマンサリによるコケ玉作りとワイヤーアートのミニミニワークショップも開催したのでした。ワークショップが終わった後の家谷さんのコメントがおもしろいので添付させていただきます。

日曜日は木村工務店まちのえんがわで 土でつくる版築風プランターのワークショップ
みなさまお疲れ様でした。
木で型枠作るのもたいへんやったし土コネてつんつんするのもたいへん
型枠ばらす時はドキドキ。
出来たのはちっちゃなプランターやけどホントの工事もこんな感じ。
20年前土とセメント系土壌固化材混ぜて壁を作っていたときは版築とは呼んでいなかった。
作る工程は似てるけどセメント入れてるからね。
土セメントでかためたやつ って呼んでたなー。
いつのまにかセメント入れたやつも版築って呼ばれるようになって色粉入れたり土変えてわざと層出したりついには版築塗り壁ってのも登場。…
版築ブームなのだ。
なので版築風となっております。

だそうです笑

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2015年5月17日(日)快晴

「造園家といっしょにつくる大きなだんだんプランター」

この年は木村工務店でお世話になっている山本塗装さんによる吹き付け塗装のサービスやご近所に住む画家の高山さんによる色付けのレクチャーもあったりと、家谷さんのつながりの深さを実感する年でした。そしてシャチョウのブログにはこんなことが…

今までのプランター製作ワークショップの経験を活かして、参加者が製作過程をあまり「迷う」事なく、それでいてデザイン性と仕上がりにおいて、参加者の誰もが、あるレベルで完成できるように、周到に研究されていて、それは、イエタニさん自らが、ひとりで、あーだこーだと「迷い」ながらその解決方法を模索し、それを参加者の前で、サラリと簡単に表現している姿が、このような達成感のある楽しいワークショップになったのだろう。職人としてのプロフェッショナルな在り方を学んだ気がした。

そんなわけで家谷さんのことを見直すきっかけとなったワークショップでした。

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2016年5月29日(日)くもり

「ステンドグラス蚊遣りon the プランター」 ※タイトルは結局仮のまま笑

去年はステンドグラス作家の田中共子さんとのコラボレーション企画として、ステンドグラスの蚊やりとガラス障子のようなプランターをドッキングさせた蚊やりを作りました。この不思議なデザインは好みがはっきり分かれるようで、いつもと比べるとこじんまりとした開催となりました(講師のお二人は満足そうで何より笑)。

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夜には一夜限りのメキシカンバーがオープン!いい大人がソンブレロをかぶって蚊取り線香をもくもくたいてわいわい楽しい夜を過ごしたのでした。

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そして今年作るのがこの植木鉢棚です。↑通じるものがありますね笑

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いかがでしたか?ちょっと気になった方、ぜひ家谷ワールドに足を踏み入れてみてください。きっと何か感じるものがあるはずです!笑

日 程 2017年5月21日(日) 13:30 –
場 所 木村工務店1階加工場
料 金 3,000円(材料代込み)
※植物や器はついていません
持ち物 電動ドライバー
※当日販売あり(要予約)
定 員 15組
問合せ [email protected]/0120-06-4414

講師
造園家 家谷由起 Yoshiki Ietani
一級造園施工管理技士/二級建築士
http://www.ietani.com/

絵本ワークショップ -TSUNAGUガーランド-

先々週は絵本作家谷口智則さんによる「つなぐガーランド」のワークショップでした。ガーランドは最近あちこちのイベント会場などでよく見かけるのでご存知かと思いますが、実は今回製作したガーランドは株式会社TSUNAGUさんと谷口さんによるコラボレーションで生まれたものだということを開催当日に知りました。もっと早くに分かっていればご紹介できたのに…というわけで、この場を借りて簡単にではありますがご紹介したいと思います。

株式会社TSUNAGUさんは、“高齢者住宅入居紹介”、“就労継続支援A型”、“デザインコンサルティング”の3つの事業を柱に、さまざまな状況下におかれる人たちの“つなぐ”をお手伝いされている会社です。

“就労継続支援A型”というのは通常の事業所に雇用されることが困難な障害をもつ方に就労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会の提供を通じて、その知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業の事を言うそうです。「A型」は雇用契約を結び利用するもの、雇用契約を結ばないで利用するものを「B型」と言うそうです。(就労継続支援どっとこむより)

谷口さんのガーランドは販売もされていて、この販売用のガーランドを製作されているのが、就労継続支援A型「ツナグ工房」の方たちなのだそうです。

開催当日はとにかく本当にいいお天気でした。

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まずは18種類の谷口さんの絵の中から好きな絵を15種類選びます。

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そしてはさみでちょきちょき切り抜きます。大人も子どももひたすらちょきちょき…

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さらに谷口さんにリクエストして好きな動物の絵を描いてもらいます。「(今年は)線画で…」とおっしゃっていた谷口さんですが、右手に握られていたのは鉛筆ではなくやっぱり絵筆でした。笑

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そして自分で描いた絵もすべて切り抜いたら、絵と絵をつなぐための穴を開けてハトメという輪っかを取りつけます。

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紐を通したらできあがりー!

