卒業

月日というのは、振り返ればあっという間に経つもので

早くも入社して半年が経ち、空気感には慣れつつも、

技術面や知識面ではまだまだ諸先輩方の所作を

学びながら過ごす毎日でございます。

本日もK家リフォーム工事では、

別處棟梁と、古川現場監督のお力を存分に借りながら

様々な納まりを決めていました。

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ところでこの古川現場監督。

木村工務店の社員としては今週で卒業となります。

家業を継ぐという名目での退社。

8年間働いた木村工務店での最後の作業を一つ一つを噛みしめて

いるかは本人次第ですが、私としても約半年間学ぶことも多く

感謝は尽きません。

そして午後七時から送別会が行われました。

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加工場でとんちゃんやササオさんといった

腕利きのシェフ社員が中心となって料理を作り、

今まで関係のあった業者さんも交え

皆さん一同で送り出す、本当に良い会となりました。(まだ続いています)

最後には古川さんの締めの言葉

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ひと笑い、ひと感動の後、

有志関係者での胴上げ。

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古川さん本当にお世話になりました。

そして木村工務店でのことを忘れずにこれからも精進してください!

 

by タカノリ

暖涼な住まいへ

こんばんは、設計のササオです。
1週間前は半袖で歩く人を見るくらい暖かい日が続いていたのに、すっかり冬に逆戻りですね。
少し前になりますが、現在、担当させていただいてる堺市・F邸において、気密検査が行われました。
弊社の住宅の中では高断熱・高気密の最高レベルを目指し、初めての樹脂サッシ(エクセルシャノン)、気密シートも湿気をコントロールするザバーンを、基本床下断熱ですが、土間部分は基礎断熱を、という具合に試行錯誤で挑戦させていただいております。

第一の目標は気密測定をし、C値を1.0切ることです。
(C値というのは隙間相当面積で、省エネで高性能住宅の基準として、C値1.0以下と言われています。)

気密検査

↑気密測定機です。
住宅内の空気を抜き、圧力を高め、外の空気がどれだけ入ってくるかを測定します。

ドキドキの検査結果は、C値0.4!ササキ棟梁も喜んでおりました!

高気密高断熱を希望され、ご自身でも勉強し、弊社へ工事を任せていただいた施主様、細かくご指導してくださった(株)キムラの佐藤さん、経験からご指導してくださった弊社先輩社員、そして何より隙間と戦ってくれた大工さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

まだまだ高品質の住宅を作るためには途中段階ですので、気を引き締めて努めていきます。

ところで、札幌で高気密高断熱を学んできた社長が最新機器を購入しました。
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サーモグラフィーです。
ただの白い壁の中に、埋めてしまった窓がはっきり見えます。
カーペットタイルの一部にも穴が開いているのが分かります。
これから、現地調査の隠れた鉄骨部分や雨漏れ部分を探すために、または断熱工事の際の熱橋を見つけるために、気密工事の隙間を見つけるのに大活躍するでしょう。
冬は暖かく、夏はエアコンが良く聞く涼しい住宅を、より多くの方に提供できるように精進してまいります。

byササオ

電動シャッターが暮らしを変える。

こんばんは、営業設計担当の田中です。
インフルエンザがまだまだはやっております。
私の家も、嫁さんがかかってしまい、家庭内別居を
5日間続けて、引きこもり生活を続けてきたのですが
今週月曜日には、弊社の社長が感染し
一体私の体は、どうなるのだろうと悩んでいます。
と、自分の心配でいっぱいです。

さて、茨木市・T邸リフォーム工事の方、間もなく引き渡し
となります。
向かいが公園で、桜が非常にきれいな環境にありながら
今まで、シャッターを閉め放しで外とのつながりが閉ざされ
ていました。
今回、カーペットからフローリング(床暖房対応)への貼り替えを機に
閉ざされていた開口を電動シャッターとして、開け閉めの不便
さを是非解消しましょうという提案をさせて頂きました。

