温故知新

冬生まれですが、寒いのは本当に苦手な設計部のタカノリです。

今週月曜日から一気に寒さが本格化してきた気がします。
いよいよ年末、今年は例年のように忘年することもできず一生の中でも本当に特殊な一年なんだと感じますが、それでもまた新しい年が来るので、この師走の忙しさを乗り切り、迎える準備をしたいと思います。

三宅町M邸がいよいよお引渡し間近です。

古民家リフォームは元の建築のもつ力強さと新しい価値観の生活様式をいかに融合できるかというのが肝なんだと近頃深々と考えています。古さに馴染ませることと、新しさを挿入することの選択は本当に紙一重で、いつも悩みながら進めています。
古民家は本当に勉強になることも多く、建具に囲まれた高天井の玄関は現代の住宅建築の発想の中ではなかなか実現も体験も出来ない空間で、恐らくその時は必然性を持って作られたんだと思いますが、昔の人は豊かな発想を持っていたんだなと感心しました。

おそらくこれが今年最後のブログ。
来年は明るい一年になりますように。
よいお年を!

takanori

byタカノリ

まだまだこれから…

さむいです。

設計部のハヤカワです。

 

現在は、計画段階のものが多いので、その紹介をします。

 

↑藤井寺市で計画している新築住宅です。

目の前に古墳があるすごく良い立地です。

中央の開口部からばっちり古墳を眺めることができます。

 

↑木製建具バージョン

 

古墳は、今後もマンションやビルが建物が建ったりすることがない、

永遠のヴォイドであり、その方向に暮らしを開放することができます。

 

開放することによって、

日々の生活に自然の光が入り、風が通り抜け、

時間の変化や四季の変化を楽しめるということです。

単調で変化を感じれない閉じた暮らしより、

開けたり閉じたりしながら、

その場所と一体となるような暮らしが良いと思いました。

 

またソト(外観)からも、古墳に開いた暮らしを感じれるようなカタチにしています。

住宅の外観は、住宅という個人的な持ち物でありながら、社会性のあるパブリックな部分なので、

内部のプライベートな空間を考えるのと同じくらい重要な要素だと思います。

 

 

 

吹田市で計画している住宅のリフォームです。

現況をお見せできないので、どう変わったか分かりにくいですが、

ぐるっと一定の高さで鴨居や素材を変化させています。

 

小さな空間では、仕上げや素材、色など細かく変化させると、

空間が分節してしまい、狭く見えてしまうので、

一定の大きな骨格を決めて、その中で変化させてみました。

 

また、その骨格(鴨居)の高さを低く抑えることで、

重心を低くして、落ち着いた空間になればなと思っています。

 

まだまだこれから。

 

どんどん変化していくと思いますが、

少しでもよい空間になればよいなと思います。

 

では。

byハヤカワ

 

床下調査について

こんばんは。設計担当の田中です。

床下に潜る。

思えば、今年も何度か、床下調査を行いました。
設計部で、床下に潜れるものは私しかいなくなってしまいました。

私は、潜れるものなら、できるだけ潜りたいと思っています。

最近の家は、懐が深く潜りやすくなってきています。

また、ベタ基礎ですので体が滑りやすく容易に進むことができます。

床下のことは、日々の生活から忘れがちですが
潜ってみて、その重要性を再確認させられます。
家の心臓部とも言える箇所ですから。

潜ると、意外にも居心地がよく
このままじっとしておきたいと思うこともあります。

風の流れや、湿度を肌で感じることで
潜ると、その家の歴史が見えてきたりもします。


鉄骨造の床下。こんなに綺麗な床下空間ははじめてでした。
ただALC下地が表しで断熱層が見受けられませんでした。
床下から断熱施工する改修を予定しています。

古い建物の床下です。基礎が少なくレンガの束石を基礎代わりにしています。
現在は、耐震改修工事を行い、しっかりとした基礎地盤を設けました。
湿気対策として防湿コンクリートも施工しています。

今年は、コロナ問題で大変な一年でした。
マスクをつけての潜入調査はかなり苦しいです。

来年は、他のスタッフにも
潜り方と共に、構造体の見方を教えたいと思っています。

tanaka

by.タナカ

 

 

タイル目地のメンテナンス

こんにちわ。設計担当のカワモトです。
吹田市・N邸リフォーム工事のタイルの目地のメンテナンスでお伺い致しました。

↑キッチンと床のタイルの取り合い部分の目地が掃除機などを使用していると目地が取れてきてご連絡頂きました。タイルの目地材を使用して補修したので一度様子を見て頂く感じです。

↑キッチンとダイニングの感じです。お引き渡しの状態のような感じでとても綺麗に使用して頂いてます。ありがとうございます。
kawamotobyカワモト

墨出し

こんにちは。設計部のタカノリです。

富田林市O泌尿器科リフォーム工事が着工し、本日は墨出しの確認をしました。

既存のコンクリートの床に、施工会社のみとハウジングさんが丁寧に間仕切りの位置を出してくれていました。ちなみにこちらは木村工務店が設計事務所として携わっている案件で、施工は地元の業者さんに依頼しております。

