2017年07月30日

結婚式とワークショップ

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現場監督のヤマモトくんの結婚式があり、社員のトミマス部長とコバヤシ部長とタナカ部長の4人で参列する。主賓の挨拶を仰せつかると、結婚式の2週間前ぐらいから、どんなコトバを話すのが良いのか、気になる瞬間が、唐突にやってくるわけで、式の日取りが近づくにつれて、その頻度が増してきて、おめでたい席なのに、微妙な憂鬱が、心の隙間から入り込んでくる「間」があって、それを見逃さずに、軽やかにやり過ごさないと、憂鬱が、積層し、嗚咽とまではいかないまでも、緊張の塊になってしまうのだろう。

それなりの数の結婚式に参列したが、挨拶はなくても、式の数日前は、なぜか、微妙に、気が重い感覚に、囚われる時が、何度かやってくる。それが不思議。なのに、いざ披露宴に出席し、最後の新郎新婦のお見送りを受けて、終わると、幸せなエネルギーをいっぱい頂戴し、参列して良かったなぁ.....と、エエ気分になっている「私」を発見するわけで、「祝福」というか、「祝祭」みたいなものとして、結婚式は、それはそれで、やっぱり、エエものだなぁ.....と、終わってから、おもう。

最近の結婚式は、久しぶりだったような気がして、披露宴での、過度な演出が、少なくなり、あの披露宴独特の緊張感を、和やかな雰囲気にするための、進行と演出が、随所に工夫されているのが、ひとつの傾向なのだろうか。新郎新婦の友人達による祝福と余興のようなものも、ビデオメッセージになっていて、新郎新婦のどちらとも、それなりのレベルで、楽しい演出と編集になっているのが「現代的」だった。いまという時代性は、パソコンの性能向上に伴って、「編集力」が問われる時代性なのかもしれず、そんなのを象徴しているかのような、ふたつのビデオメッセージを眺めがら、披露宴を楽しんだ。

主賓の挨拶というのは、ちょっとした試練のようなものだが、今回は、結婚式のこの日が、瓦ワークショップの日と重なっており、「まちのえんがわ」ワークショップが始まって、5年が経過し、一度たりとも、ワークショップを欠席したことがなく、もちろん、「私」が司会進行役のようなもので、それゆえに、当然のコトなのだ。が、それでは、さて、いったい、今回のワークショップを、開催するか、中止するか、どうしたものか、悩ましい、出来事でもあって、大げさに言えば、もうひとつの試練のようなものだった。

20525766_1430329943686759_3075983193348322830_n幸い、今回のワークショップの瓦コースター製作のミチガミさんと、瓦虎工業のワタナベくんが、ワークショップに熟れているコトもあって、まちのえんがわスタッフのアオキさんも含めて、安心してお任せすることにした。今朝の9時頃に、加工場にいって、空調やプロジェクターやコンピュータやパワポの準備だけを済ませ、アオキさんに、パワポの使い方などを言づてし、用意万端のつもりで、11時前に、結婚式場に出向いた。

ところが、教会式の結婚式に、新郎が入場した瞬間、スマホの振動がブルッ、ブルッとした。正確には、スマホになってから、腕時計をしなくなったが、ポケットにいれた、スマホの振動を感じずに、やり過ごしてしまう事が度々あった。それで、最近、「wena」という、スマホの着信を、腕時計のバンドリストに、振動として、伝達させる、そんな時計をはめだした。その時計のもうひとつの良さは、コンビニで、腕時計のバンドリストをかざして、ID決裁できることで、ま、それはともかく、その腕時計のバンドリストが、ブルッ、ブルッと振動した。

新郎の入場の真っ最中だった。フェースブックのメッセージに、「コンピューターが不調で、パワポが動作しないのです。どうしましょうか。なんとかなりませんか。」というメッセージだった。結婚式開始は、12時15分。メッセージは、12時16分。ワークショップ開始は13時30分。ちなみに、披露宴開始は13時。主賓の挨拶は13時10分頃なのだろうか、その挨拶のちょっとしたプレッシャーも入り交じっていた。

意識の、3分の1は、新郎新婦の様子。3分の1は、主賓挨拶の緊張感。3分の1は、ワークショップ開催前のトラブル。で、もはや、笑えるような状況だった。新郎が新婦にキスをする瞬間に、腕時計は振動を繰り返し、左手にスマホを持ち、右手の指でメッセージを送りつつ、目は、スマホと正面をチラチラとチラ見を繰り返しながら、指示と祝福にあたふたしていた。きっと、それが、いつもより、新郎の新婦へのキスが、異常に長く感じた理由に違いない。

皮肉なことか、幸いなことか、結婚式終了と同時に腕時計の振動が治まった。どうやら、長男のタカノリが、偶然、その時間に、ワークショップを覗き、パソコンの修復作業をしてくれたらしい。その12時43分の報告で、腕時計の振動は治まった。披露宴は13時にはじまり、直後の私の主賓としての挨拶も、無事、フツウに、終え、安心した気分で、ビールを飲み、料理の味を楽しめる、エエ披露宴となった。

20431520_911025942386663_6191306980529662078_n披露宴が終わり、すぐさま、タクシーで、「まちのえんがわ」に戻ると、ワークショップが終了する、少し前だった。ワークショップの参加者に不在だった挨拶をしながら、ワークショップを楽しんでくださった様子が、うかがい知れて、安心し、参加者とスタッフの皆さんに感謝した。

そんなこんなで、記憶に残る、「結婚式とワークショップ」という、日曜日になった。

投稿者 木村貴一 : 2017年07月30日 22:59 | メイン | 「私を変えたレコードとスポーツ」 »


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