オンラインで共有するコト
コロナ戦の緊張感がどんどん増してきた今週。
打ち合わせのために、施主と建築家が、木村工務店に集合することになっていた水曜日の夜だったが、それぞれが地下鉄で移動し、わざわざ弊社まで来てもらうのに、とっても気を使う昨今。それで、木村工務店の見積担当のトミマスと現場担当のシノダとワタシが応接室に集合し、建築家のヤベさんとお施主さんとの3者でオンライン打ち合わせをやってみると、おもった以上にうまくいって、画面を共有するコトもそれなりに快適で、これからは、オンラインでの時間を共有する打ち合で、そこそこやっていけそうな気がした。
土曜日の木村工務店は、大阪府の週末の不要不急の外出自粛要請に従って、在宅勤務としたが、現場や会社での打ち合わせがあった社員数名が出勤する状況だった。かなり昔からサイボウズというシステムを使っているので、スケジュールや現場報告など、オンラインで共有できる仕組みがそれなりにあるので、それを活用した在宅勤務としたが、電話やメールやLINEのやりとりだけでなく、社員皆が顔を合わせて時間を共有するコトも必要な気がして、それで、水曜日のオンライン打ち合わせの経験を活かして、前日にタカノリが whereby で、オンラインミーティングのシステムを構築してくれたので、午前10時と午後3時にオンラインにアクセスするように在宅勤務の社員に呼びかけてみたが、ほんの数名だけしかオンラインに集合しなかった(笑)

午後3時には、女子社員の何人かと、窓を全開にして、うちの家の8分咲きの桜を見ながら、ほんの短いティータイムで過ごした。場所と時間を一緒に共有出来るコトが、とっても有り難く楽しいコトだったのだと、真面目に考えてしまう時代になってきた。そうそう午前中のお施主さんとの打ち合わせでは、木村工務店の事務所に集まった3名と、在宅勤務中の設計担当ハヤカワの自宅をオンラインで繋いで打ち合わせをしてみたが、それなりの情報共有ができたような気がして、これからしばらくは、お施主さんと、オンラインでの設計打ち合わせになっていくような気がする。

日曜日の「まちのえんがわ」は臨時休業としたが、この機会に、オンライン「まちのえんがわ」をオープンすることにした。知り合いの三人ほどが、遊びに来てくれて、なんとなく、どんな感じにすれば良いのか実験中で、ま、それなりの可能性と楽しさがあるとおもうので、 https://whereby.com/matinoengawa として土曜と日曜日の11時から18時までオープンしています。ワタシもその日は、オンライン「まちのえんがわ」周辺をブラブラしているので、よろしければ、ふらりと「オンライン縁側」に遊びに来て下さい。
それにしても、徐々に徐々に自分がコロナウイルスに感染している気分に陥るわけで、それゆえに、他のひとに移さないよう配慮するのがソーシャルディスタンスなんだろう。忘れかけていた忍耐なんていうコトバがますます現実味をおびてきたコロナな今週で、コロナウイルスの終息を祈りたい。
隣に住むマゴたちはエネルギーを持てあまして早朝から枕元にやってきたりし、長男世帯が住む隣の家で動き回る歓声とざわめきが伝わってきたが、今日からテレビ番組が始まるキラメイジャーというスーパー戦隊シリーズが始まると急に静かになったので、どんな番組かとちょとだけ視聴してみたら、仮面ライダシリーズやゴレンジャーシリーズの延長線なのだろうが、最近のロボのデザインがどんどんきらびやかになって、こんなデザインでエエのだろうかねぇ…最近のトヨタ車もこんな感じのデザインだしな…これからの子供達が喜ぶデザインって、こんな感じなのだろうかね…..と。それにしても子供向けテレビも、ひょっとすれば、コロナウイルス後の世界観は、今までと違う世界観になって、番組もデザインも大きく変化するのかもね。










そうそう、24日の祝日、長男家族たちと一緒に、日帰りで、岐阜の高須スノーパークへスキーに行ってきた。なんとなく再びスキーにやる気がでて、マゴたちと一緒に滑る日を楽しみにしている。っていうのもあるが、スキー板が進化して、スキーの滑り方も変化し、リラックスして滑れるようになった。少し開きぎみで両足でスキーを操作し、板をフラットにしてセンターに乗って体重移動でターンのきっかけつくって、かかとよりの雪面からの力を感じながら、自然に板がたってゆるやかな弧を描いてターンするイメージなのか。筋力よりバランス。母子球に乗って上下の抜重でテールをズラして滑っていた時より体の負担も少ない感じ。コブを果敢にトライしなければ快適なのだ。コブは横滑りでズラしてズラして安全第一。シニアでもそこそこいけるのは板と靴の道具の進化だな。ま、でも、ワタシ、午前中滑ったらもう充分満足。お昼の休憩でバックルを解放したら、もうバックルを締め付けたくないのだな。それにしても、スキー場の建築は、もっとオトナな感じにならないものかね…..。



「勧進帳」を観る日曜日。雨の京都の南座で、市川海老蔵特別公演を観賞することになって、いやもちろん、歌舞伎を好んで観る趣味をもっているわけではないのだけれど、奥方の友人で、家造りにも関わらさせてもらっている、いわゆる施主でもある方が、歌舞伎ファンで、真正面の前から2番目の席を取って頂いた。それが、どれだけ凄いことかは、着席して、幕が上がって理解した。すぐ目の前に、海老蔵がいて、目が合う感じがするのだ。
舞台に向かって右側の袖の席に、舞妓さんたちが沢山座って鑑賞している雰囲気が、いかにも京都らしく、休憩時間には、最前列にいた黒い着物姿の女性に、全員が挨拶にきて、その様子が伝統と格式を感じさせ、舞妓さんと歌舞伎と京都南座といベストマッチな雰囲気を見ていると、ワタシは外国人、みたいな気分で眺めていた。そうそう、演目の前に、舞台挨拶があって、フツウの着物姿で、海老蔵や右團次や合計5人が挨拶をし、質問コーナーなどもあって、笑いと和やかなムードの現代的なフツウの人間としてのトーク番組的演出のあとの、あの緊張感のある古典の勧進帳で、そういう「今」と「古典」を違和感なくタイムトラベルさせられてしまうところに、歌舞伎の現代性を垣間見たおもい。








