さまざまなシチュエーションで食事を共にした週。

住宅相談会とサヤカリーを開催した青空の日曜日。

新築の相談にお見えになった家族代表のご主人Aさんは、おひとりでお見えになるのかとおもっていたら、親戚の引退された元設計士の男性と元工務店の女性の同伴でお越しになった。プロの方々からそれなりに期待されながら家づくりをするのは、身の引き締まるおもいもあるが、それはそれとして有り難いコトでもある。

ここ数年、大手ゼネコンの設計部の方の自邸を設計施工したり、その方の知り合いの家を設計施工したりする例が、一定数有って、設計といっても、プロの設計の方のプランを元に、一緒にコミュニケーションしながら実施設計を進めていくわけで、工務店の設計部の特徴は、設計士と同じ部屋に見積のプロが存在しているコトで、コストバランスを常に検討しながら設計が出来るところに工務店の設計者の強みがあるのだ。と、あるコンサルの方とお話しをしている時に、指摘され、あらためて気付かされる出来事あって、そんなコトバを想起しながら打ち合わせに参加した。

春の訪れを気配させる晴天の日曜日だったので、想定以上に沢山の方々が、サヤカリーを食べに来られ、完売して、お断りする状況だった。工務店なので、飲食に精通しているわけでもなく、2月の寒い日曜日は、ほんとにお客さんが少なく、カリーも余るぐらいだったのに…..。天候と陽気というのは、人の食欲を活性化させるのだな。あらためてその日の気象条件が飲食に影響するのだと教えられた。そうそう寒さや暑さ対策として透明カーテンを設置して、快適性がアップしたのか、皆さん長居してくださった。プチリニューアルで、「カリー&コミュニティー」としての「まちのえんがわ」になった。

生野区のものづくり企業の夫婦4組で、フレンチの食事会をした土曜日の夜。うちの家で、数えて6回ほど30代の上地くんというフレンチのシェフに来てもらって食事会を催したが、今回は同世代の経営者の夫婦の集まりなので、仕事のコト、将来のコト、子供のコト、悩みや喜びは同じような感覚。シニア世代になると、何よりも、美味しい食事を囲んで歓談することが、若い時以上に、良いひと時に感じるのが、共通認識。自分達の子供のような若いシェフが、この集まったメンバーに喜んでもらおうと、一生懸命メニューを考え、一生懸命食事を提供しようとする姿に共感しながら、アーダコーダオモロイ話で食事を共にするのが、こういうアットホームな食事会の良さであるとおもう。気が付いたら深夜2時だった。

高校時代の同級生の家のリフォームをさせて頂き、引き渡して1週間後の食事会が、近くの居酒屋で開かれた水曜日の夜。設計担当のツジムラさんと現場監督のシノダくんとプロデュースの専務タカノリが一緒で、電気工事はその息子さんが担当し、隣の敷地に、その息子さん家族の新築の上棟式が、明日の予定だという、とっても珍しいシチュエーションで、若夫婦とその3人の孫さんを含めたアットホームな食事会となった。息子さんのために新たに取得した隣の土地を提供する父親っていうのは、凄い甲斐性だな。とあらためておもう。上の写真は食事会が終わり、そのリフォームした家に、一緒に戻ったら、父親は、あれぇどこにいったのぉっと姿が見えず、どうやら無言で寝室に飛び込んで倒れるように寝て、明け方目が覚めて「なんで俺ここで寝てるのぉ」状態だったそうだ。楽しく飲んで勝手に寝てしまうドラマのような典型的父親像の、そんな同級生に敬意を表しておきたいと思う。

オーダーキッチン、クッチーナのモーリーショップの大阪支店長のフナモトさんに誘われて、スキーに行った雨降る先週の日曜日。雪になるのを期待したが、みぞれ交じりでビショビショ。インストラクターをやっていたと言うだけあってとっても上手。それでも午前中だけ休みなし途中停車なしで滑り続けるシニアスキースタイルに共感してくれた。帰りはスキー場で食事せず、近くの有名らしい蕎麦屋で、行列待ちして食べても、家には午後3時に帰り着いていた。蕎麦美味かったなぁ…..。そうそう、彼が20年以上前に営業担当者だった頃、二人で一緒にいろいろなキッチンを設計した。その同士のような繋がりがどこかに根付いているのだとおもう。

さまざまなシチュエーションで食事を共にする週だった。