「店」

一級建築士の指定講習会があって、ミナミで受講し、そのお昼休みに法善寺横丁西のインデアンカレーで昼食をする。久しぶりな感じ。高校生からこの最初のお店で食べているが、カウンターの中が世代交代されても、ずーっと同じ味を守り続け、いまも続いているのが凄いなっとおもう。支店にはスパゲティとか他のメニューもあるが、ここはカレーだけしか置いていないのも、ひとつの頑固なスタイルだなっ。ここのカレーは、なぜか卵を載せてもらう。口の中にいれた甘みから天頂に汗が出てくるような体感の辛さが好みだな。インデアンカレーの味は、創業者が考案したものを1947年以来ずっと守り続けております。って書いてあった。

「ものづくりセッション」があった土曜日。マシニングセンターでの精密部品加工をする(株)エフエムシーさんのプレゼンがあり、BtoBからBtoCを目指して、自社製品のプロダクトを開始し格闘しているプレゼンだった。金属で削り出された、おちょこは工芸品のような出来映えで、工務店的には大工棟梁が自らデザインした和室を手仕事で丹念に造っているようなイメージだった。家内工業的なものづくりの会社が、自社の商品を自らデザインし製造販売するのは、工務店が設計施工で住宅を造るのと似ているのかもしれない。

インデアンカレーのように80年近く、ひとつの味を守り続けて、世代交代しながらも持続可能なお店の規模と支店的な経営っていう形態があるのだなっ。ラーメン店も同じかっ。と、工務店という漢字に「店」というコトバが入っていることも踏まえて、飲食店から学ぶものも多い。「ものづくりセッション」のエフエムシーさんのプレゼンでは、ものづくりの会社として、店的というより工場的なので、自らプロダクトした製品が売れまくるのもエエが、その製品を通じて、その技術力に惚れ込んでもらい、BtoBとしての商売が繁盛する方向もあるのでは…..なんて懇親会でコミュニケーションしたのは、今週のワタシの口にインデアンカレーの味が残っていたからかも…..。

ちなみに「まちのえんがわ」で提供している「サヤカリー」は、基本になるコードのようなカレー味があって、それが毎回アレンジされて、そのモードが変わる。モーダルコーダルなカリーで、インデアンカリーとはまったく違う嗜好だが、それはそれなりに美味。よろしければ

そうそう、朝から雨の日曜日。なので、家でゴロゴロ。それで、M1をお昼から視聴した。「たくろう」「トンデコルテ」見たことなかったけど、オモロイよね。新しい世代、新しい笑いが、世の中をリフレッシュする感じで、エエなぁ。「MM1選手権」といって、M1を完コピして発表する遊びがあるらしい。もう何回か継続されていて、今回のネタは、うちの加工場を会場として1月24日に開催するという。誰が「たくろう」や「トンデコルテ」を演じるのか…..それはそれとして「笑い」にあふれた日曜日のリビングだった。