2023への「変化」

2023年1月1日日曜日。新年あけましておめでとうございます。

木村工務店の2022年最後は12月28日の大掃除で締め括る。それは昔から続く伝統のようなもので、工務店にとって、年末に、事務所や加工場や倉庫を整理整頓し掃除するというのは、とっても大事な「仕事」のようにおもう。社員や職人さんが、おもいのほか一生懸命掃除をする姿に接すると、素直に感謝の念が湧いてくる。

午後3時頃には現場から大工さんが集まってきて、皆で一緒に飲食を共にし、年末の挨拶を交わして一年を終える。ついにやってきた感のお正月休みにウキウキしながら家路に急ぐものも多いが、2次会的に何人かの社員や大工さんが残って飲み会が深夜まで続くこともある。コロナ禍で2年間中止していたが、今年は数名が残って、深夜まで飲んでいたようだ。

年賀葉書を出さない会社や家も増えてきて、それはそれなりに世の中のひとつの「変化」として理解出来るし、そういう選択肢に違和感はないが、木村工務店ではこのまま暫くは年賀状を出す予定にしている。注連縄も必要性が薄らいできた感が強い。注連縄の代わりに今年から木村工務店の玄関前に門松を置く事にした。クリスマスのイルミネーションを点灯していた時期もあったが、会社前のエゴノ木の落葉時期がどんどん遅くなり、イルミネーションの設置が出来なくなって数年になる。そうであれば、この時期に町と会社を繋げるランドスケープデザインとして門松を置いてみることにした。木村工務店の社員にとっても2022年から2023年へ「変化」していこうとする心構えの象徴になれば嬉しい。

今年の年賀葉書の表紙を飾るのは心斎橋筋商店街で新築工事中の木造2階建て店舗の構造イメージ図で、施主が、100年になろうとする心斎橋筋が「変化」することを希望し、店舗内に木組みが現しになった、木を使うというSDGs的「変化」を希望されたことによって実現されようとしている。その想いを理解した3人の設計者と弊社との設計段階からのチームワークによって工事が進んでいる。

2023年の木村工務店は、いまという時代の「変化」にチューニングし、木村工務店自信も「変化」していこうと模索しています。本年も木村工務店と共にこのブログもご愛顧賜りますようよろしくお願い致します。