半農。

秋晴れ! 早朝から庭を隔てて同居する長男家族の孫達のウキウキしている声が聞こえてきて、どうやら家族でアウトドアーに行くらしい。よーやく、子供達が、外遊びができるムードが漂ってきて、じょじょにじょじょに、世の中の活気が戻ってきそうな気もする。

ワタシも久しぶりに自転車に乗って金剛ロープウエィまで往復すると、5月に自転車に乗った時は田植えの季節だったのに、10月は稲刈りの季節になっていた。歳のせいもあるのだろうが、なんだか季節の移り変わりが早いように感じる。

↑ 今日10月の稲が刈られた雰囲気。

↓ 5月の田植えの雰囲気。

近くにある古墳の上から田園を眺めるとパースペクティブに農家住宅を眺められるのが新鮮だった。先日、参画している町の工務店ネットで、都会からそれほど遠くない町の農村で、新しくやってくる若いひと向けの「半農ライフ」という課題と取り組みがあった。そういえば、ワタシ、NHKの梅沢富美男と東野幸治の「まんぷく農家メシ」を好きでよく見る。レシピも美味しそうだが、調理をする場所が、農業用倉庫であったり、農家住宅の玄関前の土の道路だったり、そんなシーンが好きだ。あの倉庫をもう少しモダンに、あの家をもうすこしだけモダンに。とおもったりもするが、そのモダンが問題で、その画面に映っている住宅のモダンさとはちょっと違うよね。なんておもう若いひとが住む住宅があったりして。建築ってどのようにあるのがエエのかと考えさせられる時がある。

八尾でリフォーム工事をさせていただいた家は、広い前庭を畑にして楽しんでいる様子が、時折フェースブックにアップされて楽しそうだったりするし、知り合いも生野区で、長屋2軒分を壊して、庭にするのではなく、畑にして、楽しそうに生活している。趣味的で遊び的な半農ライフというのも現代的だし、この上の写真と反対側の方角には、プロの農業をしている人と、家庭菜園的に、都会から通っている人がいて、その光景を自転車から眺めるのが楽しみだったりする。

働き出した24歳ぐらいから、毎朝NHKのラジオを聴いている。今朝もサンデーエッセイで半農半何もの?という若い人が、半農ライフをお誘いするメッセージを発していた。ズームの打ち合わせが、「フツウ」になってきて、半農ライフと在宅勤務が共存できる世の中になって、農地に、そういう小規模の住宅地ができてくる世の中になるのかもしれないよね。