コロナ的好転換
コロナショックの拡大続く日曜日。だいたい日曜日の朝は、いつもどおりの早朝に目が覚めて、自転車乗ったり、スーパー銭湯に行ったり、すぐに肉体的な負荷をかけるべく動くのだけれど、なんだかコロナな雰囲気に、自重するムードが漂って、布団の中に入ったままテレビを付けてニュース報道を見守る日曜日の朝。これはこれで日曜日の朝的雰囲気でほっこりするが、テレビを見れば見るほど経済的影響が心配になり、株価の大暴落…..とか、こんな状況で会社はうまくいくのだろうか….とか。
昨日の土曜日に予定していた「ものづくりセッション」が、新型コロナウイルスを考慮して中止になった。「懇親会無しマスク手洗い間隔あけて座る」という計画もあったが、参加者への気遣いもあって中止することにした。3月19日の「空き家カフェ」も中止する事にした。3月29日に予定した「珈琲ワークショップ」も中止になった。参加者や自分がウイルスに感染したくないというのもあるが、それぞれ主催するワタシが、100%感染していないという確信を持てないのがいまの状況のような気もするわけで、それゆえ、他のひとに感染させない配慮に気遣うのが、主催者の立ち位置でもあるのだろうし、いまの時期にクラスターを発生する場所になるのも、社会的責任を感じるし…..。なんて、あれやこれや、見えないウイルス、見えない恐怖、社会的配慮と戦うのは確かにやっかいだな。ウイルスの正体って何なんだろうかね。
そうそう、今回のニシミネさんによる珈琲ワークショップは中止になったけれど、次回にちょっと楽しそうな企画もあったので、中止するふんぎりもついたわけで、アウトドアーで、豆をローストできる手造りのロースターを板金ワークショップのメンバーとコラボしながら製作するという企画。
ニシミネさんが製作した「焙煎豆冷却器」が「DIYでコーヒーを楽しむ本(学研ムック)」に掲載されていて、その実物を使ってワークショップもしたのだけれど、その本に…..


アウトドアーで、豆をローストしてコーヒーを煎れるのが、ちょっと格好良さそうだし、とっても楽しそうで、焚き火しながら、ロースターをぐるぐる廻すとか…..。なので、そんなのを、「東成錻力職人」に手伝ってもらいながら、手造りロースターワークショップを開催しようかと企画中。
そういえば、4月開催予定の「研ぎワークショップ」では、超マニアックな「研ぎ屋むらかみ」のムラカミさんと打ち合わせをし、包丁を研ぐワークショップを開催することになって、コスパのよい砥石も手配頂き、それを各自購入してもらって、包丁の研ぎ方を教わるのだが、女性を中心にあっというまに定員の10人が集まる人気には予想外で少々驚いた。
打ち合わせの時に、ムラカミさんから研ぎ方の手ほどきを受けると、とってもオモシロイ。それで、ワタシ、普段、包丁など使わないので、そうそう、昨年メルクリンのワークショップを開催した建築家の秋山東一さんのブログにOPINELのナイフがでてきたのを想い出して、あれ、柄がカッコエエので、昔、欲しかった時があって、ムラカミさんに、あのナイフ手に入れて、ワークショップで研げますかって聞くと、大丈夫ですよって答えが返ってきた。なので、ワタシ、OPINEL#12を手に入れて、ワークショップに参加する予定。そうそうアウトドアー好きのオトコの子が集まるワークショップを増やしたいものだな…..。

昼過ぎ、「まちのえんがわ」に、京都一乗寺で15年ほど前にリフォームしたサトウ女子が、ふらっとお見えになって、とんちゃんと、アオキさんと、奥方を交えて、持参頂いた手造りケーキを食べながら、ガールズトークに花が咲いた。こんな近い距離感で会話するのが良くない時節なんだと、写真を見て、反省するんですが、ま、ガールズといっても、皆さん、そこそこの年齢なんですけどね。
そういえば、昨日の土曜日はワタシの誕生日だった。この歳になると、誕生日がやってくるのが、少々寂しい気分。本来なら、「ものづくりセッション」があって、その懇親会で食事することになっていたが、コロナの影響で、家に居ることになった。おかげで、マゴ達を交えて、奥方と長男ワイフの手作り料理で、一緒に食事が出来て、ハッピーバースデーケーキの蝋燭の炎をマゴのリズムに合わせてフゥッ吹いて、とそんなコトが案外、嬉しかったりして。
皆で、一緒に食事が出来る場所、それは、かつてのカマドであり、家の中心におかれ、そこで食材も人生も転換を起こしていた。大地と海がもたらした恵みが、家庭の台所で調理され、皆の健康をささえる恵みに姿を変える。なんて云ったのは、中沢新一の大阪アースダイバーでの語りだが、家庭のキッチンと食卓テーブルが、それぞれの人生の転換をおこす場所になるのもエエよね…..。

