お盆休みが明けて

工事部トミマスです。

今年のお盆やすみはこれぞお盆というような感じで実家や義実家にお寺さんに来ていただいてお参り、各お墓参り、親戚廻りと・・・

でもよく聞く帰省ではなくそれぞれ実家、お墓は我が家から20分以内、親戚も1時間ちょっとと近いのです。

そのほかは特に出かけることも無くこの春オープンの話題の世界最大の無印良品も買い物ついでに朝一番から行って昼前には帰宅、涼を求めて三輪明神大神神社に早朝6:00頃から参拝してもモーニングを食べて9:00には帰宅という近さ。

家庭菜園の夏野菜も暑さと日差しで育ちが悪く、朝晩の水やりだけが大変で、暑すぎてどこにも行かない、行けない夏休みでした。

こんな夏休みを過ごしてのお盆明けの今週は事務所での作業が多く、ほとんど外に出ていませんがまだまだ暑く現場は大変な時期が続きそうです。

新規のご相談をいただいている物件の敷地を見に行ってきましたがどこもこの暑い中雑草だけは元気に育っていました。

tomimasu

byトミマス

こんにちは、専務です。
さて、今日は夏休み前最終日。
明日、8月10日から8月17日までは夏季休業とさせて頂きます。
期間中のお問い合わせはメールまたは問い合わせフォームにてお願いします。

今年は近年稀に見るの酷暑の中、建て方も多かったのですが、なんとか熱中症になる職人も監督もおらず乗り切っています。お盆開ければ秋に向かって少しずつましになって行くといいのですが。暑くなるのも早かったのだから、涼しくなるのも早くないと割に合わないと思うのですが、地球さんいかがでしょうか。

今年も7月30、31、8月1日と地元の清見原神社での夏祭りがあり、今年は前回のブログでも紹介した春高稲荷社の竣工祝も兼ねての祭となりました。

お神楽の奉納をお受けしに神社へ参ると、稲荷社の方へ車椅子の方もお参りしており、
無事整備できてよかったなとしみじみ感じ入りました。

ついでに子どもと金魚すくい。やっとこさ1匹取れて喜んでいる次男を尻目に、横の3歳児が40匹ほど慣れた手つきでいとも簡単に掬い続けていくのを見て、天賦の才とはこのことか、、、と驚愕いたしました。

京都大山﨑での「Project H」では、古材と新材が入り混じった難易度の高い建て方が進行中。通常の住宅の様にサクサク進む訳ではないですが、面白いものが立ち上がってきているのを感じます。

今回、建て方の構造材は古材もあるため、ほとんどが大工による加工場での手刻み。しかし量がかなりあるため、一部をプレカット工場に依頼したのですが、通常のプレカット工場では対応できない形状の為、特殊な形状にも対応可能なコウヨウ株式会社さんへ依頼いたしました。打ち合わせと工場見学を兼ねて、会社のある三重県へ。

ドイツのフンデガー社のプレカットマシン。色がなんともポップ。一本一本ロボットアームが掴んでクルクルと加工していく様はなかなか見ものです。機械もすごいのですが、木の加工形状を簡単なものでも難しい形状でもすべて3D図面に起こす必要があり、そこに技術とノウハウが詰まっているとのこと。担当のスタッフの方は若い方でしたが大学で建築を学び木造が好きになりコウヨウさんへ就職したそうで、そのマニアックな情熱に感心いたしました。

さて、お盆が明ければ着工が迫ってくる案件もチラホラ。
一旦リフレッシュして、リセットして、後半戦に望みたいと思います。

takanori

byタカノリ

アくせント

こんにちはこんばんは現場監督のシノダです。

いわずがもなそれはやってまいります暑さのピーク…

とくに今週は無為なれど心底から出て参ります、魂ごと「暑っ!」とエクトプラズム…

日没後にホッとする風が吹いたなら生きているの実感を取りもどす日々是の反復ダンプティー(お粗末

 

【軒の重なりが善き哉の図】

さて、次なる担当の新築現場が押し寄せる明日の前日、(水野純也建築設計事務所)箕面の家新築工事ではもちノろんで足場は外れちゃってる次第なんですが内部の仕上げ工程の波にのまれちゃっていぇいぇいうぉううぉおおしております。

