自転車を通じて…
猛烈に暑い日々。日中は外に出ないで下さい。くれぐれも熱中症に注意して下さい。死に至ることもある危険な暑さです。のようなアナウンスがあると、心配が倍増するので、早朝、自転車に乗るかどうか、一瞬ためらったが、生駒山の大阪側は、西向きなので、朝なら、日陰になって、まだまし、かなっとおもい、十三峠を往復する。それにしても汗だく汗だく。それでも数多くの自転車乗りやランナーが、ヒルクライムする汗だくの姿とすれ違うと、一瞬だけ、サウナで汗をかくような、心地良さを感じた。
大竹交差点に到着する手前の下り坂で、早朝から連絡を取り合っていた、ヒルクライムする小学校の同級生のニシノくんとすれ違い、そのまま、一緒に少しだけ坂を登り返して、玉祖神社の階段で休憩することにした。地元のおっちゃん2人が休憩していて、ほんま暑いねぇっと声を掛け合う。鳥居の手前の急勾配の階段に腰掛けて、西側に見える大阪平野を臨むと、ど真っ正面に、ハルカスが見えた。ちょっと墓標チックな硝子の面がスッとそびえていて、だんだん大阪に馴染んできた感じ。視界がエエ日は、淡路島と淡路大橋が見えるで。なによりも、夕焼けが、メチャクチャ綺麗やわ。っと4人が一緒に階段に腰掛けながら、オッチャン2人が語ってくれた。
そういえば、先日、木村家の吉野檜を納材してくれた、坂本林業のサカモトさんのお誘いで、大和八木駅前の近鉄百貨店の屋上ビヤガーデンで、竹中工務店さんの設計の方々と一緒に飲んで、ちょうど、アベノハルカスの担当の方だったので、いろいろな建築談義が楽しかったが、そのハルカスの写真を撮影された、スペイン在住の建築カメラマンのスズキさんもご一緒だったので、尚一層、ケンチク噺で盛り上り、印象深い夜になった。その時の出来事が、ハルカスの硝子面を見ながらフラッシュバックした。
大きな大きなクスノキの下で、木陰になっている、急勾配の階段に座って、大阪平野を眺めていると、背後の山から、涼しい風が吹いてきて、それがとっても心地良かった。暫く、同級生と、あれやこれやと、世間話をしながら、背中に感じる、ひんやりとした風を感じつつ、気持ちエエなっと語り合っていると、箒で、落ち葉を掃除しているおっちゃんが、この背後の山のすぐ近くに滝があって、その滝が冷気を運んでくれているんやで。っと教えてくれた。

今回の木村家のリフォーム工事では、実験的に、PSの冷暖房を導入した。クーラーほどの、圧倒的な冷気はないが、じっとしていると、心地良い、ひんやり感があり、この2が月ほど、使ってみると、PSのフィンに、扇風機をあてると、ひんやりした風が、それとなく空間を吹き抜けて、それが心地良いことに気付いた。山と滝と風の関係と同じなのだと、玉祖神社の天然記念物らしい長鳴鶏が、コケコッコーっと鳴き続けている声に覚醒を促されながら、心地良い風の仕組みを体感した。
そのあと、八尾に出来た、自転車を持ったまま入れるカフェ、フランシーの2階で、モーニングをしたが、猛烈の暑さと、スポーツで汗をかいたあとの、クーラーが効いた大きな空間で、自転車を眺めながら、サンドイッチを食べて、ラウンジソファーで寛いでいると、2人貸し切り状態だったので、まるで女子会のように、ダラダラとした朝の心地良い時間が、過ぎていった。
そういえば、海の記念日の連休は、しまなみ海道の生口島の宿「輪空」で知り合った6人で、自転車に乗ることになっていて、ところが、あの大雨の災害で、水道が復旧しないまま、2週間ほど経過し、宿は、休業状態だったが、常連のようななってしまっていることもあり、20リッターのポリタンクに水を満載し持参しながら、災害という出来事に気も使いつつ、お風呂は、大きな銭湯まで車で入りにいって、皆で宿泊することになった。まだまだ、あちらこちらに土砂崩れの土が道路に散乱している箇所があって、ほとんど観光客や自転車に乗る人達がいない、静かな、しまなみ海道だったので、観光収入としては大打撃なのだろう。夜な夜なワールドカップサッカーの決勝戦を見ながら語り合った、「状況」が記憶として残る旅となった。