診療所の計画は、医療機器や設備関係が特に複雑で、建築の人間だけではわからないことが多いため、お施主様の他に色んな機器メーカーの方も立ち会い、大人が沢山いる墨出し現場でした。使いやすさを考えた若干の変更はあったものの、大きな変更はなく無事終了。まずは一安心です。

既存の外観を剥がすと元は焼肉屋さんだった看板の後が現れました。解体はこの建物の履歴が顕になっていく瞬間です。次の外観は↓こんな形に。

来年の開院を目指して一歩ずつ進んでいきたいと思います。

 

takanori

byタカノリ

色彩のもつチカラ

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

現在進めている富田林市のO泌尿器科リフォーム工事の解体が始まりました。

前に設計しましたF耳鼻咽喉科クリニックのすぐ近くです。

 

 

 

 

 

こちらがその耳鼻科クリニックです。奥にチラッと見える細長い物体はPLの塔です。

ミチに面した小さな窓から子どもがソトを覗いていて、

“ソトからウチが見えること” ”人の気配がすること”によって、

すごく安心感があり、あの高さのあの位置で窓を計画して良かったなと思いました。

そんなことを思いながら、その耳鼻科を通り過ぎ、

現在進めているO泌尿器科の現場に向かいます。

 

現場に着きました。

プランは決まっていますが、解体してみないと分からないこともあり、

内容によっては変更することも多々あるので、少し緊張です。

今のところ大きな問題はなさそうでしたので、計画していたもので進めていけそうですが、

これから現場で打ち合わせを重ね、さらに細かなことを決定していくので、

頑張っていきたいと思います。

 

 

 

外観です。まだ細かな調整がありますが、現段階のイメージは、こんな感じです。

クリニック=ピカピカの浮いた白が多いですが、

今回は白を使うのと同時に、対比した沈んだ色を使うことで、しっかり大地に根を張るような、

周辺環境に馴染んでいく建物になってほしいと個人的に思っています。

あとは、メリハリのある色を組み合わせると

建物が小さく分節されて、立体感や動きが生まれるように思います。

 

 

本日足場が取れたと聞いたので、僕の担当した案件ではありませんが、

少しだけ外観の色彩検討に関わらせていただいた

天王寺区・H邸リフォーム工事の現場を見に行きました。

良い色ですね。

古さや、長屋、洋風、和風など、意味や要素が消えてモダンだと思いました。

現地に行くと分かりますが、周辺環境に浮かずに馴染んでいます。

現在進めている泌尿器科と似た色彩で、参考になりました。

 

では。

byハヤカワ

GoToキャンプから学ぶ

こんばんは、設計と営業担当の田中です。

GoToの話題が続いておりますが
私も秋キャンプに行ってきました。
中々、連休が取れませんが、急遽休めたので、前日に予約を入れました。

これから冬に向けて、キャンパーさんも
 玄人っぽい方が増えていきます。
今回、訪れた滋賀県のキャンプ場も、そんな感じでした。

フリーサイトですが、ぎっしり詰まってきています。いささか
テント村といった感じです。

 

最近はワンポールテントが目立ちます。
このテントの火付け役になったのが、TENT-MARK DESIGNSというブランドです。
居住性や耐風性にも強く、施工がやりやすいし見た目がおしゃれです。
一番の特徴は、難燃ポリコットン素材で薪ストーブが使えることです。
こちらのブランドもそうですが、この10年ぐらいの間に、たくさんの新ブランドや企業が生まれました。
また、海外ブランドもたくさん流通するようになりました。

 

形もさまざま ドーム型、ツールームタイプ、かまぼこ型、トンネル形、A型、ワンポールタイプ、
シェルタータイプ 
テント村をブラブラと散歩しているだけでも楽しめます。

 


中でも、ヘルスポートというノルウェーのブランドのテント
こちらがすごいです。薪ストーブを入れる場合、ゴツゴツしたコットンとポリエステル融合の難燃幕になりますがこちらの商品は、調べると、ポリエステルだけど難燃性であると説明がありました。すっきりとかっこよく、私も欲しいと思いましたが、特殊素材だからでしょうか、20万近くするので手が出ません。

 


ところで、私も、10年ぶりに本格的に復活したキャンプライフですが
キャンプ用品ほどコストパフォーマンスが求められる商品はないように思います。性能、機能、施工性、価格、+ライフスタイルとファッション性が加わって、みなさん、様々な基準で購入されているのだと思います。家一軒分、家具からベット、寝具に食器、生活に必要なものすべてを揃えないといけないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10年以上前は、キャンプ道具は安ものか高級品しかなかった様に思います。私も、安物を使っていました。キャンプをする人の大半が、夏のレジャーの一貫として楽しむファミリー層であるか
又は、登山や釣りなどに伴うキャンプで、より軽量で高い性能、機能を備えているかを求める趣味層
のいづれかに偏っていたかと思います。