 

当方も何を云いたいんだかよくわからないが大工工事も一区切りを終え、仕上げ業者さんカモン!と工場で製作した家具とキッチンの背面にタイルを貼ってもらうと…

 

【伊のままとはまさにこのことか~の図】

ぬぬぬ歪んどるあきらかに歪んでる…でもそこは”Made in Italy”を押しての揺らぎと許容、おそらくこのファジーな世界が絶妙に醸しだすもうひとつ上の上質な感じになると信じてここはタイル屋さんにGO~と施工承認するのわけでございます。

目地をいれるとあら不思議、やっぱりよい感じに(イタリアの美のセンスには脱帽と畏敬ナリ

 

【トライアンドエラーからの~の図】

そして大半の内装の壁の仕上げに漆喰塗りが用いられる本件なので、施主さんと設計さんとの質感の共有が天王山と心に秘めて今週、左官山本組の事務所へ三顧の礼(誤用)を敢行してサンプル造りに勤しみました。

掻い摘まんで申しますと設計事務所さん(首都圏)→左官屋さん(首都圏)→建材(首都圏流通)となるわけでして…預かった漆喰のサンプルは当然首都圏産となります。

なにぶん自然素材の仕上げが故にマニュアルがない為、設計さんから預かった以前の現場のサンプルと設計さんが懇意の左官屋さんへのリサーチを元に、こちら(関西風)にてあれこれと試作はするものの材料の地産問題や配合、塗り方やコテの入れ方且つタイミングなど(敷いては左官屋のプライドもなんて…

等々複数要因が絡み合いすぎてなのか?寄せては返す波のような将又手からこぼれ落ちる…ような、言葉では上手く説明はできない時間を経て苦節の末本日、施主さんと設計さんの承諾を賜りましてなんとか風合いの決定と相成りました。

あとは左官屋さんにかたちにして頂くだけ!と若干肩の荷はおりましたので今回のお話しははここまでに(この場をかりてヤマモトさん感謝です

 

今回は最後にこの2枚

【安藤忠雄の325】

【現場近所の155】

 

今宵はこの辺りで 

ではでは又又

byシノダ

いよいよ

こんばんは、現場監督のヤマモトです。

いよいよ「Project H」も建て方目前。現場では土台伏せ作業が完了し、足場も組み上がって、静かにその時を待っています。

基礎の上に土台と大引きを組み、しっかりと水平を確認しながら進めています。構造体の精度に関わる工程だけに、ここは特に慎重に。

暑さが厳しい中での作業ではありますが、現場はいたって順調です。建て方当日は、天気・風・搬入のタイミング…といろいろ気をつけるポイントはありますが、ここまでやってきたことを信じて、焦らず、丁寧に組み上げていきたいと思います。

yamamoto

byヤマモト

猛暑の中で

工事部トミマスです。

関西地方では梅雨明けが異常に早かった上に、猛暑が続いているのでもうそろそろお盆かなみたいな感じになってしまいます。

でもまだ、今日は天神祭。

お盆休みまでまだ2週間以上あります。

そんな中で今週は東成区Kマンション新築工事の木造建て方、来週は京都・Project H工事の建て方と続いての猛暑の中での外部作業となります。

現場作業の中でもこの時期、炎天下で日陰も無く大きな部材を組み上げていく緊張感のある建て方工事は本当に大変です。

こちらわかりにくいですが東成区Kマンション新築工事での小さなテントにスポットクーラーを配したシェルターみたいな簡易休憩室。

こちらは最終仮組みを終えて現場搬入の為の解体を待つ京都・Project H工事の新旧の材料たち。

お盆までのこの期間、まずは安全第一で無事に組み上がる事を願います。

先日早朝に少しでも涼を求めて藤原宮跡のハスの花を見に行ってきました。

この青空と色とりどりのハスの花とカメラを抱えた人々・・・

真ん中のポッコリ見えるのが畝傍山、右の奥遠くに見えるのが二上山です。

tomimasu

byトミマス

の向こう

こんにちはこんばんは現場監督のシノダです。

今年はあまりにもあっさりと梅雨が明け、早々と猛烈な酷暑な季節がやってきてしまいましたね…

夏本番の到来が早すぎて…いつもは真夏に追い討ちをかけてくる蝉もまだ遠くで微かに鳴いている程度、聴覚からやってくる暑さに肩すかしをくらってその違和感で、勘が狂っちまうぜと取り敢えず妄想バテ (先が長そうで少しビビりはいってます…

