初体験 完全無添加左官仕上げ

こんばんは、設計の田中です。
少し、営業的なタイトルとなりましたが
今回、目神山・N邸新築工事において
伝統的工法による土壁の施工を最初から最後まで一貫して
見せて頂きました。
糊ごね仕上げというそうです。
施工は、弊社協力業者さんの左官山本組です。
材料作りから施工までを、ご紹介させて頂きます。

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まず、布海苔を作ります。
銀杏藻という海藻を沸騰したお湯で溶かします。
薪で火をおこし
原始的ですが、これぞ無添加です!

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煮立ったたら海藻をこして糊だけにします。

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材料の土です。
今回の材料、左から黄土、梨の土(淡路の土)、川砂となります。
左は、藁スサやったかもしれません。

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最初に藁スサを入れます。

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次に、黄土、梨の土を加えて混ぜます

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試し塗りをして、粘りに応じて川砂で調整します。

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現場に到着
現場で火をおこして糊を作ることは難しいので
左官工房でネタを作って搬入します。
この施工のポイントは、必ずその日中に行うということ
糊が腐ってしまうからです。

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いよいよ施工です。
山本さん、ご指導の元、お施主さんも体験塗りされました。
糊は粘りがあり、真夏でも、すぐには乾かないので
施工性はいい様です。

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完成です!
非常にいい硬さで質感も最高です。

先週末に、まだ、少し工事箇所を残して
お引き渡しさせて頂きました。
施工過程でこのほかにも、いろいろ新しい経験をさせて頂き
たいへん勉強になりました。

「いい家」になりました!

ありがとうございました。

BY タナカ

シン・コドモシツ

こんばんは現場監督のシノダです。 今週末まで新しい「家」の展示会が開催されているらしい。タイミングがあえば是非。。。(TOKYOですが…) IMG_6319さて只今、(林敬一建築設計事務所)による京都I邸子供室改造工事を進めております。本日はワダ大工とヒラボシ大工が合わせ鏡のように子供室の間のコミュニケーション窓?を填め込んでおりました。林さん曰く、設計趣旨のようなキーワードが「子供室が家の中にカポッとはまった感じやねん…」とS造の建物に子供室のブースが入れ子の様に収まる感じの改造工事です。既存の空間にラワン合板で構成された壁や天井や造付けの家具がまるで投げ込まれたかのような納まり。僕の子供のころに分け与えられた子供部屋とは全く違う、まさにあたらしげな子供室になりそうな予感に期待大です。

IMG_6315IMG_6317IMG_6330IMG_6325この工事も来週で完成! 二学期からは人生初のプライベート空間でたくさん勉強してね! では又又 byシノダ

・・・そして夏空

こんばんわ。
現場監督のトクモトです。
平野玲以建築設計事務所設計による池田・K邸工事は先日引渡を行いました。
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梅雨の晴れ間を狙って着工した工事は終盤には甲子園が似合う夏空へと変わっていました。皆さま暑い中お疲れ様でしたー!
byトクモト

建方

石川友博設計事務所による西宮・K邸新築工事です。

ついに建方を迎えました。レッカーで軽々と材料を揚げみるみるうちに

形になるこの日はとても楽しい一日です

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無事に建ち上がり物思いにふける棟梁と材木屋

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お施主さんのご厚意で上棟式を行いました ありがとうございます!!

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今回は土間になる部分が多く、いつものように材木で机・椅子が作れないため

会社からパイプ椅子と簡易テーブルの脚にある作業台をたくさんもってきてセッティングを

しました。ちょいとはやりのグランピングみたい・・・・・

 

byモリタ

夏の地鎮祭

お盆休み明けの2日目ですが、石川友博建築設計事務所さん設計の石切・K邸新築工事の地鎮祭に参列してまいりました。

いろいろな都合が重なり正午12:00からの開始となったうえにお天気がよくテントの中はそれはもう暑くて大変です。

座ってるだけでも大変なのに、石切神社さんから神官の方が2名来ていただき汗だくになりながらも、祭事を粛々と進めていただきました。
大変ご苦労様でした。

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現場担当のシノダ君の玉串奉奠の後ろ姿です。

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チョット木陰に入るとツクツクボウシの鳴き声が聞こえる中、時折「お盆も過ぎたなぁ」と思わせる風が吹いていました。

