コロナ禍な年末。

今年最後の日曜日。うちの庭の手入れをしてくれている海平造園のウミヒラくんが、日曜日に関わらず来てくれて、楠木の剪定をしてくれた。今まで、何十年もうちの庭の造園から剪定までしてくれていた海平造園のオヤジは80歳前で、流石にコロナ禍とか、体力的にもいろいろで、それに高いところに登るのも危険。なので今年からは息子のウミヒラくんが担当する事になった。大きくなりすぎるのを如何に大きくしないように、カッコ良く丁寧に剪定するのかが、庭の木々にとってはとっても大切なコトで、塀で囲まれた庭の木が大きくなると「困る」っていうのは、とってもよくできた「漢字」だとおもう。
「商売と屏風(びょうぶ)は広げすぎたら倒れる」というのは京都商人のコトバらしいが、ワタシの祖父も祖母も同じようなコトバを事あるごとに呟いていた。最近のコトバではスモールエクセレントな企業。なんていうのが、おなじようなニュアンスなんだろ。木が大きくならないように、オヤジひとりでうちの庭を手入れしてくれていた、ある日、ムスコさんが、庭師として手伝うようになり、オヤジに厳しく教えられながら、オヤジの手元として働いていた姿が、いまや、オヤジに代わり、夜遅くまで楠木を剪定してくれる立派な職人さんになった。教育とか成長とか世代交代とか繋ぐとか持続可能性とか、そんなのを職人としても企業としても考えてみる2020年最後の日曜日になった。
そうそう23日の夜。コロナ禍ならではのZOOM忘年会が二つも重なり、ひとつは、コアリノベ研究会で、参加者は建築関係の熟女中心。もうひとつは、名古屋のコスモホームの鈴木さんが主催し建築家秋山東一さんを中心とする全国の工務店の社長中心で男だけ。おっさんばかりが集まると、女子には聞かれたくない会話になるのは、必然で、ミュートを使って、話が漏れないように気を使うワタシと、熟女の会話に心和むワタシ。精神分裂状態のようなコロナ禍デュアルZOOM忘年会は、まさしく今年を象徴するような出来事だった。
コロナ禍に始まりコロナ禍に終わる一年だった。というより、コロナ禍と共存するお正月を迎えようとしている。今年は、12月末になっても、落ち葉にならずに枝にくっついたまま紅葉している木々が多く、紅葉したままお正月を迎える木もあり、そんな現象があちらこちらで起こっているという。うちの庭のモミジは、いま紅葉真っ盛りだ。そんなちょっと特異な2020年の暮れ。

木村工務店では、12月28日から1月6日までお正月休暇です。コロナ禍と共存しながらも、エエお正月を過ごせるように、工夫したいものですね。今年もこのブログをご愛顧賜りありがとうございまいました。木村工務店ともども、来年もよろしくお願い致します。




建築で例えれば劇的ビフォーアフターのリフォームのようで、ルンバを魔改造するという企画が、いま的な感じでオモシロイが、その参加社のホンダ技研が、ジャンプさせるために、自転車の空気を充填するための、小さな「CO2ボンベ」を使用して、ジェット噴射させて、改造ルンバを大ジャンプさせた。きっと自転車好きの、ものづくり社員がいるのだな。ワタシも、自転車に乗るときは、常時1本は携行しているし、何度かパンクの時にお世話になった。そのCO2ボンベの形状もなんとなく好きだが、空気を充填する勢いも凄く、その勢いに驚いて、タイヤの充填を失敗したこともある。なんか面白い道具だな。っとおもっていたら、それを使って、飛行機のジェット噴射の技術で、ルンバを遠くに飛ばした。そのアイデアと、技術と、飛んだ姿のカッコ良さ。それを作ったひとたちの、モノを作るための粘り強い姿と、その喜んだ様子に、グッッときた。コロナ禍だからこそ、こういう企画に載っかれる「時間」があったのかもしれない。




