そして今宵は七夕、織姫星こと琴座のベガは極夜のグリーンランドの夜空でもひときわ気品高く白く美しく輝いているそうです。

 

さて、(水野純也建築設計事務所)箕面の家新築工事では内外共に着々と作業が進んでおります。

その外部と云いますとついに先週に外装の仕上げの左官のモルタル掻き落としが完了しました。

 

【ゴリゴリ感のある様子】

モルタルの掻き落としは文字通りに下地にモルタル塗りをして表面を剣山のような治具を使用してゴリゴリと表面を荒らしていく仕上げとなります。

様相としては左官職人さんがワイワイと大勢やって来て午前中を目処に今日の施工範囲を見定めてモルタルを塗り付け、材料の水引きを見計らい、午後から一斉にゴリガリと騒がしく掻き落として仕上げていくと云う次第でして…

掻き落とした材料はもちろん雨霰と落下をしていき地面を染め汚していきます、ただただその壮絶な紛擾多端の向こうに表情良く仕上がっていく様があり、それを見届けるのが現場監督の特権とでも云いますでしょうか、なかなかも面白きモノであります。

因みに何処かとはいえませんがわたし自身も一部ゴリゴリと念集注しております。 

 

【軒裏と壁との繋がりがとても感じよく屋根などの板金とのラインが綺麗に出て良い仕上がりに】

なので外部はもう一息の処までへと…

 

そいで内部と云いますとこんな感じ、曲線の開口部が登場したりなかなか良い感じに仕上がってきております。目下タバタ大工が化粧材を加工取付して造作家具などの最終作業に勤しんでおります!

もう少し気が抜けないまではきております! ですのでもう暫し、皆さまお力添えを!

   

 

【最近休むを修練中】

「休まぬ」は愚行とあり回避するには「休む」ことにすればそれでよいと。

なかなか奥深き世界でござんす。

 

今宵はこの辺りで 

ではでは又又

byシノダ

新旧・今と昔

工事部トミマスです。

暑くなってきたと思ったらあっという間に梅雨明けのようです。

加工場では(京都・Project H工事)の構造材加工も大詰めを迎えてきました。

今回は一旦仮組みを解体した状況での写真です。

古材と、新材、新旧入り交じっての軸組になります。

もちろん新材の加工も有りますが昔の材料に今の大工さんの手が加わってのコラボです。

こうやって見ると本来は捨てられたり、姿を変えて利用されていったかもしれない木材が大工の技術によってよみがえって行くような感じです。

こちらは玄関前のオジギソウ。

毎年新緑は見ていましたが花を咲かせるのは初めてかも、初夏って感じです。

tomimasu

byトミマス

のうとぉれい

こんにちはこんばんは現場監督のシノダです。

本日、暦の上で入梅となりいよいよ梅雨の季節になりましたね。

入梅と云えば田植えの季節なんでしょうが先日、法事での帰省中の車窓で田植えを終えた水田がキラキラと輝くのをぼんやりと眺めながら昨今のお米の価格高騰事象が切迫するなか ”あ~あありがたや~” と脳内合掌(飢饉でもないのにね

この飽食の時代に米米クライシスとは米食という従来日本人の当然・必然行為を再考することになるとはよもや…

 

さて先週、弊社まちのえんがわのロゴをデザインされた(又聞き)ヤマザキさんの事務所隣の一室の改装工事を実施しました。

本町のクラッシックな建物の小部屋を小上りオン畳のミニマル空間へと改修する計画を矢部達也建築設計事務所さんから賜りました。

昼の喧噪且つ夜の静寂な街故にある種の孤独的快適さが介在する空間、これは中毒性アリかもと…

【クロゼット&小机付のミニマルな個室へと】

【年期のはいった小粋なエントランス】

改めて畳のある空間が少なくなっている昨今、畳屋さんも国内でのい草農家が減少していることを切々と危惧されており減反政策との関係性は当たらずと雖も遠からずなのではないのかもかもなどと。