まだ当分,残暑は厳しいでしょうが、ガンバッテいきましょう。

byトミマス

好きなことはやらずにはいられない

こんばんは、現場監督のオオムラです。
東成区・NA邸リフォーム工事は、大工が大詰め。準決勝あたりです。
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2階の新しい階段吹き抜け上部に新しい窓を取付。左写真で2階右端。右写真で左側窓。どちらもわかりにくいですが、これが有効に働き、イッポンてかんじです。
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階段が明るくなりました。無駄に上り下りしたくなります・・・
暑さに負けそうですが、最後まであきらめないで、チーム力を発揮したいと思います。

今日もていねいに。byオオムラ

歴史

こんにちは。好きなバンドはレキシであります。現場監督のナンバです。

 

先日、会社の前をわっしょいしていました。

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いわゆるだんじり。

大阪はだんじりとか、お祭りの文化が盛んだなあと感じます。

僕の地元では後発的にイベントは催されているようですが、根付いたものは無いような気がして、ひとつ大阪の好きなところであります。

 

 

さて、ただいま、天王寺区にありますH寺さんにて、土塀の修繕工事をしております。

 

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左官屋さんによる土壁塗り。

見事なコンビネーションにより和気藹々と作業が進められていきます。

 

4工程ほど重ね塗りをして、まっすぐキレイに塗っていく訳なんですが、3工程目にとりかかろうとした日のこと。若い職人さんが発した朝の一言。

あ!ミキサー持って帰ってたんやった、、

 

材料を適量中に放り込んで、かき回す巨大ミキサー。

あらまー。。取りに帰りはるんかな、、と思いきや

 

おもむろに靴を脱ぎ、素足で踏んで土を練り始める、、、

 

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今日日、まれに見る姿かもしれませんが、かっこよすぎて僕はテンション上がってしまいました。しれっと現代文明がなくとも仕事をする職人さん。技術が受け継がれている様を目の当たりにしました。

 

昔は女の人がそのように足で土を練り、男の人が土を塗っていた

とゆうのを聞いたことがあります。確かなことかは分かりませんが、、

そんな話を思い出しながら、土塀に埋まっている鬼瓦にも、歴史の一部を感じるのでした。

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byナンバ

日進月歩

小路東K家リフォーム工事が徐々に進んでおります。

浴室はトイレ、洗面脱衣室と一体化したFRP仕上げです。

協立工業の職人さんの手により部屋全体にガラス繊維を張り巡らせ、

丹念に塗りこめられていきます。

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浴室の家具設計は白坂悟さんによるデザインなのですが、

家具の材料に、八尾にある安多化粧合板さんを紹介して頂きました。

町工場の域を完全に飛び越えたオシャレな会社で、

多様な木目を意匠的に選ぶことができ、

繋がりのある木目は全て揃えることが可能で、様々な建築家にも御用達だそう。

まずは家具と繋がる壁の部分を別處大工に施工して頂きました。

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角が三つ取り合う難しい部分がビシっと納まりました。

完成に向け、日々進んで行きたいと思います。

 

by タカノリ

関西間の間口1間半の長屋

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間口が約 3000mm の小路東・O邸リフォーム工事のお引き渡しがあって、いわゆる2間間口といわれる建物は、柱芯芯寸法で3640mmで、同じ2間でも関西間といわれる古い長屋は、柱芯芯寸法で3940mmほどあって、約30cmほど広い。関東間の1間半=2730mmで、関西間の1間半は2955mmになり、この住宅は関西間の1間半の長屋で、約20cm広い間口に収納の余裕が生まれて、中央にオープンキッチンとテーブルを持つリフォームになった。

もともとは、明治時代に、1間=6尺で、1尺=10/33m=0.3030・・・メートルと定義されたそうで、通常は1間=6尺=303mm×6=1818≒1820mmとするので、間口2間の家は2×1820=3640mmという寸法を使う。910モジュールと云われている。

織田信長は1間を6尺5寸、豊臣秀吉の太閤検地で1間を6尺3寸としたらしく、6尺3寸の畳の大きさが入る部屋を通常関西間と称していて、柱が120角の間口2間の家の柱芯芯寸法は、畳の6尺3寸=1909mm×2枚=3818mmの畳が入る柱間が必要となるので、柱の120mmをプラスして、3818mm+120mm=3938mm≒3940mmが柱芯芯の寸法となり、柱が120角なら3940÷4=985モジュールで、柱が105角なら3818+105=3923mmになり、それを4で割って980モジュールとなる。

そんなこんなで、関西間の住宅モジュールで造った方が、ちょっと余裕があるヒューマンスケールな住宅になるのだなぁ・・・と実感した間口1間半の長屋のお引き渡しでした。

by シャチョウ

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