外装工事について

こんばんは。設計営業担当のタナカです。

今日は、外装工事の一部をご紹介いたします。

◎塗装をする前に、シールの打ち替えを行います。
新築時のシールは、劣化して可塑化して、粘り気が完全になくなっていました。
塗ってしまうと、分からなくなりますが、この作業(防水性能を担保すること)が、最も大切です。

◎屋根塗装下地(プライマー処理)塗り作業を行います。
これは、仕上げ塗料のより良い定着を促す為に行います。

◎屋根仕上塗装、カラーベストの隙間に塗料が入り込まないよう、スペーサーを取り付けて塗っていきます。

◎防水作業下地処理
元々の下地との間に、メッシュのシートを貼り、防水材の定着性と密着を防ぐ(絶縁工法)様に
しています。

◎ウレタン防水仕上を行いました。


外装工事は、美装することより、耐久性を上げることが目標なので
隠れてしまう作業こそ、大事かと思います。

tanaka

by タナカ

ソトと繋がる

こんにちは、専務です。
11月に入っていよいよ肌寒くなってきましたね。前回のブログ担当だった10月10日はまだ半袖で暑かった記憶があるし、秋がなくなったと口々に言われていますが、長袖シャツ1枚の季節が本当に少ないですよね。秋が少ないと森の実りが減ると良く言われていますが、昨今の熊の出没なんかもやっぱり関係しているのでしょうか。

建築的にも、秋や春がないということは、窓を開け放して外とつながって開放的に!みたいな期間が、ほんの2、3週しかないってことで、住宅のあり方がどんどん閉鎖的になっていくのもなんだかなぁとは思いつつ。これは気候変動によるものなのか、私達人間が空調された空間にあまりにも慣れすぎて、外気と一体化した室内が違和感を感じる様な身体に変容していってしまっているのか、はたまた、、、。

先日小路東A邸新築工事の引き渡しにお伺いしましたが、それでもやっぱり、外と中が繋がる空間っていう感覚は気持ちいいなと思います。視覚的にも身体感覚が拡張される感じ。

例え開け放して使う期間が少なくても、外の空気を取り込むというのは、気温や湿度のことだけではないのかなと思います。そういう意味では、木村工務店、デッキを作りたがりがち。郊外の平屋でも、街中の狭小住宅でも、ウチとソトの繋がり=心の広がりという物差しをもって設計施工していきたいですね。

さて、今週末はまちのえんがわGALLERY&BARが開催されます。
まちのえんがわは所謂木村工務店におけるデッキ空間。
今回は昨年に引き続き現代アーティスト平地エリさんによる展示に加えて、舞踊家デカルコ・マリィさんによるライブも開催予定です。外の空気が取り込まれて木村工務店の加工場がどの様に変容するのでしょうか。楽しみです。

