花粉症と珈琲

日曜日の朝、起きて、声を出すと、かすれてかすれてガラガラ声。季節の変わり目の、きっと花粉症なんだろうが、鼻水がズルズルし、喉がイガイガして、そんななか、昨日の土曜日は、「生野ものづくりセッション」あって、そこで、司会進行の役割を担っていたので、喉が弱っている時に、きっと声を使いすぎたのも原因なんだろうが、誰もが、えっっ!というような顔をする、そんな声しか発声できず、なのに、今日の日曜日は、今年最初の「まちのえんがわ」ワークショップで、ほんとうに聞きづらい声のまま、ファシリテーターの役割を担って、三分の一ほどしか語れず、流石に、動作でサポートするしか出来なかった。

「まちのえんがわ」で、珈琲ワークショップを開催することになったのは、上本町の喫茶ルプラのニシミネさんが、ある日「まちのえんがわ」ワークショップに参加頂いて、そのご縁が繋がって、喫茶の上階にある自宅と焙煎所をリフォーム工事させて頂くことになった。

そんなこんなの縁で、珈琲のワークショップを開催するようになって、「建築」とは、全く繋がりがない、「珈琲」なんだけれど、「まちのえんがわ」ワークショップでは、「職人さんに触れる」「道具を使って材料とコミュケーションをする」「親切丁寧にものをつくる」というテーマがあって、ニシミネさんは、焙煎の職人さんであり、バリスタという職人さんでもあって、そういうホンマモンの職人さんと一緒にワークショップをする面白さがあるわけで、それに、ドリップで珈琲を入れるためには、さまざまな道具が必要で、前回は、ネルドリップを製作し、珈琲を入れたのだけれど、今回は、3種類の豆を使って、それぞれがドリップした味をもとに、その豆をブレンドして、オリジナルブレンドを作るワークショップで、まさしく、「道具を使って材料とコミュニケーションをする」遊びでもある。

毎回、この珈琲ワークショップが面白いのは、同じ道具、同じ豆の分量、同じ豆の挽き方なのに、参加者の、それぞれの入れ方で、味が替わる体験がオモシロく、ドリップする丁寧さや、ドリップ時間の長短など、ものづくりに潜む心のあり方、メンタリティーそのもので、味が替わる体験を楽しみ、シェアーするコトが、ものづくりに潜む面白さに触れるコトそのもので、そんなのが、ワークショップの持つ魅力なんだろう。

ニシミネさんと知り合ったお陰で、会社にドリップコーナーを設けるコトになって、ルプラさんに珈琲豆を定期的に注文し、メール便で届くようになり、社内で、豆を挽き、ドリップする所作が、リラックスタイムとして、機能するようになった。なによりも、私自身が、それまで、ドリップで珈琲をいれるのは、アウトドアーの時だけだったが、家をリフォームした時に、ドリップコーナーを設けて、珈琲を入れるのが、ライフスタイルの一部となり、振り返ってみれば、「まちのえんがわ」ワークショップの縁で、ロードバイクやドリップコーヒーを楽しむコトになって、参加者の皆さんや講師の方々に感謝申し上げると共に、皆さん、今年も「まちのえんがわ」ワークショップをご愛顧賜りますよう、よろしくお願いします。

 

さて、明日の朝は、声が回復しているのだろうか…。花粉症の季節。春だな。