工事内容としては、サッシ交換だけのことですが
部屋そのものの使い方を変える。最も効果の大きい改修箇所
となりました。

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インドネシアチークが既設のチークの家具と
いい感じでマッチングしました。

今週末引き渡しです。
ありがとうございました。

BY タナカ

解体工事から大工工事

こんばんは。設計のカワモトです。守口市・H邸リフォーム工事の解体工事が終わり大工工事が始まっています。
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↑解体後の様子です。現在は大工さんが入って間仕切り変更の補強や構造補強工事を行っています。リフォーム工事の解体後の光景は印象的です。
先日ですが北海道の視察に同行しました。断熱気密と暖房システムを考えた北海道の建物内部の暖かさを肌で感じて魅了されました。この経験や知識を住宅に活かす事が出来ればとお思います。
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byカワモト

シャンデリアの行方

昨年末より計画しておりました八尾市・H邸リフォーム工事

先週ついに着工いたしました。

1週間で主要部分の解体工事が終わり、

隠れていた建物の骨格が露わになっています。

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メインの部屋は壁を全面解体せず、

既存を残しながら隣接する和室と繋がりをもった

ダイニングキッチンへと生まれ変わる予定です。

名称未設定

解体前、旧リビングだったこの部屋にはかなり個性的な照明が。

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昭和の面影なのでしょうか、、

千日前のディープスポット味園ビルを彷彿させるフォルム。

奇抜さは否めませんが、もう手に入らないであろうこの代物。

上手く再利用できないか絶賛検討中です。

 

そういえば先週TOYOキッチンのショールームで開かれた

シャンデリアのお披露目会にたまたまお邪魔させて頂いたのですが、

そこではごく当然に高級シャンデリアやモダンな照明が

換気扇と対になる形でキッチンに吊るされており、

それはそれで違和感がなく成立していることに驚きました。

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LEDの普及もあってか、

メインのリビングに大きい照明を持ってくる

という発想自体がかなり乏しくなってしまった今、

シャンデリアはその行方を探して彷徨っているのでしょうか。

 

by タカノリ

高さ問題

こんにちは、設計のササオです。
本日は斑鳩町N邸リフォーム工事の打ち合わせがあり、キッチンの背面収納について、施主様(奥様)の身長と家電の高さと、収納の容量などを検討してきました。
キッチン背面収納検討
現場にはホワイトボードがあり、そこに実際の高さとよく使う家電(オーブンレンジ)を原寸で描き、使う動作をしてもらって検討いたしました。
計画では家電が使いやすい位置へ納まるように寸法を設定しておりましたが、女性の平均(158cm)より身長の高い私(168cm)が動作をするのと、私よりも15cmは身長の低いお施主様とが動作するのとでは、使いやすさ、体への負担が全く違うことを実感します。
キッチンは意外と長い時間を過ごす場所、動作も多く、日々の積み重ねで体へも影響があるため、改めて重要性を感じました。

ちなみに私の賃貸マンションのキッチンの高さは75cm。
キッチンの使いやすい高さは「身長(cm)/2+5cm」と言われています。
私の身長から計算すると89cm、キッチンは高い方が良いということから適正は90cm、現状は15cmも低いのです。
5cm低いと腰痛の原因になるそうですが、どうりで。。。結婚してから腰痛がひどい。
主人の身長から計算するとキッチンの適正高さは97cm。主人の洗い物をする姿は本当に辛そうだなと見ておりましたが、数字でみると限界かなと思います。

主人の生活で考えると、184cmの身長で、生まれ育った家も、今住んでいるマンションも開口部は180cm以下。猫背で屈む姿勢が定着しており、いつも肩こりと、腰痛に悩まされております。
改善しやすい食生活は気を使っておりますが、そろそろ私生活の住環境(高さ問題)も改善するべきかなと。陽の入り方、風通しはとても良くて気に入っているのだけど。。。

