「並べるポテンシャル」

magosと一緒に万博を楽しんだ水曜日。下校してくるのを待って、地下鉄で万博へ。30分ほど並んで入場できたのが17時過ぎで、パビリオンの予約は全く取れていない状況。今日は花火とドローンとお土産だけでエエのよぉ!と奥方が宣う。18時30分から花火があがるらしい。なのに、当日予約を試みろっ!と、やっぱり指示がでた。まだパビリオン諦めてないのだなっ。なんだかんだ5回ほど万博に足を運んだので、当日予約も慣れたものだが、数回試みて、すぐ諦めた。こういう作業に慣れて上手な人は、これからの新しい世の中を生きていくためのひとつの才能だなっとおもう。

パビリオンに入れないならブラブラ散歩して楽しむつもりだったが、実は散歩だけのほうが嬉しいのに、まずコンビニでおにぎり買って花火見ながら食べよっ!と指示がでて、コンビニへ。時間帯が良かったのか、ちょっと並んだだけで入れた。この万博での経験による私にとっての一番の成果は「並ぶ」ということができるようになったコト。この良い流れにのって、ついでに土産物センターでお土産買っておこっ!と指示もでたが、それなりの行列だった。が、そこは流石にとっても長い付き合いの奥方なので、素早く私の「並べるポテンシャル」を掌握していて、こちら側の土産物センターのこの行列の数なら大丈夫っ。magos+私が保護者についていく構図。

お土産物センターの中は押し合いへし合いの超過密な状態。満員列車以上。magosたちにとっても、欲しいモノの前で留まってじっくり物色する楽しみ方は、許されないぐらい人が押し寄せてくるのだった。値段を見て、この値段でも大丈夫っ…..と、かわいらしく聞いてくるので、ちょっと高いなぁ…..とか最初は言ってたが、この超混雑の中から抜け出したい一心になってきた私は、もぅ値段はどぉでもエエ気分になって「大人買い」して脱出することにした。

花火の時間が近づいてきて、リングの上には登れたが、リングの上の上段は定員オーバーで通行止めになっていた。ま、こういう時は、エエ場所とろうとあくせくせんと、この状況に従って、手頃な場所で楽しむのがmagos連れの心得のようなもので、UAE館前の手摺側がガラガラだったので、ここから見ることにして、おにぎりほおばりながらアラブ越しに眺める花火だった。

ドローンをmagosに見せてあげたいっというのが奥方の望みでもあって、とっても満員で、留まれる場所がまったくなく、警備員の人の、ここは通路です。留まらないでくださいっ!というアナウンスがずーっと響き続けて、難民のように人の流れに従って動いていくしかなく、放浪を続けているその途中に、一瞬の隙間を見つけた奥方の、ここぉっ!という叫び声に引きずられ、やっぱりmagos+私が保護者についていく構図。隙間から眺めるドローンショーになった。

それにしても、magosたちが大人になった世の中が「One World. One Planet.」が世界の共有認識になっていたらエエねぇ。