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恒例の絵本の販売&サイン会もありました。

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川田珈琲店も大繁盛でした。

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お父さんの仕事を最後まで応援しながら見守ってくれた凛乃介くんと月埜ちゃんにもありがとう。

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そして頑張って免許をとった奥さんの運転する車で仲良く帰られました。長丁場本当にお疲れさまでした!ぜひ来年もよろしくお願いします!!

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いろいろな側面を持つ小さな家具をつくろう

先週の日曜日は建築家林敬一さんのワークショップでした。

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立方体の各面がそれぞれ異なる役割りを持つ小さな家具

通称 くるりん

小さいものを飾る「棚」
本をなおしたりできる「箱」
ものをぶら下げる「棒」
写真やメモをピンでとめる「板」
上にはマットをおいて「腰をかける」
下には車輪をつけて「動く」

というすぐれものです。

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今回応援に来てくれたのは、木村工務店大工の大ちゃんと元現場監督の大村くんです。大村くんははるばる和歌山から駆けつけてくれました。余談ですが…大村くんは本をたくさん読むので、口数は少ないですが文章がとてもおもしろいです。先日大村くんが企画した【 公民館*の食器屋 】というイベントの文言もとてもすばらしかったのでご紹介します(大村くん勝手にごめんなさい笑)

【 公民館*の食器屋 】

公民館*で使用していた中古食器の販売です。
名高い骨董品はありません。
百均の薄っぺらさもありません。
あるのは品格とそれを発見する機会です。
(公民館*=一般的な総称であり、一部の地域を表すものではありません。)

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公民館*の思い出。大きな畳の部屋。長く並べられた折りたたみ机。品数の多い、色とりどりの器に盛られた料理。近所のおばちゃんのエプロン姿。無意味に走り回る子供。ワイワイ、ガヤガヤと耳触りなくらい大きな笑い声と共に。
建物は改装され、建て替えられ、新しく生まれ変わっても、(もったいないから)(次使うから)(数揃ってるから)と生き残った食器達。それは時代の断面を残す地層の一部のように。
今おしゃれなカフェでは、白いマグカップにソーサー、白い皿が並べられ、世の中にはカラフルで気取った北欧雑貨や有名陶芸家の陶器、無印の有印やよーわからん民芸が流布しています。そんな(白の時代)や(生き方のリアリティを欠いたスタイルを垂れ流す時代)から隔離した、暮らしに根ざした食器を発見してみませんか。
有名な隠れた名盤ではなく、
メジャーやマイナーの肩書きは関係なく、
A面、B面なんて表裏にすぎないのだから、
自分の眼で、知識より感覚で、皿を掘りましょう。
疲れて帰ってきた夜、大きな葉っぱ柄の湯呑みが出てきたら安心しませんか?
いつもの料理なのに、歪な形の小鉢がいっぱい出てきたら、旅館気分になりませんか?
シンプルな皿の横に花柄の皿があったら、どちらも良く見えませんか?
今は編集の時代。
持っているモノを並べ変えるだけでも、生活が楽しくなります。そこに違うソースのモノが入れば楽しさが無限に広がるはず!
上手いDJがCHET BAKERの後に星野源をかけるように。

今後の活躍が楽しみです。

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脱線してすみません…本題に戻りますが、林さんのワークショップは今年で4回目となりました。

2014年 スズメの巣箱 ( 写真手前右 )

2015年 スズムシの虫かご( 写真奥左 )

2016年 数列カホン( 写真奥右 )

2017年 いろいろな側面を持つ小さな家具( 写真手前左 )

こうして歴代の作品を並べてみるとなかなかいい感じですね(ネタを考えるほうは大変でしょうけれど笑)

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機能的な家具である今回の作品は女性の方に特に人気がありました。参加者の中には1人1台ずつ製作されるご家族も。初心者の方も無事に完成させることができ、みなさん笑顔で終えることができました。よかったですね、林さん。そしてありがとう、大ちゃん大村くん。

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ワークショップ終了後は久しぶりのバーオープン!今年も【 フルーツパンチとサカナ音楽 】という林さんらしいナゾのテーマで、ゆるゆると楽しい時は流れていくのでした。

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後日、参加者の方がさっそく上手に活用されている写真を見つけたので掲載させていただきます。偶然なのか必然なのか、マットとのコーディネートもばっちりですね!