今は、キャンプそのものを楽しむ層が大多数で中心となって盛り上がってきています。
ヒロシさんのソロキャンプスタイルなんかがいい例かと思います。
そういえば、劇的ビフォーアフターで全面改修のリフォームが広がったのと似ています。
こんな過ごし方もあるのかと世に広めた方だと思います。
弊社も2回、社長を匠として出演させて頂きました。(余談ですが)
みなさん焚き火をしたり、こだわり料理を作ったり、テントやタープの下に一日中いる感じです。

 

そしてキャンプ道具は、よりコストパフォーマンスの高い商品が求められる様になってきたと思います。

私も、改めてコストパフォーマスの意味そのものを勉強している感じです。 そして、その意味が
「安くていいもの」ではないことに気づかされてきた感じがしています。
10年前の安くていい物で選択して使ってきたキャンプ道具は今は全く手元にありません。
使えなくはないのですが、今のスタイルにしっくりこないので処分してしまいました。

すごくしっかり頑丈にできていても重かったり、かさばったり頑丈でも、風雨には強くなかったり、デザインも重要です。色とか形とかオシャレでないと自分なりのキャンプライフができてきた以上、それにあてはまるかが最も重要です。そして最後に金額
安くていい物の選択肢でないので、金額についてはめちゃくちゃ悩みます。

住宅の仕事をしていても、かぶる感覚がずいぶんあります。キャンプそのものを楽しむ層と同じく、住むことそのものを楽しむみたいな感じのお施主さんが増えてきている感じがするからです。となると住宅設計も単純に間取りや仕様を考えるだけでは、ちょっと違う様に思います。コスパ感についてもキャンプ道具と同じく安くていい物というのでもないし、こだわりぬいて高い金額でもだめだと思いますし
注文住宅=こだわりの家づくりとうよりは
お施主さんのイメージする家造りや暮らしに対する気持ちみたいなものに答えていかないといけないと感じます。
それは、単に色や形だけの話ではなく、目に見えない部分でもあるので
非常に難しいことだと感じています。

 


コロナ禍の中でも、この時期、ただの週末で300サイト以上がすべてが埋まることは
10年前ではあり得なかったと思いますので、ビックリでしたしキャンプ道具の大半は、ネットでしか購入できないものばかりですので、ある意味ではIT時代が生み出したライフスタイルのたまものとも言えます。

今回の光景は、非常に興味深いものがありました。


私も負けてられませんので冬キャンの支度を、家族には内緒で
こっそり進めていきたいと思います。

もちろん仕事もしっかりがんばります!

tanaka

by.タナカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GOTOトラベル

設計のツジムラです。

最近旅行ネタが増えてきておりますが…

先週末、高千穂と熊本に行ってきました。

一番の目的の高千穂峡は空気が澄んでとても気持ちがいい!!!

雨予報でしたが外にいる間は全く降らず、ラッキーでした。

 

天安河原では願いを込めて石を積み

鍋ヶ滝で水のカーテンに包まれ

熊本の復興を祈り

馬刺しやカワハギ薄造りに舌鼓を打ち

カワハギの肝が最高に美味!!!

弾丸でしたがかなり満喫出来ました。

GOTOかなりお得です!

 

byツジムラ

解体・着工

こんにちわ。設計担当のカワモトです。橋本市・H邸リフォーム工事の現場が先月着工しました。解体初日は解体撤去か既存のままか生け取りするか確認作業を一番最初に行います。施主様も交えて確認作業をした後、養生などして本格的に解体工事が始まります。

今回は橋本市の耐震補助を利用して耐震補強工事を行います。既存の建物と向き合いながら補強工事進めたいと思います。

kawamotobyカワモト

こんにちは。設計部のタカノリです。

奈良県M邸リフォーム工事が着々と進んでおります。

本日も現場監督のY元くんからあそこの納まりどうしますか?ここはどうしますか?
と、現場で日々問い詰められています。

古民家のリフォームは取り合いなど現場でしかわからないことも多く、うーん、、むー、、と歯切れの悪い返事をしながら、監督と大工の助けを借りて着々と各部の納まりが決まっていきます。
引き渡し予定日まであと1ヶ月半。気を引き締めて頑張ります。

ワークショップの告知を。
企画段階から関わっている、水圧転写のワークショップが来月11月15日に開催されます。水圧転写はフィルムに印刷された柄を立体物に転写出来る技術です。車のパーツや玩具などに使われている技術で、普通は大きい工場でかなりのロット数がないと出来ないのですが、今回ワークショップを主催して頂くBIGONESさんはそれを小ロットで出来る特許技術を開発した生野区の凄腕ものづくり企業です。
今回はラワン合板に柄を転写してキャンプにも持っていける小さいテーブルを作ります。

何より、水面に浮いた柄に向かって板を沈め転写する瞬間は、素人には独特の緊張感もあり楽しいので是非体験してみてください。
↓まちのえんがわスタッフ青木女史の水圧転写風景

詳細はまちのえんがわのブログにて。

takanori

byタカノリ

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