住みながらのリフォーム
こんばんは、設計担当の田中です。   
今は、年末にかけて、見積や来年に向けた実施設計ばかりに追われて    
あまり現場にも行けておらず    
見積提出の方も、ずっと遅れ気味となっており、    
大変申し訳なく思っております。    
いつも申し訳なく思うことが仮住まいについてです。    
リフォーム及び、新築の際、必ず、仮住まいが必要になります。    
工事のために引っ越しまでして仮住まいというのは    
なかなか、たいへんなことです。    
とはいえ、住みながらのリフォームは、もっと大変です。    
しかしながら、こういうことが起こります。
◎リフォームというと水廻り(キッチン等)の取り替えなどが多いですが    
お施主さんからは、先にキッチンを先行して設置して先に使える様にとの    
ご要望があります。    
キッチンは、すべて大工工事、内装工事が完成して、一番最後の    
設置となります。    
LDK全体の改修であったとすると、1ヶ月間、外食をしなければ    
ならなくなります。    
さすがにトイレについては、工程を考えて、一番最後に    
午前中、内装工事、午後から撤去、新設という様に1日で終わらせる様    
にします。    
◎工事中、改修するエリア(例えばLDK)だけが使えないと思われる    
場合があります。    
しかし、実際の工事では、改修する部屋までの通路の確保を    
しないといけません。玄関からしか出入りできない場合は、確実に    
お住まいの方と動線がかち合ってしまいます。    
これも、結構なストレスとなります。    
◎ペットの問題です。    
そもそも、仮住まい先で、ペットを連れていけない理由で    
住みながらという選択の方もおられます。    
今の現場では、3匹の猫ちゃんがいるのですが、    
工事中ずっと部屋に閉じ込めておかないといけません。    
デリケートですのでお施主さん以上に、心配になることがあります。    
以前一度、猫ちゃん用の仮設小屋を作って、作業をしたこともあります。    
2軒に1軒はペットを飼っている時代ですので、忘れてはならない    
条件になります。    
◎音と臭い    
最初の2.3日は、職人さんの作業する音が、興味もあって我慢できます。    
しかし2週間目ぐらいから、耐えれなくなります。    
日中は、適度に外出頂き、何とか、つないでいきます。    
すごい静かなお施主さんが、爆発してしまうことを経験したことが    
あります。    
それは、最終仕上げの、塗装の臭いでした。    
しかたがないとは言え、申し訳ないことをしました。    
その他、職人さんの出入りの気遣い    
職人さん同士の、しゃべり声    
職人さんも人ですから、調子を出すために鼻歌を歌いながら    
時には、ぼやきながら作業することもあります。    
多少はお許し頂きたく思います...。    
現場で作る物作りは、想像以上に    
たいへんな面もあります。    
しかしながら、徐々に出来ていくのを見れるので    
毎日が楽しみです。    
今も、住みながらの現場では、いろいろ不便おかけしますが    
もうしばらくご辛抱の程、よろしくお願い致します。    
BY タナカ