自転車を通じた体験が重なった週だったな…..。


こんな体調不良や、土曜日深夜の宴会や、日曜日朝の雨や、サッカーワールドカップや、そんなのが続いて重なり、そんなこんなで、日曜日の朝の自転車とも暫くとーざかっていて、今日は住宅相談会のある日曜日だったが、定期的に運動をしていないと、なんとなく体調不良に陥りそうで、それで、早朝に起きて、午前9時過ぎ帰宅予定で、葡萄坂を登り、のどか村で休憩し、朝護孫子寺をお参りして、フラワーラインから、裏十三峠を登り、展望台で小休止したあと、十三峠を下りて、家に戻ったが、もう既に暑く、汗がしたたり落ち、
掃除の時、もう何年も、マキタのコードレス掃除機を使っていて、つい1週間ほど前に、ベッショ大工が、シャチョウこれ使ってみて下さい、とサイクロンタイプになるアタッチメントを渡してくれた。これが、なかなか良い。ゴミ捨てが格段に楽になった。が、アタッチメントの部材分だけ掃除機の長さが長くなって、そうそう、家では、ダイソンを使っていて、普段はほとんど使う事がないが、奥方が旅行に出掛けて、その間、使ってみると、ダイソン掃除機の竿の長さが長いのが、便利といえば、便利だが、マキタの竿が短いのに慣れているので、なんだか掃除しにくい。バッテリーの時間も短い。でも、床板の素材を痛めない感じでよくゴミを拾うヘッドがエエのだなぁ。それに比べて、マキタのヘッドはシンプルすぎて、だからこそ、現場向きなのだろう。
とってもエエ天気でエエ気候の日曜日。久しぶりに予定がな~にもない日曜日だった。前日の土曜日に、美味しい餃子屋さんがあるから一緒に食べに行こうと誘われて、大東にある丸正餃子店本店へ行く。初体験。午後3時から予約受付で、午後5時に来て下さいと言われ、その時に、何人分食べるかを「宣言」するらしい。打ち合わせが長引いて、出発が遅れ、ぎりぎり午後5時2分に到着し、お店の扉をガラガラと引いて中に入ると、カウンターだけの店で、








そういえば、研修旅行の一日目は、黒澤明の夢の最後のシーンのロケ地にもなった、大王わさび農園の美しい湧き水の上をゴムボート進んだが、黒部ダムは、破砕帯の水に苦しめられて、あらこちらで、水が流れる様子を垣間見、「水」とういのが、日本的なキーワードのひとつなのだと、気付かされた旅でもあった。
そんなさなか。今週月曜日の納税協会の総会の時に、税務署署長から感謝状を手渡しで受けとる。有り難く頂戴しつつも、また、続けてね。みたいな、お願いでもあるわけで、こういうのを皆の前で、お渡しする、仕組みそのものが、良く出来ているともおもうわけで、いわゆる、「褒め殺された」わけであり、いずれにしても、「感謝」というのを、なんらかの「形」で表現されると、悪い気はせず、じゃぁ、来年もやってみるかぁ。みたいな心情になってしまうのが、心の有り様なんだろう…..。
日曜日。早朝に目が覚めて、久しぶりに自転車に乗って、十三峠からフラワーラインを抜けて、信貴山の朝護孫子寺の境内に立つと、大和盆地の屋根屋根が朝日に照らされて、キラキラして、とっても美しく、暫し見とれる朝だった。葡萄畑を通過し、三郷の方に降りて、モーニングが食べられるカフェに立ち寄ると、生憎の休業で、スマホからホームページを調べると、家族との時間をとるために、日曜日を休業にするという。そりゃ仕方ないね。なんておもえたりするのが、最近の働き方改革の影響なのだろう。誰もが、どんなライフタイルで、どんな働き方で、仕事と家族と遊びをバランス良く両立させて生きていくのかを悩む時代で、二兎を追う者は一兎をも得ず、なんていう諺が常識のように機能し、躊躇していたことが、大谷選手のように、二刀流として活躍できる可能性を模索するような時代で、さて、このカフェの家族は、どんなライフスタイルになっていくのだろうかね…..。
昨夜はとっても寒く、布団にくるまるようにして寝たので、今朝も少々肌寒く感じながら自転車に乗ったが、お昼からは、半袖で過ごせる心地良いエエ気候になって、そんな陽気のなかで、造園のイエタニさんによる、プランター台を製作するワークショップがあり、そのデザインを大手のインテリア設計施工会社で、デザイナーをしている、「まちのえんがわ」の隣に住む、通称サッチーが担当した。こぢんまりしたワークショップだったが、出来上がった作品に、参加者の誰もが笑顔になる姿を見て、少人数故のアットホームなワークショップの良さを再発見した心地良いお昼だった。