ダイバーシティな時代が向かう先に悠久の時から続く和様が淘汰されるのかどうか…

懐古主義気味な小生にはそれは是非かがどうにもわからない…

  

【Y字路聖地巡礼の1枚】

 

今宵はこの辺りで 

ではでは又又

byシノダ

基礎工事完了

こんばんは、現場監督のヤマモトです。

前回ブログと同様に写真は京都・Project H工事の様子です。

現場では基礎工事が完了しました。

↑完成した基礎の全景です配置も整い、次の工程である埋設設備配管に向けた準備を進めています。

↑晴天にも恵まれ、工程はおおむね予定通りに進行。

工場内での古材の仮組みの様子です。柱や梁や丸太を一本ずつ番付を取りながら加工し建て方に備えています。木工事では職人さんの技術と知恵が求められる工程が続きます。

引き続き、細部まで妥協せず、丁寧に進めてまいります。

yamamoto

byヤマモト

協働

こんにちは、専務です。

 昨日、大阪府建築士会発行の業界紙『建築人』の年間掲載作品から選出される 建築人賞 で、弊社が施工を担当した 「クセのあるスタジオ」(設計:Kvalito/施主:マクセル株式会社)が佳作に選出され、その授賞式に参加して参りました。

こちらの賞は建築の設計者だけではなく、施主、施工者も賞の対象となっており、建築の機能性、デザイン性、社会性はもちろんのことながら施主・設計・施工の3者による協働関係も評価していただけるのは大変ありがたい限りです。確かに、そのどれが欠けても建築というものは完成しないことは事実で、これからも良い関係で仕事していけるように努めたいと思います。

 授賞式の後は万博総合プロデューサーである建築家の藤本壮介さんによる講演会。1時間程のお話は前段は近作について、そして後半はもちろん万博について。リングの中に多様性を内包させるDiversityとUnityの合わせたコンセプトの説明はとてもわかり易く明解で、機会があればぜひ聞いてみてください。
 たまたま万博本開催前の4月、テストラン初日の夜にも藤本さんの講演会を聞く機会があり、その時は万博のプロデューサー就任前の初期案から正円のリングまでの案の変遷や開催までの流れを詳しくご説明頂きました。超が付くほどの社会的重圧や責任感を背負いながら開催までたどり着き、ある種のハイ状態ですと御本人も仰っていて、最後に「僕のことを嫌いになっても、万博には行ってください」という冗談は本当に印象的で笑いながらも、もの凄い死線を越えてきたんだろうなと軽く震えました。

 万博には生野区からの展示のお手伝いや、家族でも訪れたり、でなんだかんだ四回行っています。どちらかというと事前予約ベタで当日に少しは頑張ろうとするのですが、子どもと行くとそれよりも各国のスタンプラリーに一生懸命になってしまい、気がつけば走り回って120個程スタンプを集めておりました。シグネチャーやイタリア館など有名どころはまだまだ全然訪れていないですが、河瀬直美館の奈良から移築してきた校舎の古いアルミサッシの向こうに見える万博会場の光景のアンバランスさに笑ったり、バーレーン館が日本的な105角の規格材での構成や太鼓張り障子の様な表現が面白かったり、

坂茂さんのドームの中に水玉が流れるの、これ一生見れるな、、、と思ったり、それなりに楽しんでおります。

 建築も見どころは一杯ですが、昨日の懇親会でもどなたかが言っていたのですが藤本壮介さんがSNS等の疾風怒濤の批判を乗り越えてやってきたにも関わらず、万博の公式パンフレットには各パビリオンの建築家のクレジットがある訳ではないし、そう考えると万博にとって建築は主役の様で主役でなく、やっぱり世界中から人が集まり、色んな文化をちょい齧り出来ることや、藤本さんも最後はリングから見上げる空の方が大事だと考えたと仰ってましたが、そこから見える夕日や景色なんかが感動を呼んだり面白かったりする訳で、其の為の装置として建築は在るんだなと思いました。

takanori

byタカノリ

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