takanori

byタカノリ

空飛ぶ絨毯の如く

良い空間になりました。

会社近くのA邸新築工事です。

大きな一枚板の机とソファが入り、

抽象的な空間からリアルな雰囲気になりました。

全体として淡い雰囲気の空間にして、

キッチン側面にもパネルを立てて、あえて縁を切り、

ビシッと机を独立させることで、

施主さんが支給される濃い一枚板の机を引き立てるように考えました。

これからモノが入り、生活感が出て、さらに良い雰囲気になっていくと思っております。

リビングから少し出ると、

住宅密集地という生活がひしめき合う街中から少しだけ飛び出したかのような空中テラス。

自由な雰囲気で、開かれていて、

無限に空間が広がっていくようで気持ちが良いです。

手摺は細く、そして黒く塗装し存在を消して、床面だけが浮き上がります。

空飛ぶ絨毯の如く、そのままどこかに浮遊していきそうです。

施主さんと監督が空中テラスで足プラプラ、、

道路と空中テラスはなんとも不思議な距離感。

楽しそうです。

僕も座りましたが、なかなか楽しい。

一部手摺に板を括り付けて小さなカウンターにして、

テラス席にしようかと、施主さんと話しておりました。

そのときは飲みに行きますね🍺

最近のいくつか写真を。

見てみたかった、グランドサロン十三に潜入。

ステージ上の赤いクイズ席or演奏席とクラゲのようなテーブルランプ。かわいいですね。

神戸のジーライオンアリーナ

見てみたかった、ジーライオンアリーナの足元の親水空間

アリーナ内の小さな飲食店が外の海側に向かって開いて並んでいて、良い。

その親水空間の先にある、緑の丘 Tottei Green Hillに登る。

その下にある、TOTTEI Breweryでやむを得ず試飲。。

その近くの神戸市立博物館にて、本物の『夜のカフェテラス』を眺めることができた。

美しい、、

こちらは4Kリマスター版で映画館で見れた。。

さりげない一つ一つの構図に、計算されつくした執念のような❝人間のかっこよさ❞を感じて、

簡単に言葉にはできません、、

なんともまとまりのないブログになりました。

では。

byハヤカワ

万博が閉幕して

こんばんは。設計営業担当のタナカです。
万博へは、開幕からおよそ1週間後と閉幕1週間前に計2回、家族で行きました。
開幕直後の印象は、GW初日にもかかわらず、非常にすいてる印象で
前評判通り、人集まらんな~。という印象
それが、閉幕直前には、超密集状態に。
いつのまにか、パビリオンも全く予約が取れない状況となっていきました。
個人的に思う所として(みなさんもおっしゃっていますが)
これはやっぱり大屋根リングの優勝ということになるでしょう。
これまでの博覧会は、中心にシンボルがあってそこにから放射状にパビリオンが広がっている感じが主流でしたが
今回の万博は、リングが会場を包括し、一体感で繋がっていく感じ
大屋根リングを歩くだけも、万博全体を体感することができました。
色々言われてはきましたが、名実ともに万博は大成功に終わったのではないでしょうか。

開幕当初、GWにもかかわらず、閑散としています。

閉幕間近、大屋根リングは大行列で動けない。


へー、にゃんとも、たいへんやったんやな~
あ~、ねむた。

tanaka

by タナカ

空想が現実に

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

会社近くのA邸新築工事では、仕上げ工事の段階になり、

現場打合せで、施主さんと悩んで決めたものが、

現実となって現れてきています。

良い雰囲気ですね。

夕方ごろの少し暗くなってきた時間帯。

床の養生も取れました。

こだわった照明が優しく照らします。

キッチン横のスペースには、施主さんに支給していただく、

大きなダイニングテーブルが設置されます。

こちらも楽しみですね。。

日の入る時間帯は、床の杉フローリングと

グッと絞った合板の勾配天井と窓、

水平ラインを強調したシナ合板の壁が照らされます。

陰影を残しつつ、あえて天井を低くした奥の空間まで光が届きます。

光の陰影、空間の抑揚。

高くて、低くて、

広くて狭くて、

明るくて暗くて、

開放的で、閉鎖的で。。。

そういう矛盾したかのようなものがたくさんある方が、

生活にいろんなシーンが生まれて、

良いかなと思っています。

終盤でバタバタとしておりますが、

引き続き良いモノになるよう頑張りたいと思います。

では。。

byハヤカワ

現場あれこれ

こんばんは、設計営業担当のタナカです。
毎日、暑い日が続きますね。残暑というよりは、真夏の継続という感じで、いったいいつまでなのと想う日々。
50過ぎの鍛えていない体には、非常に堪えます・・・。

