閉会式

8月8日日曜日の朝。木村工務店の夏休み休暇初日である。前々日に次男が東京から帰ってきて、帰る日に2回目のコロナ接種をしたらしい。土曜日の朝は39.9度の熱で本人も驚いていた。夜は飲んだり食べたりしながら、オリンピックのサッカー決勝を見て、あーだこーだと話をし、日曜日の朝はぐっすり寝てしまい、目が覚めたら朝8時前だった。

テレビをつけるとマラソン男子が札幌で走っていて、大迫選手も頑張っていたが、猛暑で全ての選手が目一杯の走りをしているなかで、優勝したケニアのエリウド・キプチョゲが力強くもリラックスした軽やかなフォームで走る姿が美しかった。一度でもエエから、こんな体になって、こんなフォームで、42.195kmを走ってみたい。とおもえてきて、おもわずベットから起き上がって、テレビの前で、同じようなフォームを真似しながら走ってみたら、奥方が、全然違う!顔小さい!足長い!そんなぼってっとした体でない!そんな顎も出てない!全く似てない!という。

ワタシもフツウの肉体を持っているが、世界の国々の肉体的な個体差がこんなにあるなんて、あらためて凄いなぁとおもう。さまざまな競技をみて、同じ肉体でも、鍛えると、こんなことができる可能性があるのかとちょっと憧れる。チームで協力することで、あんな可能性もあるのだと、チーム競技の面白さに感動する。ま、組織委員会のありようとか、放映の仕方とか、時期とか、現地での観客が必要かどうかとか、コロナ禍で開催されるのが適当だったのかどうかなど、さまざまなコトを考えさせられたTOKYOオリンピックだった。

このブログを書く背後で閉会式が行われていて、マラソン選手が表彰台に立っている。あの男子の銀と銅メダルの2人はソマリア出身の難民でそれぞれオランダとベルギーに移民したらしい。なので、ゴール前で、銀の選手が手間招きで早く来い来いと銅メダルになるように誘っていたのだな。そういえば、金メダルを二つ分かちあえるなんて知ったし、新種目のサーフインとかスケボーとか雰囲気良かったし、ワタシはクライミングがわりと好きだったなぁ。ロードレースで神社の中を駆け抜けていった映像もよかったが、札幌の街より東京の街を駆け抜けスタジアムに入るマラソンランナーを見たかった気もする。あんなイカツイ顔の柔道家が礼儀正しくインタビューには知的に答えたり。などなど。あれやこれやとアスリートの印象的なシーンがあるが、兎にも角にもこの東京オリンピックの閉会とともに、全世界のコロナが収束するのが一番だな。