「歓談」

地車が町を練り歩いた10月15日16日。雨模様で、平日なので、子供たちやギャルたちの数も少なく、地車を引く人が少ないし、地車を見るために家から道路に出てくる人もほんのちょっと。お祭りのために有休を使って会社を休んで頑張ってる若い子たちは凄いよね。もう神社のお祭りは土日に変えてもエエようにおもう。岸和田の地車もかなり前に14日15日から土日になったしね。人が集まらないお祭りはちょっと寂しい。かつて「づどい、つながり、ひろがる」っていうコトバを使っていたのがgrafの服部さんだが、人が集まるって、簡単なことではないよね。

自転車で琵琶湖までいって、大津駅から輪行して帰えろうとしたら、大津駅前が地車で通行止めだった。とっても優雅な地車だなぁ…..。盛りあがっているような、いないような。まちの地車も過渡期のような気がする。自分が住んでる町を愛でるのって、案外むずいよね。ちょっと斜に構えたり。照れたり。無関心をよそおったり。集まってあ・げ・る気になかなかなれないのも解る世の中だしね。

そうそう、氏子総代会というのがあって、古くから地元に住んでいる人がお祭りの日に神社に集まって、地域の安全を祈願する。父から受け継いだ時に、こういう風習が脈々と続いているのを知って驚いたが、その集まりに参加するひとも年々減ってきて、世代交代が進みにくい状況。神社で祈願したあと、社務所で直会として御神酒を頂戴し、お弁当を食べながら「歓談」をするのが、楽しみだが、その時に「神社に人が集まる」というのが話題になった。

そのお祭りの夜に建築家の矢部さんと野田で「歓談」。立ち飲みてげてげで待ち合わせして、そのあと、サイゼリアで飲むという。この夏は、コワーキングスペースとして、かなり利用したらしい。そういえば、建築家の故秋山東一さんも、わたしはサイゼリストですよぉっ。とよく言っていた。サイゼリアを利用する建築家が多いのかも。知らんけど。サイゼリアで秋山さんと矢部さんと3人で飲んで建築とモノ談議しましょっ。と言ってたのが実現出来ませんでしたわっ。なんて話ながら、なんだかんだやっぱり建築の話で盛りあがって、次の日までワインの余韻残る夜だった。

「歓談」とは、うちとけた楽しい話し合い。気持よく心を割って話し合うこと。らしい。