手放す家事
設計のササオです。
7月の終わりに、堀江にあるオーダーメイドキッチンのCUCINAでミーレの家電体験会に参加してきました。
大人気の食洗器から、設計事務所の住宅で見かけるようになったビルトイン全自動洗濯機、オーブンにIHコンロを
実際調理をして(ミーレの方が)、食べ、洗うところまでを体験し、洗濯機もその場でデリケートなレースシャツを洗濯乾燥するところまでを見せていただきました。

洗濯機については、ドイツでは日本のようにデリケートなものはクリーニング店に出す習慣がなく、シルク製や、ジャケット等も自宅で洗濯するため、洗濯機や洗剤まで洗うものに合わせた設定ができるようになっています。
ウールも縮まず乾燥することができるそうです。
脱水時の振動・音も静かになる設計、埃の処理も必要なく、使用後もラクチン。容量が少ないですが、すごく魅力的に感じました。

国産メーカーとの差もはっきりしていて、食洗器は予洗いがいらないのはもちろん、ご飯粒や野菜等は高温で溶けてしまうため、お湯と一緒に流れてしまい洗い終わりに庫内に残飯が残らないのに驚きました。
ルクルーゼで炊いたご飯(オーブンで火入れ)も水を浸して置かなくても、洗い残り無し。
オーブンは豚の香草焼きと、パンを一緒に焼き(臭い移りなし)、オーブンの下は低温調理できるスペースがあり、今回はスープを温めておりました。
効率良く家事ができるように考えられております。なぜ、ミーレが選ばれるのか、理解でき、勉強になりました。
住宅の設計では家事の効率化や動線が課題であるのはもちろん、
衣類乾燥機を設置し、外に干して取り入れるという家事を無くす、
洗濯室とウォークインクローゼットと繋げて、畳む家事を無くす、
食洗器により食器洗い(拭く作業も含め)を無くす等々、どう家事を手放すかが課題になってきていると感じました。
私は料理が好きですが、家庭料理の考え方も、「手抜き料理」なんてネガティブに言わず、ドイツの簡単な食事「カルテエッセン」や土井善晴さんの「一汁一菜」、台湾やタイのようにそもそも夕飯は屋台等で外食やテイクアウト(手軽で安い!)に頼るような、日本の家庭の食事の考え方も変わっていってほしいと思います。
さて、夏の一コマ。

本籍のある曽爾村の家にて。旦那お手製、納屋にあるもので設えた雨樋流しそうめん(雨樋は新品です)。
不格好ですが、子供達は大喜び。
byササオ