こんな春のこんな気候の日曜日は、ソトで食事をする日曜日の夜になるはずなのだが、コロナ気分な影響下にあるからだろう、イエで、夫婦二人で、たこ焼きパーティーをすることにした。久しぶり。いや、子供を交えず、二人でやるのは初めてだな。蛸に2000円も使って、贅沢なたこ焼きやわ!と奥方の嘆きのような喜びのような。
あれやこれや、コロナ的好転換を試みたいものだな。
そうそう、24日の祝日、長男家族たちと一緒に、日帰りで、岐阜の高須スノーパークへスキーに行ってきた。なんとなく再びスキーにやる気がでて、マゴたちと一緒に滑る日を楽しみにしている。っていうのもあるが、スキー板が進化して、スキーの滑り方も変化し、リラックスして滑れるようになった。少し開きぎみで両足でスキーを操作し、板をフラットにしてセンターに乗って体重移動でターンのきっかけつくって、かかとよりの雪面からの力を感じながら、自然に板がたってゆるやかな弧を描いてターンするイメージなのか。筋力よりバランス。母子球に乗って上下の抜重でテールをズラして滑っていた時より体の負担も少ない感じ。コブを果敢にトライしなければ快適なのだ。コブは横滑りでズラしてズラして安全第一。シニアでもそこそこいけるのは板と靴の道具の進化だな。ま、でも、ワタシ、午前中滑ったらもう充分満足。お昼の休憩でバックルを解放したら、もうバックルを締め付けたくないのだな。それにしても、スキー場の建築は、もっとオトナな感じにならないものかね…..。



「勧進帳」を観る日曜日。雨の京都の南座で、市川海老蔵特別公演を観賞することになって、いやもちろん、歌舞伎を好んで観る趣味をもっているわけではないのだけれど、奥方の友人で、家造りにも関わらさせてもらっている、いわゆる施主でもある方が、歌舞伎ファンで、真正面の前から2番目の席を取って頂いた。それが、どれだけ凄いことかは、着席して、幕が上がって理解した。すぐ目の前に、海老蔵がいて、目が合う感じがするのだ。
舞台に向かって右側の袖の席に、舞妓さんたちが沢山座って鑑賞している雰囲気が、いかにも京都らしく、休憩時間には、最前列にいた黒い着物姿の女性に、全員が挨拶にきて、その様子が伝統と格式を感じさせ、舞妓さんと歌舞伎と京都南座といベストマッチな雰囲気を見ていると、ワタシは外国人、みたいな気分で眺めていた。そうそう、演目の前に、舞台挨拶があって、フツウの着物姿で、海老蔵や右團次や合計5人が挨拶をし、質問コーナーなどもあって、笑いと和やかなムードの現代的なフツウの人間としてのトーク番組的演出のあとの、あの緊張感のある古典の勧進帳で、そういう「今」と「古典」を違和感なくタイムトラベルさせられてしまうところに、歌舞伎の現代性を垣間見たおもい。


















CX(顧客体験)視点で考える工務店の再構築。なんていうタイトルだったが、その中に、2018年に経産省と特許庁が提言する「
四つ目は、生野産業会の新年会で、毎年1時間ほどの新春講演会のあと、新年互礼会が、ホテルニューオータニ大阪であり、多くの生野区の企業の方々、行政の方々、議員の方々が参加されるので、コンパニオンもいて、円卓テーブルを取り囲む、華やかな新年会だが、こちらも父からの引き継ぎで参加して5年目になり、最初は父との思い出話などが、コミュニケーションのきっかけになっていたが、徐々に、ワタシとの関係性も芽生えてきて、さまざまな職種の経営者のオーラを浴びるのがなんとなく楽しい。そういえば、講演会の最後のコトバが、『100年に一度の大変革の時代に「第2創業」「第3創業」を。ちょっとの勇気と凶器を』だった。Rebornな気分と一致するので勇気づけられたが、まだ少々引きずっていた正月気分が「ケイエイと繋がる」そんなきっかけになる新年会だった。