参道

こんにちは、専務です。
前回のブログで書いたタウンハウスが大阪R不動産で賃貸情報に記載されています。
題して、「おかえり」と迎えてくれる長屋
ご興味在る方はどうぞ。

地元の氏神様、清見原神社では、数年前に屋根の改修・そして玉垣を施工した稲荷社前の参道を整備しました。
もともとは砂利敷に石畳。風情はありますが、足の悪い方などは歩きにくくて、観察していると参道にいかず手前でお辞儀をして去っていく方もちらほら。

土を掘って、神社でかつて使われていた笠木用の石を再利用して周囲を区切り、新たに参道の幅を広げて型枠を。

石で施設して、遥拝所・稲荷社の参道を打設した後は、広場のドライテックを施工。

ドライテックは普通のコンクリートと違って透水性のあるコンクリート。2cmくらいの大きさの砂利を敷き詰めて、締め固めていきます。敷地にも勾配があるので、雨が溜まらず、濡れていても歩きやすいこちらの商品を選びました。色味もコンクリートほど白くならないので、本殿参道との雰囲気の連続性も維持。最近は尼崎のパーキングや、トコトコダンダン、公共施設にも使われているのをよく見ます。万博会場も似たような足元で水も溜まっていなかったので、アスファルトでも透水性のある近い素材が使われているのではないでしょうか。

出来上がりがこちら↓

雨の日↓他の場所と比べると浸透しているのがよくわかります。

夏祭りの前に無事歩きやすくキレイに整備できて安心いたしました。神社での仕事は、残っていくことを考えると独特の緊張感があります。古くからあるものでも、維持していくことや時代によって変化していくことは大事で、その時その時のベストの選択肢をチョイスしながら、より長く使って頂けるものを残していけたらなと思います。

takanori

byタカノリ