大雨でこんな予期せぬ旅に。
雨が降り続いたお盆休暇前半。前回のブログで、長男家族4人と次男と私の6人で、丹沢のバカ尾根を登り、堀山の家に泊まっているはずだ…..と書いたが、大雨の影響で結果は全く違って予期せぬ道中になった。8月10日の大阪は朝から雨。新名神と新東名を走るあいだもずっと雨が降り続いた。丹沢へのアプローチの渋沢駅で次男をピックアップした時はどしゃ降りの雨だった。

駅からどしゃ降りの雨のなかを駆けて車に飛び込んできた次男は、ビームスゴルフのTシャツを着て雨具もコンビニで買うわっという、まったく山に登る雰囲気じゃぁなかった。もちろん小学校低学年の頃から何十回も登っている勝手知ったる山だというものの、ちょっと山なめてるんちゃうっ…..ていうと、靴だけは登山靴やでぇっと大阪弁で返す。東京に住んで10年近くになるのに、いまもかなりの大阪訛りで喋っているらしい。
近くのコメダでモーニング食べながら作戦会議することにした。堀山の家の女主人のなっちゃんにLINEで連絡取ると、小屋は森林限界の手前なので、まだましだが、予報では午後3時までは降り続くという。明日も一日雨予報だった。小学生の子供連れなので、無理しなくても…..。雨で山嫌いになられても…..。なんていうアドバイスもあり、ウエザーニュースの山の天気予報も1mmから5mm以上の雨に、どんどん悪化の方向に向かっていった。駐車場もどしゃ降りだった。

そんなこんなで、オトコ3人だけなら絶対登るけど…..magosとその母連れなので…..なんていうちょっと言い訳がましく、急遽、ここから車で30分ほどの大磯ロングビーチに連泊することになった。もともと山小屋に泊まった翌日は、昼からオトコ3人で「江之浦測候所」を予約してあり、夜は新幹線でやってくる奥方と合流し、山を登ったあとのmagosをプール遊びさせて、7人で宿泊する予定だった。それにしても雨のなかでも多くの子供たちがプールに入っているのには驚くが、とりあえずプールも付属するサウナで、ゆったり過ごす二日間になった。

翌日。写真家で現代美術作家で建築家ともよべるような杉本博司と建築家の榊田倫之が主宰する新素材研究所による「江之浦測候所」を見学する。ホテルから車での移動中は大雨だったが、到着した途端、ピタッと雨が止んだ。それにしても、お金と創造力とセンスとコレクターの全てが備わると、こんな創造的な遊びができるのか…..凄いなぁ…..なんておもった。また機会があれば、是非もう一度行ってみたい。

大磯からの帰り道は、若いサウナーであふれかえる静岡のサウナ「しきじ」に立ち寄り、唐突に名古屋で宿泊することにした。翌朝、行列ができるほどの人気で驚いた名古屋市科学博物館の特別展「古代DNA・日本人のきた道」を見学して、熱田神宮に参拝し、流石に3時間は待てない蓬莱軒で、ひつまぶし弁当を買って、大阪に帰り着いた。大雨が、こんなまったく予期せぬお盆休暇前半の旅へと誘ってくれた。木村工務店では8月18日月曜日から通常営業です
