「稲・石・秋刀魚・鮨」

9月連休の日曜日。自転車に乗るのが快適な季節のはずなのに、蒸し暑い。汗湧き出る感じ。こんな暑い夏、初めてだったなっ。で終わらず、秋まで暑さが持続する雰囲気が、凄い。でも、なんか、稲穂は元気な感じがする。調べたら…..

今年の稲作状況は、
全国的にはおおむね天候に恵まれ、令和6年産は前年比で増収が見込まれています。特に北海道や東北地方では天候が良好で、10a当たり収量が増加しており、全体的な予想収穫量も増加する見込みです。一方で、令和7年産は主食用米の作付けが大幅に増加する傾向にあり、今後の米市場に注目が集まる状況です。 

さて米相場どうなるのだろうか….「実りと祈り」秋祭りの季節だな。

冒頭の写真のミラーの右が金剛山で、今は動いていない金剛ロープウェイの入り口までヒルクライムすると、湧き水を提供している小屋があって、それ目指して登るのが、ちょっとしたモチベーションになっている。人の心理ってオモロイ。湧き水を大きな石のシンクで受けているのが、ちょっとした「好き」。この石どうしたのかっ…..と眺めながら、顔洗って喉を潤す。そうそうたまに自転車で明日香に行きたくなるのも、石を見たくなる衝動がモチベーションになっているからだとおもう。先日見た「江之浦測候所」も石の魅力がたっぷり。石に宿る何か…..。

今年は秋刀魚が大量らしい。鶴橋の「鮨屋」で、大将に、お勧めありますか….て聞いたら、秋刀魚どうですか….今年大量やからねっという。鮨で秋刀魚を食べることほとんどないけど、食べたら脂ものってとっても美味しかった。回転寿司の発祥が布施の元禄寿司で、うちの家から近くなので、できた当時、おじいちゃんが、鮨廻るのってそれっあかんでぇやっぱり目の前で大将が握って手で渡してもらわんとなっ。と言ってたが、いまや回転寿司はインバウンドの人達も惹きつける日本文化になった。

ごくごくたまに、その布施の元禄寿司に行くが「回転寿司」の反動で「鮨屋」のマーケティングとイノベーションがムツカシイ時代になっているとおもう。カウンターで握ってもらう鮨が高級になりすぎて…..。確かに金沢の「小松弥助」は感動したけど….。ちょうどエエバランスの「鮨屋」を継続経営する持続可能性がムツカシイ時代なのだろう。

そうそう「ものづくりセッション」があった土曜日。4組のプレゼンがあって、木原産業の木原さんによる商談の話と係数。オークマ工塗さんのファミリービジネスの話。紙芝居屋ガンちゃんによる電研の紙芝居仕立ての社歴プレゼン。最後が桃谷のピザ屋さんカサディエッロの塚本さんで、懇親会ではうちの加工場のピザ窯を使ってピザを焼いてくれた。同じピザ窯使っても、プロはひと味違うねっ。それで、飲食店業界のことを聞いてちょっと驚いた。起業後10年後には94%が倒産しているという。その要因が、味ばかりを追求するからだ…..という話だった。

これを「持続可能な工務店」に置き換えたらどうなるのだろうか…..社員と一緒に考えてみよっ…..とそんなコトを考えた連休前夜の「ものづくりセッション」だった。「稲・石・秋刀魚・鮨」そして「持続可能性」