そんなさなかでも、現場はどんどん進みます。
今週も色々な現場に触れてきました。

東大阪市菱屋西で1階の全面改修工事の現場です。
弊社の職人で解体工事を進めています。天井が捲れて、構造が段々わかってきました。

硝子交換の現場です。アタッチメント付きのlow-eペアガラスを既存サッシに取付ています。

天六の新築の現場。タワーマンションとの対比がすごい!
子供を迎えに行く前に、時間があったので見に行きました。
なんて便利な場所なんだ。

中央区の現場。老舗の琴屋さんです。建具交換を本日より行っております。

暑い中、みんなたいへんだニャ~

tanaka

by タナカ

想像と現場

こんにちは。設計部のハヤカワです。

暑いですね。

会社近くの現場の小路東・A邸新築工事ですが、

足場が取れました。

すっきり。

道路から少し距離がある感じですが、

このスペースには鉄骨で車2台が納まるカーポートが建ちます。

カーポート上にはデッキを敷き、街中空中バーベキューが開催される、、、と想像が膨らむ。

楽しみですね。

屋根の軒裏は、上部外壁と色を合わせたので、

軽く乗っけたかのような屋根ではなく、一体的なカタチに見えるようにしました。

基礎は、建物四周の地盤の高さ関係から少し高くしましたが、

道路からの水勾配もありますので、そこで調整する予定です。

複雑なカタチではないですが、

シンプルに無理なくまとまってきているので、よかったと思います。

.

以前内部のみ改修させていただきました西区・K邸では、

少し状態が悪くなっていた屋上のベランダ防水の改修と、

それに伴い、手摺やサッシの取り換え、外壁など部分的に改修しました。

モスグリーンの板金の外壁、かっこ良いですね。

サッシの枠を黒系にし、建物と馴染ませました。

ガラスも型ガラスから透明ガラスにしてビルに囲まれながらも開放的に。

都会の小さな屋上テラスですね。

現場は灼熱で、なかなか作業も大変な様子でした。

そんな状況のなかで想像しにくいですが、

涼しくなってきたら、現場近くにたくさんある、おしゃれ飲食店でテイクアウトした何かと、

ビールでも買って、改修した屋上でビアガーデン、、、

と勝手に想像が膨らみながらも抑えつつ、

現場に立ち会って工事を確認しておりました。

以上、現場報告でした。

では。。

byハヤカワ

人間のサイズに

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

あついですね。

会社近くのA邸新築は着々と進んでおります。

↑床は一部へリンボーンにしました。

大きな部屋の床全面ヘリンボーンではなく、

小さな範囲ですが、効果的な場所に計画することで、

あえて空間にアクセントをつけたような感じですね。

コスト面も意匠性も考えた計画になりました。

外観も徐々に見えてきました。

上下で黒と白。

2階建ての住宅ですが、

コントラストのある色彩と素材を積極的に使うことで、

シンプルで整形なカタチですが、立体感と動きが生まれ、

小さくスケールダウンされた建物になりそうです。

まだ足場があるので全貌は見えておりませんが。

引きで見るのが楽しみですね。

建物の裏側は、こんな感じです。

屋根の軒裏も黒です。

なんでもかんでも黒が良いということではありませんが、

建物外観の3Dパースなど、

全体の色彩バランスがビジュアル的にわかりやすいものを使って、

今回は屋根と壁を一体的なものが良いかなと、

施主さんや監督と相談しながら決めました。

.

A邸新築工事で少し触れた、

建物の分節やスケールダウンの続きで、

建築的な話になりますが、

僕は人間のスケールに近い❝カタチ❞が好きです。

大きな壁のようなマンションや画一的な街並み、人の気配のしないモノは、

あまり魅力を感じません。。。

京都駅やスカイビルを設計した建築家の原広司や、

アースキンの建物がなぜあんなカタチをしているのか、

一つは、どんな大きな建物も人間のスケールに近づけなければ、、と、

強い意志を感じます。

もう一つは、遠くから見たときの建物のスケールの分節にも

考慮しているところですかね。

ただ人間サイズに小さく分節して、ごちゃごちゃしているのではなく、

引きで見たときには、大きなカタチあるいは社会的な思想を持っているのが素敵です。

ミクロな視点とマクロな視点をオーバーラップできてこそ、

良い空間が生まれると思っております。

.

