大工のコトバ

「現場」に行き、大工さんに会うと、「なんだかんだ」と話しかける。どーでもエエ話もあれば、どうしたらエエのかと聞きたい時もある。そうすると、「あーだこーだ」と、返答があって、コミュニケーションがはじまる。それが嬉しいのだ・・・。小さな頃から身近なところに「職人」さんがいてたので、「職人」さんの働く姿に「接する」のが、きっと好きなのだ・・・。

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↑ リフォーム工事の構造補強がちょっと気になって、設計担当のカワモトくんを引き連れて、現場に行って、梁の上を歩きながら、キナミ大工と、「あーだこーだ」大工は肌身で感じ取った経験値を語るので、「そうそう、なるほどなるほど・・・」と頷いた。

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↑ リフォーム現場で、造作材の加工をするベッショ大工の作業をチラッと見ながら、私「枠材の加工、大変やなぁ・・・。」大工「はい・・・・」ベッショ大工とは、これで充分なのだ・・・。

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↑ タニオカ大工のリフォーム現場に行くと、作業の真っ最中で、「終盤になって、ようやく設計さんの考え方が、だいたい解ってきたわ。次やったら、もっと上手く出来るとおもうよぉ」って。歳上の人生の先輩にエラソウに言うのもなんですが、「理解」しようとする努力って、カッコエエですわ・・・・。

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↑ 新築の現場で、陽気なフミノ大工に会うと、黙々と作業中だった。後ろを振り向いて、お互いに、「ご苦労さん」「ご苦労さんです」と声を掛け合って、「じゃぁ、頼むわ」と伝えて帰る・・・・。今日は、缶コーヒー飲んで休憩しながら陽気にアホなコミュニケーションするより、一生懸命働く後ろ姿を見ただけで、充分。

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↑ ノブヤマ大工のリフォーム現場に行くと、道具類や金物や掃除用具をカッコ良く整理整頓していて、「シャチョウこれどうおもう・・・。」って言うので、ベタベタの大阪弁で、「カッコエエやん!」

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↑ 北海道札幌の断熱気密住宅の見学に、うちの現場監督のモリタくんを引き連れて、出向いたのが、昨日の事。そこで、三五工務店さんのご厚意で、工事中の現場を見せてもらって、作業中の大工さんに話しかけると、気軽にあれやこれやと、気密施工のコツのようなものを語ってくれて、その「コトバ」の抑揚の中に作業に対する「理解」のようなものを感じて、長い年月をかけた断熱気密工事に対する技術の積み重ねを感じたなぁ・・・。

by シャチョウ

スクエアな外観

こんばんは、設計担当の田中です。少し風邪をひいています。
東成区・T邸新築工事ですが、いよいよ足場が取れました。

設計的に少し外観を説明しますと、
まず、前面道路が4Mを切っています。
ここは、準工業地域というとで、建蔽率が80%、容積率が300%の地域です。ただし、前面道路が4Mを切っていますので
容積率は300%×0.8=240%となってしまいます。ですので、敷地に、建蔽率めいいっぱいで建てる場合は3階建てが限界です。
ちなみに、木造住宅では、3階建てまでしか建てれません。だれが決めたのか知りませんが、本当に、用途地域というのは怖いものです。
例えば、今回の物件についてみましても、内環状線を挟んで向かい側は同じ準工業地域なのに建蔽率60%になっているのです。建物は、
単純に敷地に対して20%分小さくなります。何か、不公平な感じがしますね。

さて、スクエアな外観とは!
建築基準法上、道路斜線制限というものがあり、準工業地域では、1.5/1という角度で引いたラインに当たると、その分建物を削らなくてはいけません。
そうすると、3階部分が三角に削り取られてしまいます。それを回避できる緩和措置として天空率なるものが生まれました。
これは、実際、道路から建物を見たときに、どれだけ空き(天空)比率があるかを算出して、適合する数値と照らし合わせて判断するものです。
通り一辺倒に斜線に当たるからダメというのでなく、設計次第で高い建物も建てれるようになりました。

そういうわけで、スクエアな外観を実現することができたのです。

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もう少しで、引き渡しです。
工期も、かなり遅れて迷惑をおかけしましたが、どうもありがとうございました。

By タナカ

大工工事が始まりました。

こんばんわ。設計のカワモトです。
鶴橋・KS邸リフォーム工事(長屋の二世帯住宅改修)の解体工事が終わり、大工工事に入りました。
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↑大工さん 加工の様子
現場定例打ち合わせの際に奥様が手加工している大工さんを見て「凄いなぁ?」と言っていました。プレカット工場で材料の加工が仕上がった状態で現場に入る事は知っていたのですが、現場で尚かつ手作業の仕事を見て驚いていました。
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↑現場の大工と現場監督との打ち合わせの様子
今回は構造用合板での補強や柱梁の入れ替え、鉄骨での補強など構造補強工事にいつもより手間が掛かります。
気づいたら毎日現場に行き打ち合わせや寸法を調べに行ったりしています。
byカワモト

