商売繁盛で笹もってこい

2026年、1月6日、木村工務店の始まりは、会社の会議室に、社員だけが集まり、年末年始のフィードバックと今年の抱負のようなものをそれぞれが語り、歩いて5分ほどの清見原神社にて参拝する。神社には、協力会社の精親会のメンバーも参加して、この一年の商売繁盛と安全無事を祈る。今年は天気が良かったので、参拝前に記念撮影。

会社の加工場に戻って、年頭所感をスピーチして、それぞれと賀詞交換をし、御神酒と簡単な昼食を食べて、お正月気分をリセットする。1月7日からはスロットル全開で、この午年を駆けだした。清見原神社の増改築工事に際しては、この加工場で、1年かけて吉野桧を手加工し、1年かけてこの現場で木組みを造ったので、毎年、神社の拝殿で参拝すると、その時のことを想起する。

職人不足が顕著な時代になってきて、なるべく「人の力」を少なくし、機械化に頼り、建築する時代になってきているが、木村工務店では、機械化に頼りながらも、建築のどこかに「手仕事」のようなものを表現し、それが施主の喜びに繋がれば嬉しいと願っている。それには伝統的な技術と、その技術を現代的な建築に編集する能力のようなものも必要で、音楽のリミックスぽいが、技術を「リミックス」するだけでなく。伝統的な建築に宿るイマジネーションと、現代の建築に必要なイマジネーションとを「リイマジネーション」できればとおもう。そのためには、会社のなかに、そういうことを理解する、設計担当者と現場監督と大工は必須だし、精親会というものづくりの仲間があってこその工務店でもある。そんなようなニュアンスを年頭所感で語った。

今週は、生野区新年交礼会がホテルアウィーナであり、生野産業会の新年会がホテルニューオオタニであった。昨日土曜日には心斎橋商店街のなかで木造で建築した岩橋ビルのオーナーさんが、その時の建築関係者を招待して頂き、とっても美味しい寿司のコースを食べながらの新年会だった。心斎橋商店街のなかの繁盛店として、商店街組合の皆さんから評価されているのが、嬉しい…..というお話をお聞きし、建築を通じて、商売繁盛につながるのは、工務店としての喜びのひとつであると、改めて、感謝の気持ちになった。大工の手加工による桧材の木造建築が、心斎橋商店街のなかで、そんなコトとは全く知らず、流行っているのが嬉しい。

今日、1月11日の日曜日は布施の戎神社で、残り戎として、商売繁盛を祈願してきた。「えべっさん」と入力しても「戎っさん」とは変換されないのが、大阪人としては寂しい…..。「商売繁盛で笹もってこい!こぉてこぉて笹こぉて。日本一の戎っさん…..」という音楽が流れ続け、そのコトバとリズム感に乗っかって、お賽銭を投げ入れ、笹を買う。戎っさんは、商売が上手いのだっ!

ある日この神社の前を自転車で通ったら、高級車に乗った神主さんが(知らんけど)鳥居から出てきた。「儲かってはるのやなっ!」と奥方がおもわず呟いた。ま、そういうコトも含めて、面白がって、商売繁盛を願うお祭りが、大阪人的伝統でもあるのだろう…..。戎っさんの勢いを頂戴して、木村工務店もその勢いに乗っかり2026年を精進していきたいとおもいます。本年もよろしくお願い致します。