//旅写真//

スペイン、バルセロナのスーパーブロック

見たかった取り組みの一つです。

この街は、車から人間サイズに街を変えている途中。

バルセロナにあるガウディのような建物一つ一つのデザインだけでなく、

建物と建物のアイダの、人間の空間に

街全体の意識が向いていて、素敵だなと思いました。

日本もそうならないかな。

↑元々車が行き交う交差点が広場に。

車道が歩道に。

補足ですが、

スーパーブロックの魅力的な内容で、写真では伝わりにくいですが、

完全に車を排除して歩道にしているのではなく、

2:8ぐらいの割合で人と車のバランスにしているのも

好きなポイントです。

歩いていたらカッコいい車が路側に止まっていたり、

古い車がノロノロ走っていたり、

どちらかが排除されるのではなく、

バランスのよい共存関係を目指しているのが素敵です。

では。

byハヤカワ

黒青

こんにちは。設計部のハヤカワです。

会社近くの小路東・A邸では、外壁の板金工事が進んでおります。

黒ですね。

黒ってCGや画像で表現すると、暗いイメージや逆に目立ちそうなのですが、

不思議とリアルの世界では、周辺環境や街並みと馴染むんですよね。

不思議ですが、魅力的で奥深い色です。。

足場の解体が楽しみですね。

内部は、南向きの大きなサッシに向けて天井の勾配をとり、

化粧の登梁も飛んでいます。

この空間の骨格です。

これから枠関係や家具仕上げも入り、さらに空間の骨格が引き立つと思いますので、

内部も楽しみにしております。

.

近況の写真

ブルーインパルス、しっかり確認。

健康的な快晴で、美しく揃った機体に太陽の光に照らされ、

6機の機体が同時にキラリと輝く。

そんな風景を美しいと思えるのは、まさしく今は、平和であることであり、

先人の歴史のありがたみを感じました。

美しくカーブした軌跡も見れました。

果てしなく広い3次元の空間に、ここまで揃って高速移動する物体は、なかなか見れないですね。

良いものを見ることができました。

では。

byハヤカワ

現場/備忘録

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

会社近くで新築工事をさせていただいております。

建物の外観はシンプルですが、内部では登梁や柱を現し、勾配天井と

普通の住宅ではあまりしない、気持ちの良さそうな空間になっています。

今回の現しで見せる登り梁や柱は、

お施主さんと奈良の吉野にある木材屋さんにまで足を運び、

一緒に見学して決めました。

毎回このようなカタチで木材の見学から選定までできたらよいのですが、

建物の規模的にも、なかなか梁や柱を現しにする機会やタイミングが少ないです。

しかし、今回はコンパクトな住宅でしたので、

現しなど少し自由度が高く、良い機会になりました。

(吉野のさくらのお花見もできました)

吉野のさくら

引き続き、良い空間になるように、

お施主さん、監督、職人さんと図面やサンプル、CGなどいろんなツールを駆使して、

スムーズに打合せができるよう工夫しながら進めていきたいと思います。

ちらっと見える外観

●旅の備忘録/モロッコからスペインに

マラケシュの旧市街から空港まで行くのがすごく大変でした。

モロッコディルハムという通貨を使い切ってしまったためユーロ札しかなく、

タクシー仲介料をもらおうと果敢に絡んでくるモロッコ人を振り払い、

何とかタクシーを捕まえ、大きめのユーロ札をチラつかせか値段交渉。

日本人が珍しいためか、出国検査場で保安官にめちゃ絡まれ、

何とか飛行機を乗り、ジブラルタル海峡も機内から見ることができました。

モロッコの空港内にて。ネコには寛容。

マドリードは整然とし、美しく管理された雰囲気が漂っていました。

劇場、映画館、ギャラリー、カルチャーセンター、

美術館、図書館、博物館、教会、、、

街中いたるところに文化的な施設が山ほどある。

国民の文化的な興味あるいはレベルが異常に高いなと感じました。

マドリードの平日の夜の映画館

古い白黒の無声映画でしたが、こんなにも老若男女が並ぶとは驚き、、、

偶然夕方から無料開放された美術館に行くことができ、

本物のゲルニカを、しかも無料で鑑賞。。

有名なミースのデッサンもさらっとありました。

仕事や学校帰りの学生など、老若男女、夜の美術館や映画館、

文化的な建物に遊びに出かけ、

帰りに薄暗く落ち着いたレストランやBARで軽食、、

そういう日々の文化的な楽しみ方が体に染みついているマドリードに便乗しつつ、

肌でしっかり感じることができました。

マヨール広場の近くにある❝Chocolatería San Ginés❞の

チョコレートディップのチュロスはまた食べたい、、

では。

byハヤカワ

1 2 3 27