ある複合施設の設計

こんばんは。設計のヤマガタです。
現在設計業務として計画中のお仕事のご報告です。
↓模型をつくりました。
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大通りに面した敷地に、薬局、コンビニ、2Fに事務所などの入居を
予定している複合施設です。結構大きい建物です。
大通りに対して垂直に長い配置で、シンプルな直方体+α、という形状。
既設の建物の解体を含めて、段階的な施工とするために、この形状、この配置
となっています。今のところは。

↓大通りからの眺め
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敷地に高低差があるので、スロープでアクセスする計画です。
ガラスのスクリーンで、極力シンプルに造っていきたいと考えています。

計画初期段階なので、形はまだまだ進化中です。
どうなっていくか、こうご期待。

byヤマガタ

芦屋の現場ツイン

こんばんわ現場監督のツジモト です。
設計施工による芦屋・M邸新築工事石川友博建築事務所による芦屋・N邸新築工事は着々と進んでいます。
平行に進んでいますが、ややM邸が優先か・・・いなや

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M邸側屋根葺き、下地状況です。
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N邸屋根葺き、下地状況です。
これから外壁や内装に入るのですがまずは外壁です。
両方並ぶ外壁 木村設計山形氏vs石川設計な・ん・て・・・項ご期待

by ツジモト

雪景色、恋模様の日

こんちには。現場監督のトクモトです。
昨日はブログの事をすっかり忘れて帰ってしまいました。
特に理由があったわけではないです。バレンタインデーは・・・関係ないです・・・(´;ω;`)

さて、東成区・T邸新築工事では大工工事が終盤に入り、内装工事を3階から仕上げて行っています。
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↑2階タイル貼り中の増田タイルのアオノさん
T邸では室内にタイル貼りが多くキッチン以外にも玄関、洗面所、トイレの床や壁にタイルを貼っています。

IMG_3139ちなみにベランダもタイル貼り。昨日は雪がすごかったので昨日の雪が残っていました。
石調のモザイクタイルなのでいつもと雰囲気が違いましたが中々いい感じに仕上がってます。
そして、あと玄関の床と外壁の壁のタイル、1Fのトイレのタイルが残っています。
まだまだタイル貼りたくさんありますが増田タイルの職人さん。よろしくお願いします!

IMG_3138そして、昨日の雪!やばかったですね。現場に行こうとする道がことごとく通行止めや規制だらけ。結局現場には辿りつけませんでした。朝早くから奈良に行ったつわもの大工がいて、帰って来れるかわからんかったけど無事に帰って来れてよかった。
たまに積もってくれるのも楽しさがあっていいけど、できれば休みの日とかに降ってくれたらありがたいなぁー。
by トクモト

上棟に向けて

こんばんは。総務部のコバヤシです 。 
先週末は各地で雪が降ってましたねー!!
皆さんは、大丈夫でしたか??
生野区O邸新築工事は上棟に向けて工程を進めています。
とりあえす現場の流れを紹介します!
↓ベースのコンクリートを打ち終わり
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↓立ち上がりのコンクリートを打ち終わりました
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↓給排水工事の外部の配管の仕込み
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施主様もそうですが私も棟が上がるのが楽しみです。
現場はこれから先行足場を組んで無事に上棟式を迎えられるように親切ていねいに工事を進めていきます。

by コバヤシ

マンションリフォームまとめ

こんばんは、設計と営業担当の田中です。

先日、NHKで、建築業界は、この20年の間に労働従事者(職人さん)を大きく減らしかつ、1/3が55歳以上の職人さんであると言っていました。加えて、今期は、消費税の問題、東北被災地の復興関連、オリンピックと公共、民間工事共に需要が拡大しているとのこと。需給のバランスから、弊社でも、職人不足が深刻化して参りました。

ご迷惑おかけしていますが、よろしくお願い致します。

先日、旭区・M邸リフォーム工事のお引き渡しましたので、少しまとめてみました。

◎現況図面
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約60平米ぐらいのマンションです。中央に、LDKがあり、バルコニーに面して和室が2部屋となっています。3年前に、浴室、洗面脱衣室、トイレの水廻りを改修しました。今回は、中央のリビングが暗いのと、キッチンの老朽化などを理由に、LDK+αの改修となりました。