高さと、素材感のバランス

こんばんは。設計の田中です。
大阪市生野区巽北・M邸新築工事の定例打ち合わせに参加しました。
1Fがダンス教室ということで、遮音シートとPBを貼って防音性能は
高まったのですが、共鳴を危惧して、布クロスを貼ることになりました。
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布クロスは重厚で、上品で落ち着いた感じです。
久しぶりに、見ると、なかなかいい感じです。

2Fリビングは、吹き抜けです。
斜線制限があり、天井高さを抑えた分
落ち着いた空間になったように思います。
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落ち着いた空間とは
高さと、素材感のバランスに寄るところが大きいのではないでしょうか。

もうひといきで大工工事が終わりです!

BY タナカ

工事着工

こんばんは。設計のカワモトです。守口市・H邸リフォーム工事の解体着工しました。
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↑内部の解体の様子
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↑駐車場の解体の様子
プランや家具、仕様や設備機器の選定、外観など施主様が住みやすいリフォームに出来る様に打ち合わが出来ればと思います。
解体工事が始まったばかりですが、これから現場や打ち合わせなど頑張りたいと思います。
byカワモト

キックオフ

こんばんわ。

ブログとしては、少し時期を外してしまいましたが、

新年あけましておめでとうございます。

年末から今までは、昨年末突如我が家にやってきた息子の世話や

年始からの慌ただしさで本当にあっという間にでした。

 

本日は小路東・K家リフォーム工事の

キックオフミーティングと称した集いがありました。

関係業者の方々19名一同に介して頂いたのですが、

普段の打ち合わせでは個別にしかお会いしないので

やはり建築というのは本当に大勢の人が関わって出来ているのだなぁ

という当たり前なことをしみじみと再認識し、

それぞれの知識とウデが集積し編集され一つの建物として現れることの

難しさと面白さを同時に感じることが出来ました。

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その後は加工場で関係業者さんとの懇親会。

ミーティングと称しながら、ある種こちらがメインな感もあり、

普段は聞けない業種ごとの様々なことや、

よもやま話に花が咲いたとても良い会になりました。

もうすぐ初午もありますが、こういう機会は大事にしていきたいですね。

byタカノリ

超地盤

こんばんは。設計担当の田中です。
目神山・N邸新築工事の方が、間もなく着工予定です。
目神山は、西宮市甲陽園の高台に位置します。
自然豊かな、すばらしい土地なのですが
建築をする為には、法規的にも現実的にも制約を受ける
土地でもあります。
現実的問題は、土地の大部分が岩盤で構成されている点です。
岩盤の形成も、大きな岩がゴロゴロという場所と一枚岩でつながった
場所がある様ですが、N邸の土地は、一枚岩(花崗岩)の様です。
造成工事をされた設計事務所の見解、
先日行った、地盤調査の結果からの判断です。
超地盤です。
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打撃を加えても、調査の杭はなかなか刺さっていきません。
5ポイント、どこで計測しても同じ結果でしたが
打撃を与えれば、少しは、削岩して刺さっていくわけですので
花崗岩は、めちゃくちゃ堅いというわけでもないのでしょうか・・・。
この調査、基礎工事や水道配管工事で掘れるかどうかを調べる目的が
大きかったのですが、水道業者の見解としても
結局掘ってみないと分からないという答えに落ち着き
なかなか、科学的解明というのは、自然相手には難しいのかと思いました。

ところで建築は地盤が命です。とは、私の見解です。
いくら耐震性能を上げても、地盤が悪ければ無意味となります。
うちの家も、地盤が悪いといって、過剰な地盤改良をしましたが
周辺地盤が悪いので大きなトラックが通ると建物は揺れます。
構造設計の方も地盤改良業者さんも自然に対する見解を持って欲しい
とよく思うことがあります。

超地盤、目神山 最高の土地に思えます。

確認申請が下りるまで、まだまだ道のりがありますが
よろしくお願い致します。

BY タナカ

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