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こちらは当日お持ち帰りできなかった方にお届けしたときの写真です。こちらもしっくり馴染んでました。が、参加された方のご主人が建築家なので、壁紙や塗装で改造を計画中とのことです笑

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こんなふうに外でも遊べます。あなたのお家にくるりんが必要になったときは林さんに直接お問い合わせください笑

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コーヒーワークショップ

まちのえんがわのワークショップはものづくりだけではありません。ご縁があれば何でもさせていただきます笑

講師のルプラ珈琲さんは大阪上本町にある創業1974年の自家焙煎珈琲屋さんです。以前まちのえんがわに立ち寄ってくれた学生さんが紹介してくれて、瓦コースターやカホンなど、ものづくりのワークショップに参加してくださったのがきっかけです。

開催2週間前、わざわざ小型の焙煎器を持ち込んで本番さながらに珈琲を淹れてくださいました。実はこの日の晩に空き巣に入られたのですが、お預かりしていた大切な道具たちが無事だったことが唯一の救いです。。

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開催当日は写真のケトルくらい気持ちのよい青空が広がっていました。

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少人数ではありましたが、その分ゆったりぜいたくに、それぞれの珈琲時間を楽しんでいただけたのではないでしょうか。参加者のみなさま、ありがとうございました!

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今回、コーヒーの風味に合わせたスイーツも用意させていただきましたが、結局おいしければそれでいいのです。笑

ルプラさんオリジナルのパンナコッタはもちろん、近所の和菓子屋さんの桜餅やいちご大福も、つい笑みがこぼれるおいしさで、コーヒーを引き立ててくれました。

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参加者のみなさんはコーヒー好きな方たちばかりなので(当たり前ですが笑)、焙煎度合で微妙な味の違いが分かったり、同じ条件でも淹れる人が変わるだけで味も変わることに気づかれたり、みなさんソムリエのようでした。インスタントコーヒーに慣れ親しんだ私にとっては分かるわけもなく、奥の深さにただただ感心するばかりなのでした。

板金ワークショップ2017

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ちょうど一ヶ月経ってしまいましたが、2月26日の板金ワークショップのことを書かせていただきたいと思います。

講師はおなじみ東成ブリキ職人のみなさん。せっかくのお休みを返上して、いやな顔ひとつしないで毎年参加して下さいます。本当に頭が下がります。どのワークショップもそうですが、開催までの道のりは長く、いろいろ苦しむこともあります。中でもこの板金ワークショップはまず”何を作るか”で職人さんたちを悩ませます。でも今年は違いました。新年会の席で「今年は行灯を作ろうと思うんです!」と東成ブリキ職人の松倉さんから力強い提案を頂いたのです。

 

 

 

 

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そして最初の試作品がこちらです。

銅板とアクリルでできた素敵な行灯でした。でも使う場所がちょっと限定されてしまうかなぁ・・ということで、キューブ型を作ってもらえなかと相談しました。

 

 

 

 

 

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そして2つめの試作品がこちらです。

画像では分からないですが、このときは白熱電球を使っていて、あっという間に熱々になってアクリルが曲がってしまいました。

 

 

 

 

 

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いつもお世話になっている電気屋の加谷さんにも協力いただき、この行灯に合うソケットと電球を予算内に収まるように探してもらいました。

画像は明かりが広がるように下に穴を開けてもらっているところです。そういえばこの日もみなさんお休みの日でしたね・・

 

 

 

 

 

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そしてこちらが3つめの試作品です。

 

 

 

 

 

 

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和室にもしっくり馴染んでいます。

 

 

 

 

 

 

実はここにたどり着くまでにもいろいろありまして、こんな試作品も作ってもらっていたのです。本当に本当にありがとうございました。

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そして無事に開催日を迎えることができました。

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すでにご存知の方もいらっしゃいますが、実は前日の深夜、まちのえんがわの窓ガラスが割られ空き巣被害に遭いました。金額的な被害は大きくなくても心のダメージはとても大きく、参加者のみなさんや東成ブリキ職人さんに感謝の気持ちがちゃんと伝えられなかったのが心残りです。一ヶ月も経ってしまいましたが、この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