◎リフォームプラン
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実は、私も、まったく同じ大きさの築30年弱のマンションに住んでおり。
中央リビングに嫌気がさし、自ら解体した日々を想い出します・・・・。
そういう経験もあり、お施主さんの気持ちはよく分かりました。戸建て住宅でもそうですが、30年前は、一番いい位置に和室を持ってきて台所は、物が腐らない様に、日が当たりにくい場所に位置づけられていたのです。今は、ライフスタイルが変わり、一番いい場所に、キッチンを配置する考えとなり今回も、南面ベランダからの光を取り込むプランとしました。

◎ちょっと営業トーク
ライフスタイルといえば、マンションに新しく住まわれる方に、高齢者の方を多く見受けます。子世帯が、郊外の実家に、親世帯が息子夫婦の住んでいたマンションに住み替える様な、リフォームもしたことがあります。マンションは、高気密高断熱、バリアフリーと実は、高齢者向きなのです。

◎解体の様子
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スケルトン状態に解体して躯体を表しとします。配管の仕込みを行っています。

◎ 床組と無垢フローリング貼り
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床はコンクリート土間の上に、万協というメーカーの防音二重床(L45仕様)としています。その上に無垢材を貼っています。コンクリート土間の上に、直接貼る(直貼り)ことはできないので、一旦、二重床にすることで防音性能を取っています。

◎家具製作
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弊社では、ランバーコア材を使って大工さんで家具を造り付けていきます。
家具屋さんで製作して、納める場合もありますが、今回は、完全現場製作としました。

◎竣工写真
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杉板とシナ合板、障子の組み合わせとしました。いろいろやってきましたが、自分的には、一番オーソドックスな組み合わせで、受け入れて頂きやすい木の組み合わせかと思っています。コンクリートのマンションだからこそ、木のぬくもりが欲しくなるのでは・・・。

◎竣工写真2
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キッチンはLIXILの既製品を使っています。白の人工大理石のプレーンなタイプです。表からは、建築工事で化粧パネルを貼って包んでいます。正直、このやり方が、機能的にも、コスト的にも、一番最適といえます。前回施工した、洗面脱衣室のリフォーム部分です。

 

 

◎竣工写真3
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玄関もすっきり改修しました。建具も壁も白くして、杉板を強調しました。

◎竣工写真4
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玄関入ってすぐの部屋です。
こちらは、既製フローリング(裏に防音緩衝材が貼ってあるタイプ)を直貼りしています。やはり何もかも、スケルトンにして、二重床とするとコストもそれだけかかりますので一部は、内装変えとして利用するのもポイントです。 

マンションリフォームは資材搬入、施工時の音の問題(コンクリートなので響く)などそれなりに、戸建てとは違う難しさがあります。ある程度、築年数を経ていて、リフォームが比較的頻繁に行われていると、理解して頂ける様に思います。逆に新しいマンションですと、ロビーやエレベーターなど共用部分の扱いに気を遣います。

◎ちょっと営業トーク その2
マンションは、中古であっても、基本性能がしっかりしているのでリフォームすることで非常に快適な住まいを作り出すことができます。また、構造に左右されることなく、自由なプランが可能なのでライフスタイルに合わせたリフォームが可能です。

今回は、無事、お引き渡しさせて頂きまして、
たいへんありがとうございました。

by タナカ

塗装仕上げ

こんばんは。現場監督のタツタです。
最近、インフルエンザが流行ってますが、皆さん大丈夫ですか?

さて東大阪・H邸リフォーム工事はぼちぼち終盤にさしかかって来ました。
今回、クロスはなく塗装と一部左官の仕上げになってます。
ダイニング・キッチン・廊下の天井はラワンベニヤのオイル塗装仕上げ
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ダイニング・キッチン・廊下の壁、洗面・トイレ・子供室の天井と壁は
フッコーのクリーンメーカー仕上げ
クリーンメーカーとは 吸着機能・光触媒機能・抗菌機能がある塗料です。
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完成はもう少し先ですが、なかなかいい雰囲気になってきました。
byタツタ

現場着工

こんばんわ。設計のカワモトです。
大阪市東成区・N邸リフォームの着工です。
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↑解体前の床の間、仏間廻りの現地調査の様子と現状の納まりや寸法の確認
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↑再利用する物の確認など調査しておきます。
  便器やガスコンロ、家具などは再利用する機会が多いです。
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↑解体時の床の間、仏壇様子
今回のリフォームは内部全面リフォームと外部塗装を行います。
床の間・仏間廻りはその面のみに化粧柱・落とし掛け・鴨居などを取り入れ和の部分も考えた計画しています。
リフォームした空間にどう見えてくるか楽しみです。
byカワモト

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