鉄骨階段と現場監理
こんばんわ。設計担当のカワモトです。
八尾市MY邸新築工事で横井金物による階段工事を行っています。
何度も現場や横井金物の事務所で打ち合わせした階段なので仕上がりが楽しみです。
↓現場の方はゴミの分別、土足厳禁、施錠、いろいろと現場管理が進んでいます。
現場がキレイになり良いと思います。他の現場でも実施しているのでまた確認したいと思います。
byカワモト
こんにちは、設計のササオです。
今回は少し前に引き渡しをしたリフォーム物件の収納部分をご紹介します。
まずは玄関収納です。
シンプルに可動棚で構成された収納スペースですが、土間部分には傘などがかけられるポールを、
上がり框からの収納部分には上着等を掛けられるハンガーパイプを設置しました。
玄関まわりは靴以外にも掃除道具、ベビーカーやスーツケース、ゴミ置き場としてなど
濡れた状態のものがあったり意外と臭いが気になるものが多いので、換気できるように窓を設置したり、換気扇や、最近ではナノイー発生機等も検討するのが良いと思います。
私も子供が産まれてから、ベビーカーや外で遊ぶおもちゃなど玄関に置いておきたいけど隠したいものが多いので、玄関収納はしっかり計画したいと思います。
次に階段下収納に設けた洗濯スペースの収納です。
洗剤や柔軟剤、漂白剤等洗剤も多種必要とし、浴室・トイレ・洗面で使用するもののストック、
掃除用品も置くため、洗濯機以外のスペースは収納棚(可動棚)で構成しました。
普段は巾120cmの引戸で隠されている場所です。
見える部分をすっきりとおしゃれに保つためには、見えない収納部分の計画が重要だと、設計という仕事を通しても、私生活でも実感します。
こちらの自宅の壁は調湿性能のあるモイスで仕上げておりますので、このような収納スペースにはより適しているのではないでしょうか。
以上、なかなか見られない住宅のバックスペースの紹介でした。
こんにちは、タカノリです。
奈良で古民家のリフォーム工事が始まりました。
今までも幾度か古民家の改修に携わらせていただきましたが、
こちらも今では手に入らない様なケヤキの大きな大黒柱の入った立派な古民家です。
まずは解体から。
地面と近くシロアリの被害がある框も交換するために解体し、構造的に弱くならない様に基礎を柱間に新設してしっかりと構造を接続します。
今回のリフォームは傷んでいる部分のメンテナンスと同時に、高齢の夫婦が安心して暮らせるバリアフリー化、家族・親戚が集うことの出来る居心地のいいLDKを作ることで、次の世代へ引き継いでいける家を作ることが命題です。
大きい古民家は勿論その建物としての価値は素晴らしいですが、それを引き継いでいくことを考えると、メンテナンス的にも、現代における住宅性能としても課題は多く、悩んでおられる方は沢山いらっしゃると思います。全てを抜本的に解決することは難しいですが、一つ一つ問題点を改善し、その建物の価値を活かした住まいになる様、設計的にも施工的にも工夫していきたいですね。
byタカノリ
こんにちは。
設計部のハヤカワです。
休日に京都の一乗寺にある詩仙堂に行ってきました。
詩仙堂とは、石川丈山という詩人が隠居のために建てられた住宅で、終の住家でもあります。
詩仙堂=凹凸窠(おうとつか)とも呼ばれています。
凹凸窠とは、でこぼこの土地に建てられた住居の意味で、
不思議な場所に建っております。
↑アプローチは、ほの暗い竹林を抜けていきます。
↑門をくぐると住宅が見えます。
↑何度か過去に訪れていますが、いつも感動するのが、
住宅を貫通して、奥の庭園が見えることです。
住宅を挟んで、奥のソトが見えるのが不思議ですごく素敵です。
ウチとソトが連続している。
視線が抜け、風が抜け、行き止まりがなく、
呼吸をしているようです。
これは、良い空間の条件だと思っております。
↑内部は低くて暗い。
現代は、明るく天井が高いのが良いという流れがあると思いますが、そうとは限らないですね。
建物が建つ場所、環境がどうしてほしいのか丁寧に聞き取ることも大切だなと改めて思いました。
↑庭園の美しいグラデーション
良い休日でした。
では。
こんばんは、設計担当の田中です。
コロナウィルス感染の問題は以前残ったままですが