ほたる食堂がやってきた

きのうは木村工務店の伝統行事「初午祭」でした。いつもお世話になっている協力業者さんや職人さんを社員が手料理でおもてなしするのですが、今年はお施主さんでもある「ほたる食堂」さんに応援に来ていただいて、ちょっとハイカラな宴会となりました。名前のとおり加工場にほんのりやさしい明かりを灯してくれたほたるちゃん、どうもありがとう。

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ほかにもメニューは盛りだくさん。特別ルートで入手した絶品やきとりや、門外不出のだしが決め手のおでん、そして総務とんちゃん特製のとんスネカレーは35合炊いたご飯があっという間になくなってしまうほど大好評でした。みなさんおつかれさまでしたー!

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予報は未定

天気予報の雪はどこへやら。。。ときどきまぶしいくらいの日差しがふりそそいだきのうの祝日、みなさんはいかがお過ごしでしたか?えんがわでは開店とともに「板金ワークショップ」の講師を勤めるマツクラさんが試作品を持ってきてくれました。ほどなくして電気屋のカヤさんも登場。実は今度のワークショップで製作する照明についての相談で休日返上で来ていただいたんです(ありがたや)。打合せが始まってしばらくすると、天気が悪かったら参加すると言っていたシャチョウも登場。予報を信じて予定を変更しちゃったんだとか。結果的にはいいものができそうな目処がついてめでたしめでたしです。

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そして川田珈琲店のカワタさんや近所の方も。のんびりとした休日の午後を雑談を交えながら思い思いに過ごしておられました。

思い思いの我が家の問題

夕方には現場監督のトクさんが仕事上がりに寄ってくれました。「このまえフェイスブックに投稿してた絵本みたいな本がほしいなーと思って」とうれしい発言。先日訪れたコトバノイエから連れて帰った”EXPO70”の写真集をうれしそうに見せてくれました。

とくさん

その後も近所の方がお客さんを連れて来て下さったり、いつも静かな週末のえんがわとはちょっとちがううれしい予報外れとなりました。

あじろさん

ここは本屋さんでもあります。。

まちのえんがわの本棚がリニュアールして1ヶ月が経ちました。ワークショップではたくさんの方にお越しいただくのですが、本棚をゆっくり見ていただく時間はなかなかなく、かと言って平日やイベントのない週末に来ていただける人も少ないので、一人でも多くの方に一日でも早くこの本たちに触れていただきたいです。5年が過ぎ、吉野杉の本棚もさらに味わいが増してきました。どうぞ一度足を運んでください。

こちらは本をセレクトしていただいているBOOKS+コトバノイエ店主 加藤さんからのメッセージです。

本のある風景。

大阪市生野区にある「まちのえんがわ」のライブラリー。

「まちのえんがわ」は、コトバノイエを施工していただいた木村工務店が運営している、その名の通り縁側のようなコミュニティ・スペース。

もともとは、木村工務店の木村さんとぼくが酔狂で始めた「木村家本舗 / BOOKS in RESIDENCE 」というイベントがきっかけで生まれた「場」なんですが、2011年12月にスタートしたこの場所に、BOOKS+コトバノイエの本を置かせていただいて今年で5年目になります。

ぼくが選んだ本のあるスペースは他にもいくつかあるんですが、じつはコトバノイエの本をいちばんたくさん出張させているのはこの「まちえんがわ」で、先月までは「日本の文化」というテーマで、約300冊の本が並んでいました。

今回はその本棚のリニューアル。
スタートから5年経ち、「まちのえんがわ」の役割やここを訪れる人にも変化が生まれているので、ライブラリーのラインアップもそういう場の動きに合わせて変えていったほうがいいよね、ということで、全面的な入れ替えを企画しました。

新しい本棚のキーワードは「界隈」。
この夏の和歌山でのイベント「
ARCADE」で試したコンセプトをもう少し深化させて、人が集まる場、街の中でのライブラリーの在りかたみたいなことを、もう一度考え直してみました。

これがそのブックリスト。
http://kotobanoie.com/library/engawa_november16.pdf
もちろんすべてお買い求めいただけます。

