バランスの変化

秋晴れの青空と朝日そして木漏れ日。うちのヤマボウシくんは紅葉をする前に落葉し続けている今年。いつもはこの写真の頭上にはモミジの葉っぱがいっぱいなのに、真夏に葉が焼けて落葉して、パラパラ状態。テレビを付けると、熊の出没が騒がれて、森の食べ物が少ないからだと聞く。猛暑の夏が秋まで持続して、森のバランスが崩れて変化しているのだろうね。窓を開け放ち、冷暖房を使わず、もっとも気持ちの良い秋の季節が、無くなっていくような感じ。冬がすぐ迫ってきた感じで、熊も焦っているのだろう。なので久しぶりに窓を全開してみて心地良さを味わおうとしたが、肌寒く、すぐ閉めた。

この秋は何度か通うお店の閉店ラッシュだった。どのお店もそれなりの繁盛店だったので、お客様からすれば居場所がなくなるので、寂しいし、どぉしたらエエのぉっ!という状態だが、店主にとっては、次の新しいステージに向かうそれぞれのタイミングがこの秋だったのだろう。うちの近くの「あそび菜」さんも今日の日曜日で閉店する。「まちのえんがわ」で数度ワークショップを開催してもらったりで、ほんとご苦労さまでした。まちの灯台のようなこの灯火も消える…..。

「黒字リストラ」というコトバを聞くようになった昨今。「日経平均株価が足元で4万7000円を超え、史上最高値の更新も続く2025年。そんな株価の活況とは裏腹に、日本企業で人員削減の動きが止まらない。広がる黒字リストラの波。経営者は何を狙い、労働者はどう対処すべきか」なんて日経新聞に書いてあった。企業内のバランスも変化させたい時なのだな…..。そうそう髙市内閣が発足して、今以上に政治に興味が湧くここ数日。政治のバランスも大きく変化しようとしている秋だし、インバウンドを含む外国人労働者の課題も動き出す。

ミナミを歩くと、そのインバウンドがいっぱい。日本人とのバランスが完全に逆転している。しかも欧米人が目立つ。金龍ラーメンの立体看板の尻尾が隣地に越境していて、それが切られるニュースがあって、通りかかったついでに想い出した。見ると「金龍」対「神座」の看板対決になっていた。龍の尻尾を切って神の座を新たに据えるっ!という物語だったのか。この神座のデザインなら、龍の尻尾を切ったあと、またその尻尾を付けてあげてもオモロかったよね。

バランスが変化する秋だな。