この連休を利用してキャンプに行ってきました。
後で聞きますと、今年は例年以上のサイト数であった様で
みなさん、GW,お盆と自粛されていた人が、ようやく外に
出られる様になってきたのかと思います。
また、今年のお盆は、強烈に暑かったということもあるかもしれません。
キャンプは、テントの配置を考え、ライフスタイルに合ったテント、タープ、調理機材を揃え
まさに建築そのものかと思います。
特に、最近のキャンパーの方は、ただ単にバーベキューをしに行く様な方ではなく
自分好みの空間づくりに徹底的こだわってられる様に思います。
スタイルとしてはタープを貼るということが完全に定番化して
その張り方も様々です。
最近はソロキャンパーさんでも小型タープを必ず設置しています。
テントの個性よりいかにタープを配置しその下で快適な生活を楽しむかが
重要になってきている様に感じます。
タープは住宅でいうリビングの様なもの
どう自分らしく過ごすか、
ストーブの設定からテーブル、収納ラック、キッチンレイアウトまで
みなさん思いのままに便利に格好良く設計されていて
周囲のサイトを見渡して勉強させられることが多いです。
◎仕事柄考えるのが、キャンプでの体験が普段の設計に活かせれるのではないかということです。
私は家キャンもするのですが
キャンプライフから快適性について学んでみたいと思っています。
私のサイトを紹介します↓
今シーズンより、小川テントさんのトリアングロというテントを使い出しました。
このテントは、私がズバリ思い描いていた形状だったので
思わず、衝動買いしてしまいました。A型タイプテントにタープがドッキングしたモデルです。
やはり欧米型のドーム形状より合掌造りの方が私は好みです。
◎タープの下はLDk
キャンプでも、キッチン、ダイニング、リビングの
配置は重要です。使いやすい動線
我が家の場合は、座りながらすべての作業ができる配置を目指しています。
1人住まいの快適ダイニングキッチンを想像しながら計画しました。
◎外とのつながりを大切に
外とのつながり住宅で言うところの開口
椅子に座って景色がどう見えるか
又は、周囲からどうかくれるか
四方開口が開いていて開放感があるパターンも気持ちいいのですが
私個人の好みとしては、1方向に視界が開けて
その他は囲まれている方が好きです。
◎キャンプ道具の収納
ファミリーキャンプで、うちほど積載量の少ない方は
いらっしゃらないかと思います。
家も車も最小です。
それでも、玄関収納には、靴箱以外にクローゼットを設け
車には、無理くりキャリアを設置し納めております。
玄関収納は、部屋の面積を削ってでも必ず必要かと
感じています。
マンションリフォームで玄関収納を大きくしたいという
要望をよく耳にします。
◎最後に
キャンプ自体は、小学校から行っているのでキャンプ歴は40年
とかになるのですが、これまで、一向に上達しませんでした。
これまでのキャンプは技術的なことばかり注視されてきました
火をいこせるか、テントを設置できるか、寒さ、暑さ、虫対策など
そういう意味では、私はずっとダメキャンパーです。
しかしながら、今のキャンプに求めるものは
いかに好みの過ごし方ができるか
炭で焼き肉をしないといけないというような概念的なものは
全くなくなりました。
設計者としての言い方でいいますと
キャンプの中で、実はみなさん工夫しながら設計作業をしているのです。
その内容は、はっきり言って、私のプランなど全く及びもしない
高度なプランによるものばかりです。
また、キャンプに行って新しい形を試してみることが楽しみです。
ありがとうございました。
by.タナカ
こんにちは!設計のツジムラです。
I邸はお持ちのアップライトピアノの搬入経路確保が必要でした。
今回、搬入経路は玄関からのみとなり、玄関ホールから中に入るには引戸の有効幅を1mとしないと搬入出来ない…
そうなると一番開閉回数の多いところであり、建具が重くなると傷みやすくなります…
しかし、こういった90度曲がる経路はよくあるはず…
一部バラシて運べる!とも風のウワサが…
そこで、ピアノ専門の引っ越し業者さんに相談しました。