とりあえず、209冊からのKICK OFF。
また少しずつ育てていければと思っています。

老舗の工務店らしく上質の吉野杉で設えられた端正な空間で見る古書たちは、雑誌でさえもコトバノイエとはまたちがった佇まいを見せていて、この場所に来るたびに、空間の力、素材の力というものをあらためて考えさせられます。

ぜひいちどお越しください。
そして、お気に入りの本が見つかったら、その本をお手元に。

ということで、たまには工務店らしく笑、家の本を紹介したいと思います。

【くうねるところにすむところ ー子どもたちに伝えたい家の本ー】は子どもたちが家に向き合うために建築家が子どもの目線で家について伝える本のシリーズです。

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「家のきおく」みかんぐみ

建築家集団みかんぐみの四人が自分たちのそれぞれ生まれ育った家を、記憶にもとづき絵本に構成されています。彼らの原点をたどった一種の作品のよう。

 

 

 

 

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「物語のある家」 妹島和世

建築家の妹島和世さんが実際に携わった家の写真や図面を使って紹介。その家族の希望がみごとに具現化されるまでの物語は、家を通して家族のことを考えるきっかけになるでしょう。

 

 

 

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「みちの家」 伊東豊雄

建築家の伊東豊雄さんが全く新しいイメージの家を伝える”道”から”未知”へのメッセージ。ページをめくるのが楽しくなる一冊です。

 

 

 

 

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「家の顔」 片山和俊

今はテレビで世界中の町や家が見られるが、実際の町や家は測れない。建築家の片山和俊さんが世界の家の顔をわかりやすく紹介してくれています。

 

 

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「家づくりのきまりとくふう」 堀 啓ニ

家は街の環境をつくるとても大切なもの。建築家の堀啓ニさんが模型を使って分かりやすく解説してくれています。

 

 

 

 

 

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「家のいごこち」 堀越英嗣

もっとも気持ちのよい場所と時間を知っている猫という”住まい手の視点”で世界の家を訪ねてゆく。20世紀の有名建築家が設計した住まいを黒猫アメリが巡るお話です。

 

 

 

 

 

 

写真や挿絵も魅力的なので、本が苦手な私でもすいすい読めました。古本ですが状態もよくリーズナブルです。中には入手困難なものあるので、気になる方はお早めにー

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木村工務店と協力業者さん合同の新年会の席で毎年憂鬱そうな表情の職人さんがひとりいます。板金ワークショップでおなじみ東成錻力職人のマツクラさんです。

思いおこせば5年前、加工場で行う大がかりなワークショップとして初めて開催したのがこの「板金」でした。他のワークショップに比べると玄人さんの参加が目立つので余計にプレッシャーなのかもしれませんね。。でも今回はちょっと余裕の笑みを浮かべながら「今年はこれをやろうかなと思うんです!銅でどう(銅)でしょう!」と1枚の画像を見せてくれました。なるほど、これなら(ごめんなさい笑)自分で作って使ってみたいなと思いました。というわけで、タイトルもダジャレにしてみました。まだ試作段階でお見せできませんが、来週末には募集を開始できればなーと思っています。

 

 

板金2017予告

お餅つきワークショップ2017

毎年恒例の【お餅つきワークショップ】はシャチョウがインフルエンザで参加できなくなるという波乱の幕開けとなりました。開催前日にこのことを知ったときの衝撃があまりに大きくて、その夜にはシャチョウが強行参加するという悪夢まで見てしまいました。そのことを話したら総務のとんちゃんが「それ正夢やで!」と…とんちゃんが指差す方にはこんなものが笑

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というわけで、シャチョウはSkypeで参加することになりました。

受付を済ませたあとはここへ来て新年のあいさつをするという、なんとなく参拝みたいなスタイルが出来上がっていました。小さなお子さんにはシャチョウが芸能人に映っていたのかもしれませんね。笑

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開始直後から続々とご来店され、加工場は熱気ムンムン。ヒートテックを着込んで来たフランクフルト屋さん(ノブヤマ大工)は家まで着替えに帰ったり、餅つきを終えたキムコー社員の額には大粒の汗が光っていました。去年の参加者が約90名くらい。今年は100名超えているのかと思いましたが、集計してみると去年より減って約80名でした。記憶ってそんなもんですね…開催中は何かとご不便をおかけして申し訳ありませんでした。おかげさまで大きなトラブルもなく盛況に終わることができたのは、参加者みなさんのご協力があってこそです。どうもありがとうございました。おそらく来年は生身の姿でシャチョウがみなさまをお迎えすると思いますので、今後ともよろしくお願いします!

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