通常はそのまま持ち上げて運びますが、今回のような場合はピアノを横に倒して運ぶので1mなくても
大丈夫だと思う。基本的にはバラせないし、バラさない方がいい。との回答がありました。
なるほどーー。
再度検討すると(↑)、ドアサイズは広げなくてもなんとか大丈夫そうで一安心…
安全見て5㎝だけ広げました。
ちなみにグランドピアノは足を外して立てて運ぶそうです。
勉強になりました。やはりプロに教えてもらうのが一番ですね。
さて、今週から阿倍野区A邸も着工です。
気を引き締めて頑張っていきたいと思います。
こんにちは、設計のササオです。
やっと今晩あたりからエアコン無しで寝られそうで、ホッとしております。
この酷暑の中、新築を計画しておりますと、冬の断熱だけではなく、最上階の暑さ問題や、
エアコンの風を感じずに、心地良い温度を保つためにどうするかと、夏の断熱を重点的に考えてしまいます。
現在計画中の新築物件は、屋根の断熱材は、高性能硬質ウレタンフォームに遮熱性能の高いアルミ箔面材を合わせてキューワンボードを使用し、厚さも100mmにしました。
窓もアルミ樹脂複合でエアー部分はアルゴンガスです。
この酷暑になりますとエアコンに頼らないのは無理ですので、
緩い設定で心地良く、熱が入らない・逃げないということを考えるのが重要なのではないでしょうか。
また、現在計画中の新築工事は生野区の長屋の建て替えであるため、
間口が狭く、3方向の住宅が近接しているため、道路面である南面は大きな開口にし、両サイドは開口を小さく等々、模型でそのバランスを検討いたしました。
先日、現在住まわれている賃貸のメゾンタイプのご自宅を訪問し、
住まい方を確認いたしましたので、新築の計画にしっかり活かしていきたいと思います。
母・娘2人の女性の家です。細やかな趣味嗜好を汲み取り、お気に入りの空間になるよう、かつ冬は冷え込まないのはもちろん、夏もエアコンの風を感じなくても心地良い温度が保てる住宅を設計していきたいと思います。
こんにちは。設計部のタカノリです。台風一過。九州は台風被害大丈夫でしょうか。私達も2年前の台風を経験してから台風のたびに身構える様になりました。まだまだシーズンはこれからなので今はただ無事を祈るしかないですね。
さて、東成区でご近所である金型製作会社と連動する、ギャラリーアンドショップをビルの空き部屋に作りました。とはいっても、木村工務店がしたことは、少しの間仕切りと床を白く塗っただけ。
まずはBEFORE
ギャラリーやショップとして、モノが映える空間にと話し合い、床にモルタルを塗る案や、グレー塗装する案など様々な意見が出ましたが、天井に見えるコンクリートスラブや鉄骨梁の荒々しさをそのままに、床を白塗装することに。
すると見違える様にビルの空き室がコンテンポラリーな空間へと変貌を遂げました。
お施主さんのセンスが光る家具も素敵で、壁にはDANESEのポスターなどを飾る予定とのこと。
コロナの具合もありますが、様子を見ながら色んなイベントと連動して動いていくとのことで、東成区東小橋に面白いスペースが出来上がりつつあります。向かいの部屋はオリジナルブランドのショップになっています。
ブランド名は Bavardeというショップとギャラリースペースであるmolmena
続報はリンク先のinstagramで要チェックです!
by タカノリ
こんにちは。
設計のハヤカワです。
今回はまだ計画段階の案件の紹介です。
古く立派な蔵と、その隣に接続している平屋のリフォームです。
プランの計画段階では、いくつか検討した案を作成し、
最後に“着色”します。
着色は、パソコンでも可能ですが、手書きでじっくり着色していきます。
この手書きで着色する作業が、僕は好きです。
↑着色の様子
着色すると、色ムラや濃淡が出て、
平面図という無機質で二次元の世界が、
有機的で立体的に平面図が動き出すような気がするからです。
難しい言い回しになりましたが、簡単に言うと
施主さんや僕自身、生活のイメージがしやすくなると思っているからです。
↑着色平面図
単純に、図面が図柄としてきれいなのもプレゼンテーションとしては重要だなと思います。。
まだまだ計画段階なので、
地道に進めて行きたいと思います。
では。